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稲妻に乗れ (ハヤカワ・ミステリ 1529) 新書 – 1989/4/1
- 本の長さ226ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日1989/4/1
- ISBN-104150015295
- ISBN-13978-4150015299
カスタマーレビュー
星5つ中4.7つ
5つのうち4.7つ
2グローバルレーティング
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年9月15日に日本でレビュー済み
シリーズ4作目。3作目と5作目は残念ながら現在まだ邦訳が出ていない。前作でナジャーが自殺から救い彼の恋人となった女性が、今回なんと浮気性の女に変貌している。ナジャーは嫉妬に狂う。彼の探偵像は日常的な普通人にかなり近い。恋人の浮気現場を目撃して逆上したナジャーが、逆に浮気相手の男に投げ飛ばされて逃げ出してしまう場面もある。確かにそれは弱虫探偵(デビュー作ではそれを売りにしていた)であるかもしれないが、それがごく普通に描かれているので却って人間味が溢れる魅力となってくる。全体を通す暗いトーンとナジャーの孤独さは、ハードボイルド独特の深い味わいを持つ。面白いのは、ナジャーが決して格好をつけようとしない点だ。ある意味で情けなさというものに味わいを出してしまっているという可笑しさがある。