無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
ギャルトン事件 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 603) ペーパーバック – 1982/1/1
- 本の長さ285ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日1982/1/1
- ISBN-104150006032
- ISBN-13978-4150006037
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (1982/1/1)
- 発売日 : 1982/1/1
- 言語 : 日本語
- ペーパーバック : 285ページ
- ISBN-10 : 4150006032
- ISBN-13 : 978-4150006037
- Amazon 売れ筋ランキング: - 113,454位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,208位英米文学
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4つ
5つのうち4つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
6グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2022年10月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
犯罪の動機と犯人の処理にリアリティに欠けています。最後の2ページは余韻があって清々しい読後感を与えてくれますので、惜しいです。
2014年7月20日に日本でレビュー済み
ロス・マクドナルド「ギャルトン事件」を読了。個人的に大好きなリュウ・アーチャー物の再読です。本作も数多く出てくる重要人物と複雑なプロットで大いに読書欲を刺激してくれます。ラストの意表を突かれること数回。もう物語の世界に翻弄されました。だからリュウ・アーチャー物は大好きなのです。卑しい街をリュウ・アーチャーは自分の嗅覚を頼りに進んでいくのです。本作もまた数年後に再読しることでしょう。そしてまたプロットの複雑さに痺れながら、読み進めていくのです。良い読書時間でした。
2007年11月22日に日本でレビュー済み
前作「運命」と共に、R.マクドナルドが単なるハードボイルド作家からアメリカ社会の病巣を抉る作家へと飛躍を遂げる転機となった作品。
アーチャーは金持ち一家(ギャルトン家)から20年前に失踪した息子の捜索を頼まれる。雲をつかむような話である。そして、一家の弁護士の下男の息子が殺される。アーチャーは2つの出来事が関係すると睨み、真相を追求するうちに一家の悲劇、アメリカ社会の病巣を浮かび上がらせると言う趣向。こう書いていると後期の「ドルの向こう側」に構想が似ている事が分かる。本作を転機と呼ぶ所以である。後期の作品よりアーチャーは能動的だが。尚、本作の舞台設定は、作者自身の体験を反映したものらしい。
作家としてのステップ・アップを果たし、アメリカを代表する社会派ハードボイルド作家への道を切り開いた記念碑的作品。
アーチャーは金持ち一家(ギャルトン家)から20年前に失踪した息子の捜索を頼まれる。雲をつかむような話である。そして、一家の弁護士の下男の息子が殺される。アーチャーは2つの出来事が関係すると睨み、真相を追求するうちに一家の悲劇、アメリカ社会の病巣を浮かび上がらせると言う趣向。こう書いていると後期の「ドルの向こう側」に構想が似ている事が分かる。本作を転機と呼ぶ所以である。後期の作品よりアーチャーは能動的だが。尚、本作の舞台設定は、作者自身の体験を反映したものらしい。
作家としてのステップ・アップを果たし、アメリカを代表する社会派ハードボイルド作家への道を切り開いた記念碑的作品。
2006年12月12日に日本でレビュー済み
ある大金持ちの老婆に、二十年前に失踪した息子を探して欲しいとの依頼を受けたアーチャー。調査を進めると、その息子は既に死亡していることがわかるが、そのまた息子(つまり老婆にとっては孫)と名乗る青年が登場する。アーチャーは彼が遺産狙いの偽者なのではと疑うが・・・という話です。
いつもながら真相発覚後には犯人の動機の切なさに身を切られるような想いがします。初期作品に比べると、全盛期の一歩手前の作品である本作では、特にその味わいが深まって来たと感じられます。それにしても、私立探偵が悪漢に襲われる時には、必ず負けて、かつ悪漢が命までは取らないという選択をするのはなぜなんでしょう?
いつもながら真相発覚後には犯人の動機の切なさに身を切られるような想いがします。初期作品に比べると、全盛期の一歩手前の作品である本作では、特にその味わいが深まって来たと感じられます。それにしても、私立探偵が悪漢に襲われる時には、必ず負けて、かつ悪漢が命までは取らないという選択をするのはなぜなんでしょう?
2005年2月8日に日本でレビュー済み
ロスマクの家族劇の典型で、アーチャーはいつものように金持ち家庭のなかの失踪者を探す……という展開はいつもの王道パターンだ。
しかしこの「ギャルトン家」と他作品に出る金持ち家族には大きな違いがある。それは他の家族が不幸な事件に暗く彩られるばかりなのに対し、ギャルトン家にはほのかな希望の光が射すのである。
その意外な明るさはこの作品のオチ(サプライズ)ともかかわっていて、ロスマクに慣れた者ほど驚くこと間違いない! そしておかしいのは、主人公のアーチャー自身こそが、その意外な展開に驚いているように見えることだ。
後年の『一瞬の敵』『別れの顔』などのように、家族関係がクロスする面白さの原点であろう。
しかしこの「ギャルトン家」と他作品に出る金持ち家族には大きな違いがある。それは他の家族が不幸な事件に暗く彩られるばかりなのに対し、ギャルトン家にはほのかな希望の光が射すのである。
その意外な明るさはこの作品のオチ(サプライズ)ともかかわっていて、ロスマクに慣れた者ほど驚くこと間違いない! そしておかしいのは、主人公のアーチャー自身こそが、その意外な展開に驚いているように見えることだ。
後年の『一瞬の敵』『別れの顔』などのように、家族関係がクロスする面白さの原点であろう。