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タイタンの妖女 (ハヤカワ文庫 SF 262) ペーパーバック – 1977/10/1
カート ヴォネガット ジュニア
(著),
浅倉 久志
(翻訳)
すべての時空にあまねく存在し、全能者となった彼は人類救済に乗り出す。だがそのために操られた大富豪コンスタントの運命は悲惨だった。富を失い、記憶を奪われ、太陽系を星から星へと流浪する破目になるのだ! 機知に富んだウィットを駆使して、心優しきニヒリストが人類の究極の運命に果敢に挑戦した傑作!
- 本の長さ346ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日1977/10/1
- ISBN-104150102627
- ISBN-13978-4150102623
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (1977/10/1)
- 発売日 : 1977/10/1
- 言語 : 日本語
- ペーパーバック : 346ページ
- ISBN-10 : 4150102627
- ISBN-13 : 978-4150102623
- Amazon 売れ筋ランキング: - 33,181位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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イメージ付きのレビュー
5 星
きっかけは岡田斗司夫の動画でした
この作品は、最初は難解と思いますが、頑張って読んでみて欲しい!人に勧めたら、キレられたことがあります。かくゆう私も最初は挫折しかけました。火星の洗脳社会でおっと思い、水星で作品の魔力に取り憑かれ、タイタンでは涙ボロボロでした。大丈夫です。傑作ですよ!主人公のマラカイ・コンスタントはクズでしたし、その他の登場人物もクセがあります。でも、最後はみんな、愛しくてたまらなくなるんです。素晴らしい作品は他にも沢山ありますが、作者の優しさが溢れている作品と思います。生涯、何度も読みたいです。全能のような力を持ったラムフォードですが、マラカイ・コンスタントへの嫉妬心をひたすらに隠しているんですよね。そして、サロとハーモニウムは最強の萌えキャラ。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年12月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読みにくかった。ネタバレを読んでも自由意志だの全く理解することが出来ず。読書家でもあり尊敬する爆笑問題の太田さんから来たが自分には早すぎたか。。 火星から地球を襲わせることが地球を結束させたり、また地球統一に用意するものとして宗教を準備しているのは面白かった。断片的に面白さを少し理解出来た。 物語後半に出てくる「誰にとっても1番不幸なことは誰にとっても何にでも利用されないことだ」というビアトリスのセリフが深いと感じた。
2024年5月27日に日本でレビュー済み
太田氏の帯と立ち読みした書評があまりに上手で勧誘されて入手 笑。
結論
衝撃体験でした
確かによみづらい
言い回しや描写もアメリカ小説独特のシニカルで遠回しな表現ばかり。。。
それでも、、何故か、何故か読み進められた。
読了時の感想は
単純なお涙頂戴
思考深化を要求される
笑涙両立
ハッピーエンド
などの
一元的な類では決して無く
あらゆる感情が
多面的に絡み合って
せめぎ合いながら
湧き上がるような、、
逆に
一言で言えば
「一つの点」と
太田氏が評したのも
非常に納得出来るような
自分にとっては
非常に異質で初体験
優秀な小説でした
おすすめと言えます
結論
衝撃体験でした
確かによみづらい
言い回しや描写もアメリカ小説独特のシニカルで遠回しな表現ばかり。。。
それでも、、何故か、何故か読み進められた。
読了時の感想は
単純なお涙頂戴
思考深化を要求される
笑涙両立
ハッピーエンド
などの
一元的な類では決して無く
あらゆる感情が
多面的に絡み合って
せめぎ合いながら
湧き上がるような、、
逆に
一言で言えば
「一つの点」と
太田氏が評したのも
非常に納得出来るような
自分にとっては
非常に異質で初体験
優秀な小説でした
おすすめと言えます
2023年6月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ハラハラ、ドキドキ、ワクワク系ではない。オチは皮肉が効いてるがそれまでが退屈だ。SFの古典という事で手に取ったが私にとってはそれだけだった。
2023年12月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ヴォネガットの最高傑作です。舞台を縦横無尽に操り、ハナシの縦糸と横糸を駆使して読者を心地よい意味での混乱におとしいれてくれます。
久々読んで、楽しかった。「バゴンボの嗅ぎタバコ入れ」も、どうぞです。
久々読んで、楽しかった。「バゴンボの嗅ぎタバコ入れ」も、どうぞです。
2023年7月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初は独特の用語に面を食らうが、徐々にリズムがつかめてきて音楽のような本
2022年5月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
SFに馴染みがないため、理解できるようしっかり読むぞ!と意気込んでました。
が、読んでみると、理解できない部分はあったものの、冗談話や滑稽で皮肉な展開が多く、笑いながら読みました。軽い気持ちで読めました。
冗談の積み重ねみたいな展開なのに、最後はじんわり暖かくなるようなメッセージが伝わってきました。
が、読んでみると、理解できない部分はあったものの、冗談話や滑稽で皮肉な展開が多く、笑いながら読みました。軽い気持ちで読めました。
冗談の積み重ねみたいな展開なのに、最後はじんわり暖かくなるようなメッセージが伝わってきました。
2024年2月26日に日本でレビュー済み
トラルファマドール星が出てくることもあり、スローターハウス5との繋がりを感じさせる時間軸、点としての存在。生が持続だとして、限りなく短い瞬間の持続は限りなく死に近いが、それでも死ではないのだ。スローターハウス5では、生と死という点に焦点を当てて語られている。
一方こちらの作品は、より即興性=遊びが見られる気がするのだ。様々に変わる主人公の名前、特徴的な様々な惑星の環境描写によって巧妙に演出される世界観は、次に続く章で突如尻切れトンボになってしまったりもする。しかし、読み進めていく中で、物語の中の、さまざまな思いもよらないものが(クロノの持っていた謎の金属片のように)結果的に鍵となり、心温まる静寂のラストを迎える。哀れな金持ちと火星人たち、トラルファマドール星人のセロ、よくわからない次元空間に突入して様々な瞬間に同時に存在することになってしまった紳士と番犬、鳥になった子供、金歯の元老淑女が織りなす、支離滅裂、即興的な予測不可能性を帯びて展開する物語が地球の始原にいたる壮大な物語を織り出すなんて…!!なんと馬鹿馬鹿しい!!!!笑
そんな広大で最高に馬鹿馬鹿しい旅の末に、トラルファマドール星人からのメッセージを受け取ってみてください。そうすれば、わかります。私はなぜか涙が出できてしまいました。
一方こちらの作品は、より即興性=遊びが見られる気がするのだ。様々に変わる主人公の名前、特徴的な様々な惑星の環境描写によって巧妙に演出される世界観は、次に続く章で突如尻切れトンボになってしまったりもする。しかし、読み進めていく中で、物語の中の、さまざまな思いもよらないものが(クロノの持っていた謎の金属片のように)結果的に鍵となり、心温まる静寂のラストを迎える。哀れな金持ちと火星人たち、トラルファマドール星人のセロ、よくわからない次元空間に突入して様々な瞬間に同時に存在することになってしまった紳士と番犬、鳥になった子供、金歯の元老淑女が織りなす、支離滅裂、即興的な予測不可能性を帯びて展開する物語が地球の始原にいたる壮大な物語を織り出すなんて…!!なんと馬鹿馬鹿しい!!!!笑
そんな広大で最高に馬鹿馬鹿しい旅の末に、トラルファマドール星人からのメッセージを受け取ってみてください。そうすれば、わかります。私はなぜか涙が出できてしまいました。