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海竜めざめる (ハヤカワ文庫 SF 264) 文庫 – 1977/10/1
- 本の長さ259ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日1977/10/1
- ISBN-104150102643
- ISBN-13978-4150102647
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (1977/10/1)
- 発売日 : 1977/10/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 259ページ
- ISBN-10 : 4150102643
- ISBN-13 : 978-4150102647
- Amazon 売れ筋ランキング: - 958,791位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2009年4月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
イギリスのSF作家ウィンダムの破滅SFの古典的名作を星新一訳、長新太のイラストでコラボレートして贈る新企画ボクラノエスエフ・シリーズ堂々開幕の一冊です。本書で顔を合わせたそれぞれに偉大なお三方は皆既に故人で今回編集者の粋な計らいで死後の競演と相成った訳ですが、この現在入手が困難な古典的名作を過去に出版された絶版作品から新たな装いに変え若い世代に読み易い形で届ける試みは意義深く素晴らしい企画だと思います。1953年発表の本書は今読むと流石に多少古めかしさは感じられますが、やはり名作と呼ばれる由縁の普遍的な面白さを根底に備えていると思います。イギリスの放送局EBCに勤務するマイクとフィリスの夫妻は新婚旅行の船旅途中で、空から降ってきた奇怪な火の玉が次々に海へと落下するのを目撃する。やがて世界を震撼させる異変が続々と起こり始めるのだったが・・・・。本書の特長として侵略者達が地味に静かに攻めて来る為に人類が平和ボケし「どうせ大した事ないさ」と高を括るという構成が中々に曲者です。長新太氏のイラストものんびりして怖さが感じられず惚けた味わいがありますので、読者もゆっくりとした相手のペースに騙されてしまうでしょう。人類によって潜海異生物(ベイシー)と名づけられた敵は一気に決着をつける事は考えずにじわじわと時間を掛けてでも目標を成し遂げようと図る玄人的な性質で、読者はモンスター・パニック的な面白さは期待出来ませんが気がつけば何時の間にか追い詰められている状況に戦慄が込み上げて来るでしょう。著者は人類の愚かさに警鐘を投げ掛け反省を促してはいますが、生来明るい気質なのか破滅テーマでありながらも完全に絶望的な展開にはせず、人類のしぶとさを信頼して希望の見通しを残してくれている所にやや気持ちが救われます。少し甘さはありますがクラシックなSFの楽しみを満喫出来る名作をお楽しみ頂きたいと思います。
2023年3月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ジョン・ウィンダムを一躍有名作家とした『トリフィド時代』(1951年)は、マイベストSF小説トップ10に入る超傑作であり、本作はその2年後に発表された長編第二作ということで、かなり自分の中でハードルを上げすぎてしまったのか、『トリフィド時代』のような興奮を得ることなく、どこか淡々とした感じさえしてしまいます。
イギリスでの原題は『The Kraken Wakes』で、本書の日本タイトルはこちらからきているようですが、本書がアメリカで出版された時は『Out of the Deeps』(深海より)で、本書に記されている英語タイトルは、こちらのアメリカ版タイトルになっているとおり、日本語翻訳もアメリカ版が底本として用いられたとのこと。
それであれば、日本語タイトルも『アウト・オブ・ザ・ディープス』でもよかったようにも思いますが、著者に敬意し示し、もともとのタイトルをとったのか、ジュブナイル的ニュアンスを出すためにこのタイトルにしたのかもしれません。
終末に向かう後半の展開からは、その後に作られたロメロの『ゾンビ(Dawn of the Dead)』の原型は本作だったのではないかという気がします。
例えば、主人公が報道関係者であったり、異常事態の原因は宇宙から飛来した訳の分からないものではないかと推測させたり、人々が住む場所を追いやられ孤立したり、ラストにヘリコプターが登場したり、と結構共通点が見受けられます。
そう思うと、なんだが本作の評価が自分の中でジワジワと上がってくるようで、もう一つ☆をつけてもいいような気もしてました(☆3つは初読直後の感想)。
日本の技術により希望が見える、という点も日本人としては嬉しいところです。
イギリスでの原題は『The Kraken Wakes』で、本書の日本タイトルはこちらからきているようですが、本書がアメリカで出版された時は『Out of the Deeps』(深海より)で、本書に記されている英語タイトルは、こちらのアメリカ版タイトルになっているとおり、日本語翻訳もアメリカ版が底本として用いられたとのこと。
それであれば、日本語タイトルも『アウト・オブ・ザ・ディープス』でもよかったようにも思いますが、著者に敬意し示し、もともとのタイトルをとったのか、ジュブナイル的ニュアンスを出すためにこのタイトルにしたのかもしれません。
終末に向かう後半の展開からは、その後に作られたロメロの『ゾンビ(Dawn of the Dead)』の原型は本作だったのではないかという気がします。
例えば、主人公が報道関係者であったり、異常事態の原因は宇宙から飛来した訳の分からないものではないかと推測させたり、人々が住む場所を追いやられ孤立したり、ラストにヘリコプターが登場したり、と結構共通点が見受けられます。
そう思うと、なんだが本作の評価が自分の中でジワジワと上がってくるようで、もう一つ☆をつけてもいいような気もしてました(☆3つは初読直後の感想)。
日本の技術により希望が見える、という点も日本人としては嬉しいところです。
2024年4月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
レビュータイトルのとおり。
この作品を超える侵略SFはそうそう無い。
ウィンダムと言う作家のある意味の究極到達作品だと思う。
凄い臨場感と、人類のしぶとさにワクワクさせられる。
登場人物たちの思慮深さ、バイタリティ、不屈の意思。
これらは、当時の人々の根底に横たわる強靭さとして存在している。
こんな人たちがたくさん居たからこそ、今現在の我々人類が存在しているのだろうと。
そう思えてしまう、読後感最高の一冊だった。
この作品を超える侵略SFはそうそう無い。
ウィンダムと言う作家のある意味の究極到達作品だと思う。
凄い臨場感と、人類のしぶとさにワクワクさせられる。
登場人物たちの思慮深さ、バイタリティ、不屈の意思。
これらは、当時の人々の根底に横たわる強靭さとして存在している。
こんな人たちがたくさん居たからこそ、今現在の我々人類が存在しているのだろうと。
そう思えてしまう、読後感最高の一冊だった。
2010年5月26日に日本でレビュー済み
ウィンダムってえ御仁は何とも知れん
第二次大戦中のロンドンみたいな
『空軍犬戦略』みたいな空襲付き日常みたいな
そゆの書くのが得意見たく、本作も
イーカンジのテイスト醸したりなんかしてる。
別段金融株やら普通株にまで飛び火しそーな独逸当局相手に
せんそーとかしてる訳じゃないんだが、海の底から
何だか訳の判らん系触手系の異性物が人類文明を
滅亡の淵にまで追いやったりなんかしたりしてる。
こりは若しかしたら「うちゅーじん」の侵略用生物兵器かも
知れんが、主人公たちは割かし兵器でフツー生活とかしてるしー。
あー、トム・クルーズとスピルちゃんの『宇宙戦争』に
がっくし来ちまったぜつームキも多かろーが、
ロンドン大空襲とかあゆの体験してるかどーかで
このくらい戦前のウェルズ作品と戦後のウィンダム作品は違う訳だしー。
だからあ亜流で『宇宙戦争』便乗系の低予算映画とか
つくろーつー頭つか脳つかそゆのある御仁はこゆの
えーぞー化してみたらどないだ?とおもたりシュるるるるルー。
第二次大戦中のロンドンみたいな
『空軍犬戦略』みたいな空襲付き日常みたいな
そゆの書くのが得意見たく、本作も
イーカンジのテイスト醸したりなんかしてる。
別段金融株やら普通株にまで飛び火しそーな独逸当局相手に
せんそーとかしてる訳じゃないんだが、海の底から
何だか訳の判らん系触手系の異性物が人類文明を
滅亡の淵にまで追いやったりなんかしたりしてる。
こりは若しかしたら「うちゅーじん」の侵略用生物兵器かも
知れんが、主人公たちは割かし兵器でフツー生活とかしてるしー。
あー、トム・クルーズとスピルちゃんの『宇宙戦争』に
がっくし来ちまったぜつームキも多かろーが、
ロンドン大空襲とかあゆの体験してるかどーかで
このくらい戦前のウェルズ作品と戦後のウィンダム作品は違う訳だしー。
だからあ亜流で『宇宙戦争』便乗系の低予算映画とか
つくろーつー頭つか脳つかそゆのある御仁はこゆの
えーぞー化してみたらどないだ?とおもたりシュるるるるルー。
2018年3月1日に日本でレビュー済み
星新一さんの数少ない翻訳書の中の貴重な一冊。星さんらしい工夫された(距離をkmで表示してくれている等)名訳です。
本書は、イギリスのSF作家ジョン・ウィンダムが『トリフィド時代』(1950年)に続き、1953年に発表した宇宙からの侵略物。『海竜めざめる』という表題から、東宝映画のマンダのような怪獣が登場すると想像すると、全く違います。原題は、『THE KRAKEN WAKES』。著者は、KRAKEN(クラーケン)を、具体的な怪物としてではなく、海の怪異の象徴として使っています。
物語は、主人公の夫婦が大西洋の船旅の途中、夜空から赤い光球が海に落下するのを目撃するところから始まります。やがて、世界各地の海に同様の光球が落下するのが目撃されるようになり、しばらくすると、船の海難情報が流れるようになる・・・。こうして、様々な海の怪異が、長い年月に渡って、徐々にそして、どんどん大きくなっていく・・・ウィンダムは、それを1950年代の社会状況の中で、地球規模で、実にリアルに描いていきます。ある意味で、この海の怪異現象は、現代の私達の方が現実感をもって捉えられる状況にあるので、怖いくらいです。
主人公をはじめ、その他の登場人物も、社会の一員として常識ある普通の人間として描かれているので、物語に重みがあるし、1人称形式で書かれているところが、臨場感を煽ります。
私、今回、約20年ぶりの再読でしたが、ワクワクしながら読み進み、読了後は、登場人物に会えなくなることに寂しさを感じる程でした。途中から、世界地図を出して怪異発生場所を特定するのも楽しかったです。
H・G・ウェルズの衣鉢を継ぐと称されるウィンダムの傑作長編(約250頁)です。
本書は、イギリスのSF作家ジョン・ウィンダムが『トリフィド時代』(1950年)に続き、1953年に発表した宇宙からの侵略物。『海竜めざめる』という表題から、東宝映画のマンダのような怪獣が登場すると想像すると、全く違います。原題は、『THE KRAKEN WAKES』。著者は、KRAKEN(クラーケン)を、具体的な怪物としてではなく、海の怪異の象徴として使っています。
物語は、主人公の夫婦が大西洋の船旅の途中、夜空から赤い光球が海に落下するのを目撃するところから始まります。やがて、世界各地の海に同様の光球が落下するのが目撃されるようになり、しばらくすると、船の海難情報が流れるようになる・・・。こうして、様々な海の怪異が、長い年月に渡って、徐々にそして、どんどん大きくなっていく・・・ウィンダムは、それを1950年代の社会状況の中で、地球規模で、実にリアルに描いていきます。ある意味で、この海の怪異現象は、現代の私達の方が現実感をもって捉えられる状況にあるので、怖いくらいです。
主人公をはじめ、その他の登場人物も、社会の一員として常識ある普通の人間として描かれているので、物語に重みがあるし、1人称形式で書かれているところが、臨場感を煽ります。
私、今回、約20年ぶりの再読でしたが、ワクワクしながら読み進み、読了後は、登場人物に会えなくなることに寂しさを感じる程でした。途中から、世界地図を出して怪異発生場所を特定するのも楽しかったです。
H・G・ウェルズの衣鉢を継ぐと称されるウィンダムの傑作長編(約250頁)です。
2010年1月26日に日本でレビュー済み
手塚治虫、石森章太郎、横山光輝。
これら綺羅星のごとき大家が、脂の乗り切った筆で名作傑作をを連発していた幸福な時代に小学生であった私は、
彼等の紡ぎだすSF漫画を、時を忘れて読みふけったものですが、
そんな幼い「SF漫画通」を、漫画に決して引けをとらぬ魅力でうならせたのが、
小学校の図書室で見つけたこの小説でした。
この小説をひと言で表現するなら、「侵略テーマの傑作」ということになるのでしょう。
物語はとにかく、読みだしたらやめられない面白さで、
しかも、身の毛がよだつほど恐ろしい。
この時味わった恐ろしさは、その後も長く、トラウマとなって私の中に残ったほど強烈なものでした。
大人になってからも、ふとした折にこの作品のことを思い出し、久し振りに読み返してみたいなあと、書店で探し回ったことがあるのですが、
どういうわけか、非常に手に入りにくい本になってしまっているようで、なかなか再会することがかないませんでした。
(いっとき、ハヤカワ文庫で出ていたような記憶があるのですが、すぐに書店から姿を消したような気がします)
同じ作者の「トリフィド」は今でも簡単に入手できるのに、この扱いの差は一体なんだろうと、憤りもし、
たぶん、読む機会は二度とめぐってこないのだろうとあきらめてもいたのですが、
せんだって、図書館をウロウロしていたら、なんと!
棚に、この本が並んでいるではありませんか!
装丁こそ少し変ってはいるものの、挿絵はまったく昔のまま。
あまりの感動に、しばらく言葉もありませんでした。
数十年振りに読み返しみて驚いたのは、自分が物語のすみずみまで、実に正確に覚えていたということ。
覚えていた通りだったので、初めて凄いものに出会った時のような感動は得られませんでしたが、
発想の面白さ。ダラダラしたところの全くない、スピーディな物語の展開。
なるほど、子供の私が夢中になったはずだと十分納得できる素晴らしい出来栄えでした。
先に書いたように、この物語には非常に恐ろしい部分がありはしますが、
結末は、スカッとしためでたしめでたしになるので、読後感はかえってさわやかです。
ですから、子供さんに読ませても、あまり心配はありません。
(私程度のトラウマが残ることはあるかも知れませんが)
ふだん、漫画しか読まないというお子さんに、この本を是非、勧めてあげてください。
どんな漫画にも引けをとらぬ魅力が、ぎっしり詰まっていますから。
これら綺羅星のごとき大家が、脂の乗り切った筆で名作傑作をを連発していた幸福な時代に小学生であった私は、
彼等の紡ぎだすSF漫画を、時を忘れて読みふけったものですが、
そんな幼い「SF漫画通」を、漫画に決して引けをとらぬ魅力でうならせたのが、
小学校の図書室で見つけたこの小説でした。
この小説をひと言で表現するなら、「侵略テーマの傑作」ということになるのでしょう。
物語はとにかく、読みだしたらやめられない面白さで、
しかも、身の毛がよだつほど恐ろしい。
この時味わった恐ろしさは、その後も長く、トラウマとなって私の中に残ったほど強烈なものでした。
大人になってからも、ふとした折にこの作品のことを思い出し、久し振りに読み返してみたいなあと、書店で探し回ったことがあるのですが、
どういうわけか、非常に手に入りにくい本になってしまっているようで、なかなか再会することがかないませんでした。
(いっとき、ハヤカワ文庫で出ていたような記憶があるのですが、すぐに書店から姿を消したような気がします)
同じ作者の「トリフィド」は今でも簡単に入手できるのに、この扱いの差は一体なんだろうと、憤りもし、
たぶん、読む機会は二度とめぐってこないのだろうとあきらめてもいたのですが、
せんだって、図書館をウロウロしていたら、なんと!
棚に、この本が並んでいるではありませんか!
装丁こそ少し変ってはいるものの、挿絵はまったく昔のまま。
あまりの感動に、しばらく言葉もありませんでした。
数十年振りに読み返しみて驚いたのは、自分が物語のすみずみまで、実に正確に覚えていたということ。
覚えていた通りだったので、初めて凄いものに出会った時のような感動は得られませんでしたが、
発想の面白さ。ダラダラしたところの全くない、スピーディな物語の展開。
なるほど、子供の私が夢中になったはずだと十分納得できる素晴らしい出来栄えでした。
先に書いたように、この物語には非常に恐ろしい部分がありはしますが、
結末は、スカッとしためでたしめでたしになるので、読後感はかえってさわやかです。
ですから、子供さんに読ませても、あまり心配はありません。
(私程度のトラウマが残ることはあるかも知れませんが)
ふだん、漫画しか読まないというお子さんに、この本を是非、勧めてあげてください。
どんな漫画にも引けをとらぬ魅力が、ぎっしり詰まっていますから。
2010年5月15日に日本でレビュー済み
「トリフィドの日」の作者によるエイリアンの侵略ものです。面白いのはそのエイリアンが地球の深海に住み着くという発想です。深海にすむエイリアンといえば、映画「アビス」や「スフィア」が記憶に新しいですが、ここでは人類に対して完全に攻撃的です。ひと昔の東宝SF映画にでも使われそうなストーリーで、怪物も出現してきます。ただそのエイリアンの姿はわかりません。深海にしか生きられないようです。はじめはなんとか人類がかれらを撃退せしめますが、知能をもったかれらは地球をそれこそ太古の世界のように変えてしまおうとします。人類はどうなるでしょう。
訳:星進一+挿絵:長新太はこの福音館書店版で実現しました。破滅ものですが、劇画タッチの絵より、長新太氏のユーモアあふれる絵のほうがこの作品には似合っています。ラストは一条の明るい灯がみえるところで終わっています。何とエイリアン撃退のすべを日本人が見つけるというおまけ付です。
休日の半日、寝転んで人類の破滅を楽しむのも面白いでしょう。
訳:星進一+挿絵:長新太はこの福音館書店版で実現しました。破滅ものですが、劇画タッチの絵より、長新太氏のユーモアあふれる絵のほうがこの作品には似合っています。ラストは一条の明るい灯がみえるところで終わっています。何とエイリアン撃退のすべを日本人が見つけるというおまけ付です。
休日の半日、寝転んで人類の破滅を楽しむのも面白いでしょう。