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白夫人の幻 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ1789) 新書 – 2006/7/15

3.1 5つ星のうち3.1 5個の評価

端午の節句を祝う藩陽の町で行なわれた龍船競争。河岸を埋めた大観衆の目前、先頭争いを演じていた艇で一人の選手が頓死した。自然死かに見えたが、死体の検分で毒殺だと判明した。現場に居合わせたディー判事は調査を開始し、内偵のために夜の巷へ出向く。すると今度は郊外の廃屋で若い女性が惨殺される現場に行き合わせた。しかも二つの事件には思わぬ関連があった……かつて宮廷から消え失せた皇帝の真珠、そして若い男を生贄に要求し民衆に畏怖されていた河神。ふたつの伝説に彩られた怪奇色満点の事件に、判事の合理精神は打ちかてるか?

商品の説明

著者について

1910年オランダ生まれ。外交官として活躍し、在日大使などを歴任。一方で東洋研究者として多くの著書を発表し、またディー判事シリーズではミステリ作家としても世界的な人気を誇る。1967年死去

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 早川書房 (2006/7/15)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/7/15
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 174ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4150017891
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4150017897
  • カスタマーレビュー:
    3.1 5つ星のうち3.1 5個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中3.1つ
5つのうち3.1つ
5グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2010年2月6日に日本でレビュー済み
 Robert van Gulikの『The Emperor's Pearl』(1963年)の翻訳。
 原題と訳題が異なるが、これは皇帝から盗まれた真珠と、林にあらわれる女性の幽霊のいずれもが主要なモチーフとなっているためか。
 ディー判事シリーズの未訳長篇としては、本書が最後だったらしい。それが納得できるいまいちっぷりだった。事件そのものは趣向が凝らしてあって面白いのだが、真相が明らかになっていく過程、真相そのものにまったく魅力を感じない。正直、失敗作だと思う。
 古い中国の話を西洋人が書いたという雰囲気は良く出ているのだが。
 次巻からは既訳分の改訳に入っていくらしい。
2011年7月11日に日本でレビュー済み
舞台となっている時代の風俗がほぼ忠実に描写されていて感心する。
この作品は登場人物が役者ぞろいで面白い。「紅楼の悪夢」の蟹・蝦コンビも良かったが女力士の良もいい。
このシリーズは書き込みが足りなくて折角の設定が生かされず、もったいないと思うことがままあったが、
これは密室などの探偵小説に求められた謎がないせいか(ものたりないものの)すっきりまとまっている。
ただ、クライマックスにかけて仮説を並べすぎたこともあって緊張感が盛り上がらなかったのは残念。
訳は言葉の使い方にまとまりがなくて困る。
巻末の解説には重要な手がかりに繋がる骨牌も取り上げた方が良かったのでは。
2006年11月16日に日本でレビュー済み
端午の節句を祝う龍船競走で、ゴール直前先頭争いをしていた艇の選手が頓死。

死体検分の結果毒殺だと判明した。

調査を始めたディー判事が内偵のために夜のちまたに出向くと

廃屋で若い女性が惨殺されるという事件い遭遇した。

その事件を軸に、かつて宮廷から消え失せた真珠の謎

若い男性を生け贄に要求する恐怖の女神信仰が

絡み合い、不気味で緊張感あふれるクライマックスに突入します。