レビュータイトルが英語の原題なのだが、なぜ邦題が苦いオードブルなのか。それは事件の舞台となるのが高級オードブルの瓶詰め会社だから。パテとかそういうのね。商品に何者かがキニーネを混入させて消費者からクレームがきたり商店から返品されたり。キニーネが入って苦いオードブルなわけです。
スマートで高給取り、近所の人に動植物園と呼ばれるようなNY郊外の豪邸に住む魅力的で行動派の若い紳士。それがフォックス探偵。
ネロ・ウルフのアーチグッドウィンより洗練されて頭が良い感じかな。推理部分も正統派、登場人物も多すぎずで大変おもしろい。ドル・ボナー、ネロ・ウルフ御用達のレストラン・ラスターマンも登場してニヤリとさせられる。もっと長くてフォックス自身の私生活についてタラタラ書いてあっても良かった、というか彼についてもっと読みたくなった。
レックススタウトはやっぱり面白い。でも女性について辛辣だわね。ネロ・ウルフもそうだけど、女性の登場人物に厳しい。男性にも厳しいから公平なんだろうけれど、男性作家によくあるわけもなく神秘的な女性って先ず出て来ない。美人だったり悪女だったりしてもそこに未知の憧れみたいなものが絡んでこない。そこも好きな理由の一つ。
なぜ３作品の２作目だけが翻訳？１作目から読みたかった。Kindleで英語版があるのでそのうちに買ってみよう
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
