『冷戦交換ゲーム』から何年たったのか…
『クラシックな殺し屋たち』は手に入らなかったし…
『黄昏にマックの店で』からもずいぶん経ったよな…
でも、ついに未訳だったこの第2作が読めた!
これで、いいのだ。
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暗殺のジャムセッション (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1827) 新書 – 2009/8/7
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購入オプションとあわせ買い
冷戦の最前線西ドイツでスパイ戦争に巻き込まれたマッコークルは、無事に帰国し、連れ帰った恋人フレドルと結婚してワシントンに〈マックの店〉を再開した。
そこに突然、かつての相棒パディロが転げこんできた。元共同経営者にして腕利きスパイ兼殺し屋のパディロは、潜伏先の西アフリカから脱出してきたのだ。某国の首相暗殺を依頼され、それを断わったことからトラブルになったという。だが暗殺の依頼者たちは、何としてもパディロに暗殺を実行させるべく、卑劣な手段に訴えてきた……
エドガー受賞の名作『冷戦交換ゲーム』の続篇! 謀略と裏切りと追跡が交錯する、巨匠の幻の傑作スリラー
そこに突然、かつての相棒パディロが転げこんできた。元共同経営者にして腕利きスパイ兼殺し屋のパディロは、潜伏先の西アフリカから脱出してきたのだ。某国の首相暗殺を依頼され、それを断わったことからトラブルになったという。だが暗殺の依頼者たちは、何としてもパディロに暗殺を実行させるべく、卑劣な手段に訴えてきた……
エドガー受賞の名作『冷戦交換ゲーム』の続篇! 謀略と裏切りと追跡が交錯する、巨匠の幻の傑作スリラー
- 本の長さ238ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2009/8/7
- 寸法10.7 x 1.3 x 18.5 cm
- ISBN-104150018278
- ISBN-13978-4150018276
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商品の説明
著者について
1926年オクラホマ生まれ。1966年に『冷戦交換ゲーム』で作家デビューし、MWA最優秀新人賞を受賞。その後数多くの作品を発表し、1984年の『女刑事の死』ではMWA賞最優秀長篇賞を受賞した。1995年没
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2009/8/7)
- 発売日 : 2009/8/7
- 言語 : 日本語
- 新書 : 238ページ
- ISBN-10 : 4150018278
- ISBN-13 : 978-4150018276
- 寸法 : 10.7 x 1.3 x 18.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 500,126位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年12月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前作で活躍したパディロとマッコークルのコンビにまたしても難事が舞い込み・・・というお話。
アフリカの大統領を暗殺するかどうかという長篇なので、一応謀略小説風に読めるし、実際そうですが、個々の登場人物が自分の都合に合わせて立場を豹変させるという展開の多い小説なので、どちらかというとハードボイルド/クライム・ノヴェル風に読みましたし、そういう方も多いのではと思います。
著者はよくインタビューで自分の短所を聞かれて「プロットが込み入り過ぎている」と語っておりましたが、あまり改善する事のなかった様で、本書でも謀略とそれを巡る登場人物の駆け引き等が込み入り過ぎで、何回も色々な所を読み返しながらの読書になりましたが、好きになるとその辺の込み入ったプロットに翻弄されるのが快感になるという不思議な作風で、その作風は本書でも堪能できます。
かって原りょう氏はこの人の書評で「よく調べてあるとかがない所がいい」と仰っていた記憶がありますが、確かに自分の知っている範囲の情報や知識で話を転がして、お話を作っている様な作品が多く、その辺は評価に値すると私も個人的に思いました。これぞ、娯楽小説の王道だと思います。
何でもこのシリーズで唯一未訳になっていてミッシング・リンクになっていて翻訳が待望されていた作品だとか。ようやく翻訳されて大ファンの方は喜んでらっしゃると思いますが、私も中ファンとして絶版のなっている作品の復刊、未訳の作品の翻訳を期待したいです。
日本でも、志水辰夫、大沢在昌、原りょうという錚々たる面面から支持される作家の秀作。機会があったら是非。
アフリカの大統領を暗殺するかどうかという長篇なので、一応謀略小説風に読めるし、実際そうですが、個々の登場人物が自分の都合に合わせて立場を豹変させるという展開の多い小説なので、どちらかというとハードボイルド/クライム・ノヴェル風に読みましたし、そういう方も多いのではと思います。
著者はよくインタビューで自分の短所を聞かれて「プロットが込み入り過ぎている」と語っておりましたが、あまり改善する事のなかった様で、本書でも謀略とそれを巡る登場人物の駆け引き等が込み入り過ぎで、何回も色々な所を読み返しながらの読書になりましたが、好きになるとその辺の込み入ったプロットに翻弄されるのが快感になるという不思議な作風で、その作風は本書でも堪能できます。
かって原りょう氏はこの人の書評で「よく調べてあるとかがない所がいい」と仰っていた記憶がありますが、確かに自分の知っている範囲の情報や知識で話を転がして、お話を作っている様な作品が多く、その辺は評価に値すると私も個人的に思いました。これぞ、娯楽小説の王道だと思います。
何でもこのシリーズで唯一未訳になっていてミッシング・リンクになっていて翻訳が待望されていた作品だとか。ようやく翻訳されて大ファンの方は喜んでらっしゃると思いますが、私も中ファンとして絶版のなっている作品の復刊、未訳の作品の翻訳を期待したいです。
日本でも、志水辰夫、大沢在昌、原りょうという錚々たる面面から支持される作家の秀作。機会があったら是非。
2009年11月7日に日本でレビュー済み
後年の傑作群(「女刑事の死」や「八番目の小人」)に比べると、プロットの作りこみの浅さに、若書きというか、熟成が足らない感が否めないが、後半の畳み掛ける展開は流石。そしてこのクールさとウェットな情感の絶妙なバランスはロス・トーマスならでは。何よりとパディロとマックに再会出来たことが手放しの喜び。早川書房もやれば出来るじゃないか(失礼)。この勢いで、入手困難な立風書房版の「クラシックな殺し屋たち」や「ポークチョッパー〜悪徳選挙屋」などの復刊を熱烈に希望。
2011年12月3日に日本でレビュー済み
軽い読み物として最後まで読みきることが出来ましたが、前作「冷戦交換ゲーム」と同じ不満が残りました。
登場人物が多いのですが、いずれも表面的な描写どまりなので、ほとんど個性を感じられません。特に主人公二人に個性が無く、区別が感じられない点が致命的です。
また奥さんを助ける主人公Aの愛情などの心理描写も説得力が無く、同様に主人公BがAを助けるために命を懸ける必然性や思い入れも感じられません。
また物語の描写も、尾行するシーンで途中に通った通りを細かく描写するなど凝りたい気持ちはあるようですが、サスペンスを盛り上げる要素になんら寄与していないので、無駄に思えます。
登場人物が多いのですが、いずれも表面的な描写どまりなので、ほとんど個性を感じられません。特に主人公二人に個性が無く、区別が感じられない点が致命的です。
また奥さんを助ける主人公Aの愛情などの心理描写も説得力が無く、同様に主人公BがAを助けるために命を懸ける必然性や思い入れも感じられません。
また物語の描写も、尾行するシーンで途中に通った通りを細かく描写するなど凝りたい気持ちはあるようですが、サスペンスを盛り上げる要素になんら寄与していないので、無駄に思えます。