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日本人になった祖先たち DNAから解明するその多元的構造 (NHKブックス) 単行本(ソフトカバー) – 2007/2/24
篠田 謙一
(著)
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- 本の長さ219ページ
- 言語日本語
- 出版社NHK出版
- 発売日2007/2/24
- ISBN-10414091078X
- ISBN-13978-4140910788
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対象商品: 日本人になった祖先たち DNAから解明するその多元的構造 (NHKブックス)
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登録情報
- 出版社 : NHK出版 (2007/2/24)
- 発売日 : 2007/2/24
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 219ページ
- ISBN-10 : 414091078X
- ISBN-13 : 978-4140910788
- Amazon 売れ筋ランキング: - 374,030位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 125位サル・人類学
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年4月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この手の記事や本が好きなので良く買っている。執筆者によるのだろうが年代、解釈が本により異なるが、致し方ないところ。100万年単位の精度で誰が真実を語ることができるだろうか。およそでだろうの話だが、とても楽しい。
2018年1月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
篠田謙一「日本人になった祖先たち」を読みました。
最近の遺伝子研究による日本人のルーツ研究の入門書です。
今まで考古学・民俗学・文化人類学で諸説がありました。
昭和20年代には江上 波夫という考古学者が日本人のルーツは騎馬民族であという説を唱え、評判になりました。
日本各地で発掘された馬の埴輪にヒントを得ての仮説だったのでしょう。
遺伝子分析・研究が進んだ今では、お恥ずかしい限りの珍説です。
DNA解析の学問である分子生物学が日本人のルール探しの主役になりつつあります。
考古学、民俗学は、分子生物学の研究結果を後追い確認する様相です。
遺伝子の観察技術、分析技法が更に進歩すれば、考古学者たちは分子学者に分析試料の人骨を提供することに特化する採掘専門家になってしまいそうな勢いです。
1990年代の研究で、私たち現代人と同じグループの新人類は、20万~10万年前にアフリカで生まれ、7万~6万年前に全世界に広がったことがミトコンドリアDNAの分析で判明しました。
同じ遺伝子を持ったグループは「パプログループ」と呼ばれ何十種類もあり、さらにサブ分類があります。
どのパブログループの割合が多いかで人種の特徴が現れます。
何万年単位での人類の移動で、各地域で特徴が違っています。
アフリカ人種、ヨーロッパ人種、アジア人種、アメリカ人種の特徴があり、更に細かく分けた地域で差異があります。
日本人とよく似たパブログループはチベット民族で、これは海に囲まれた日本と高地で多民族との接触が少なかったチベットは、他のアジア民族との接触が少なく、同じような特徴がでています。
日本人は、中国人や朝鮮人とは明らかに違うグループで、別の人種です。
DNAの研究は、爆発的に進んでおり、日進月歩で従来の知見が変更されるのが常です。
この本は8年前に書かれたものです。
今年・2015年と比べ内容が古くなっている箇所が多分多くあると考えます。
12月に宝島社から一般向けの日本人のルーツの本が発売予定です。
ちょっと、楽しみです。
最近の遺伝子研究による日本人のルーツ研究の入門書です。
今まで考古学・民俗学・文化人類学で諸説がありました。
昭和20年代には江上 波夫という考古学者が日本人のルーツは騎馬民族であという説を唱え、評判になりました。
日本各地で発掘された馬の埴輪にヒントを得ての仮説だったのでしょう。
遺伝子分析・研究が進んだ今では、お恥ずかしい限りの珍説です。
DNA解析の学問である分子生物学が日本人のルール探しの主役になりつつあります。
考古学、民俗学は、分子生物学の研究結果を後追い確認する様相です。
遺伝子の観察技術、分析技法が更に進歩すれば、考古学者たちは分子学者に分析試料の人骨を提供することに特化する採掘専門家になってしまいそうな勢いです。
1990年代の研究で、私たち現代人と同じグループの新人類は、20万~10万年前にアフリカで生まれ、7万~6万年前に全世界に広がったことがミトコンドリアDNAの分析で判明しました。
同じ遺伝子を持ったグループは「パプログループ」と呼ばれ何十種類もあり、さらにサブ分類があります。
どのパブログループの割合が多いかで人種の特徴が現れます。
何万年単位での人類の移動で、各地域で特徴が違っています。
アフリカ人種、ヨーロッパ人種、アジア人種、アメリカ人種の特徴があり、更に細かく分けた地域で差異があります。
日本人とよく似たパブログループはチベット民族で、これは海に囲まれた日本と高地で多民族との接触が少なかったチベットは、他のアジア民族との接触が少なく、同じような特徴がでています。
日本人は、中国人や朝鮮人とは明らかに違うグループで、別の人種です。
DNAの研究は、爆発的に進んでおり、日進月歩で従来の知見が変更されるのが常です。
この本は8年前に書かれたものです。
今年・2015年と比べ内容が古くなっている箇所が多分多くあると考えます。
12月に宝島社から一般向けの日本人のルーツの本が発売予定です。
ちょっと、楽しみです。
2008年8月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書を一言で言うと、ミトコンドリアDNAから読み解く母系の日本人ルーツ
でしょうか?他の書評子の方が書かれているように、確かに面白いです。
ただ、やたら細かい数字が出てくるので、私のようなド素人にはデータを
追うのに、ちょっと疲れてしまいました。
また、筆者の科学者としての良心からでしょうか、厳密性を追求するあまり
想像力を抑制し過ぎているため、ストーリーに面白みと深みが欠けている
ような印象を持ちました。一般書ですので、もう少し肩の力をぬいて、
想像力を膨らませてもよかったのではないでしょうか?
(このあたり、新聞記者の書いた「人類進化の700万年―書き換えられる
ヒトの起源」 (講談社現代新書)の方が読みやすく、面白く感じました。)
ただ、ミトコンドリアDNAの全遺伝子解明からわかる分子人類学には
大きな可能性を感じました。今後、(過去人の)個体サンプル数が
増えていけば、もっともっといろいろなことがわかってくるのでしょうね。
DNA解析が生物学や人類学の基礎学問であることもよくわかりました。
ところで、余談になりますが、今回の話では、系統図のところ
(統計解析)が十分に説明されていない印象を持ちました。
理系出身者としては、どのような統計解析をおこなって、
人種間の近さを出しているのか、知りたくなりました。
また、このような遺伝情報はネットで公開されていて、誰でも
アクセス可能であり、やる気さえあれば、自分でも解析可能とのこと。
面白いですね。ネットで調査してみます。
ちょっと、厳しい書評になりましたが、良書であることは確かです。
分子人類学に興味のある方だけでなく、「われわれはどこから来て
どこに行こうとしているのか」を考えている人に薦めます。
でしょうか?他の書評子の方が書かれているように、確かに面白いです。
ただ、やたら細かい数字が出てくるので、私のようなド素人にはデータを
追うのに、ちょっと疲れてしまいました。
また、筆者の科学者としての良心からでしょうか、厳密性を追求するあまり
想像力を抑制し過ぎているため、ストーリーに面白みと深みが欠けている
ような印象を持ちました。一般書ですので、もう少し肩の力をぬいて、
想像力を膨らませてもよかったのではないでしょうか?
(このあたり、新聞記者の書いた「人類進化の700万年―書き換えられる
ヒトの起源」 (講談社現代新書)の方が読みやすく、面白く感じました。)
ただ、ミトコンドリアDNAの全遺伝子解明からわかる分子人類学には
大きな可能性を感じました。今後、(過去人の)個体サンプル数が
増えていけば、もっともっといろいろなことがわかってくるのでしょうね。
DNA解析が生物学や人類学の基礎学問であることもよくわかりました。
ところで、余談になりますが、今回の話では、系統図のところ
(統計解析)が十分に説明されていない印象を持ちました。
理系出身者としては、どのような統計解析をおこなって、
人種間の近さを出しているのか、知りたくなりました。
また、このような遺伝情報はネットで公開されていて、誰でも
アクセス可能であり、やる気さえあれば、自分でも解析可能とのこと。
面白いですね。ネットで調査してみます。
ちょっと、厳しい書評になりましたが、良書であることは確かです。
分子人類学に興味のある方だけでなく、「われわれはどこから来て
どこに行こうとしているのか」を考えている人に薦めます。
2018年7月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これも評価済みと勘違い。
納期&商品管理はOK.
面白い内容でしたよ
納期&商品管理はOK.
面白い内容でしたよ
2016年12月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人類学には昔から興味を持って居りましたが、占いのような、訳の分からない世界だと理解していました。
それが、ミトコンドリア、あるいは細胞核遺伝子の分析により、ようやく科学の世界に入ってきています。
その最先端に居られるのが著者だと理解しています。
更に分析データが揃って来れば、縄文人、弥生人、古墳時代の王等々の出自も見えて来て、日本の古代史
が書き変えられるかも知れません。 今後もこの著者の書物に注目したい。
それが、ミトコンドリア、あるいは細胞核遺伝子の分析により、ようやく科学の世界に入ってきています。
その最先端に居られるのが著者だと理解しています。
更に分析データが揃って来れば、縄文人、弥生人、古墳時代の王等々の出自も見えて来て、日本の古代史
が書き変えられるかも知れません。 今後もこの著者の書物に注目したい。
2017年10月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人類学に興味を持ったので読んでみました。
2015年に同じ著者が『DNAで語る 日本人起源論』という本を書いていますが、その本の中で著者自ら書いているように、最新の研究結果も盛り込まれていて、よりおもしろく読めると思います。だからといって、この本に間違いばかり書いてあるという意味ではありません。
分子人類学という分野がまだまだできたばかりの分野で続々と新しい研究報告があるということの証左なのかもしれません。
2015年に同じ著者が『DNAで語る 日本人起源論』という本を書いていますが、その本の中で著者自ら書いているように、最新の研究結果も盛り込まれていて、よりおもしろく読めると思います。だからといって、この本に間違いばかり書いてあるという意味ではありません。
分子人類学という分野がまだまだできたばかりの分野で続々と新しい研究報告があるということの証左なのかもしれません。
2017年5月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
詳しいデータに基づいて詳細に述べられています。
そのために大きな流れや、メインの主張がつかみにくいため、結局速読で概要把握にとどめました。
そのために大きな流れや、メインの主張がつかみにくいため、結局速読で概要把握にとどめました。
2016年9月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なかなか 読み進めるのには時間がかかったが、よく分かりました(-_^) 分子人類学 はこれからだと思います。