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風の十二方位 (ハヤカワ文庫 SF 399) 文庫 – 1980/7/25

4.0 5つ星のうち4.0 155個の評価

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マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』でも取り上げられた「オメラスを歩み去る人々」収録! 銀河のかなたのフォーマルハウト第二惑星で、セムリは〈海の眼〉と呼ばれる首飾りを夫ダーハルに贈ろうとするが……第一長篇『ロカノンの世界』序章となった「セムリの首飾り」をはじめ〈ゲド戦記〉と同じく魔法の支配するアースシーを舞台とした「解放の呪文」と「名前の掟」、『闇の左手』の姉妹中篇「冬の王」、ヒューゴー賞受賞作「オメラスから歩み去る人々」、ネビュラ賞受賞作「革命前夜」など17篇を収録する傑作集
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 早川書房 (1980/7/25)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1980/7/25
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 528ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4150103992
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4150103996
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 155個の評価

著者について

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ア−シュラ・K.ル・グウィン
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古い版は表紙が、表示されているものと違います。
3 星
古い版は表紙が、表示されているものと違います。
作品はまだ読んでいないので内容以外のことでレビューします。 僕は涼月書店で中古を購入したのですが、どうやら掲載されているものより版が古いようで表紙のイメージが違いました。僕は表紙は全く気にしないのですが、一応古い版の表紙画像を載せておきます。 評価は本がまだ未読のため便宜上星3つ(普通)としています。読了した際に再評価する予定です。
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上位レビュー、対象国: 日本

2024年3月24日に日本でレビュー済み
きょうから寝るまえの読書は、ル・グィンの『風の十二方位』だ。全17篇の収録作のうち、3作は既読だ。講談社文庫の海外SF傑作選『ファンタジーへの誘い』に収められた「名前の掟」と、角川文庫の『きょうも上天気」に収められた「オメラスから歩み去る人々」と、『ギャラクシー』の下巻に収められた「革命前夜」だ。どれもおもしろかった。読むの楽しみ。

1作目は、「セムリの首飾り」身分の高いセムリは、一族が失った首飾りを探しに出かけた。一夜の旅でその首飾りを探し当てたのだが、故郷では9年も過ぎていて、夫も戦場で命を落としていたのだった。

2作目は、「四月は巴里」魔法で時を隔てた四人の人間が15世紀のパリにいた。

3作目は、「マスターズ」修士となった主人公は黒魔術に関わった嫌疑で片手を切り落とされた。主人公は流浪の旅に出た。

4作目は、「暗闇の箱」少年は王子に暗闇の入った箱を捧げた。王子は城で箱を逆さにした。城内は闇に包まれた。王位継承権をめぐって、王子は兄と戦わなければならなかった。その時が来た。

5作目は、「解放の呪文」青年は開放の呪文を用いて敵をやっつけた。

6作目は、「名前の掟」魔法使いに化けていた竜が、追って来た青年に、ほんとうの名前を言われてたじろいだが、青年を殺した。そして、魔法使いは本来の竜の姿を現わして島の者たちを見下ろした。

7作目は、「冬の王」ゲセンの両性具有の王は敵によって洗脳されたので、自ら退位した。そして自分の子に王位を譲ったのだが、自分の国はよその国に迫られて危うくなった。

8作目は、「グッド・トリップ」ドラッグを使っている彼氏と、ドラッグを使ってない彼女の話。とりとめもない話だった。おもしろみはまったくない。

9作目は、「九つのいのち」10人のクローンが惑星開発チームに参加した。地震で9人のクローンが死んだ。の骨端1人のクローンが気落ちしていたが、やがて気を取り直して生きる希望を持った。

10作目は、「もの」男は煉瓦職人だった。男は海に煉瓦を積んでいった。いつか島に戻るために。女が手伝った。ふたりは海に入って海を渡ろうとした。すると、ふたりを手助けするものたちが現われて、ふたりを島へ導いた。

11作目は、「記憶への旅」イギリスが海に陳罰している。男は自分の名前を知らなかった。男はカヌーで上流へ向かっている。男は名前を見つけた。しかし、それは間違った名前だった。

12作目は、「帝国よりも大きくゆるやかに」ある惑星は森が知性を持っていた。探検隊のひとりは死に、もうひとりはエンパシー能力のゆえにその惑星に残った。のこりの8人の隊員は惑星を離れて帰って行った。

13作目は、「地底の星」天文学者は異端の罪で追われていた。天文台は焼かれた。炭鉱に逃げ込んだ。鉱夫たちに水や食料をもらった。天文学者は、鉱夫たちに銀の鉱脈を教えてやった。

14作目は、「視野」火星で建物と思われる所に入った隊員のひとりは、目に見えるものといえば光だった。暗くしても光が見える。光しか見えない。さいごに自殺した。

15作目は、「相対性」馬から木へと主人公が変わる物語。車社会を風刺している話だった。

16作目は「オメラスから歩み去る人々」都市オメラスでは、ひとりの少年が不幸であるかぎり、その他の人々が幸福であることが約束されている。しかし、その少年の不幸を知って、その都市から歩み去る人々がいる。
さいごの17作目は、「革命前夜」老いた女革命家の思い出と現在の状況。
2024年2月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
何度も読み返している一冊です。特に、オメラスの話は大好きで、何度も考えさせられます。他の話も、感慨深く、私はこの一冊がいろんな意味で読めなくなるまで読み続けるでしょう。
2016年1月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作品はまだ読んでいないので内容以外のことでレビューします。
僕は涼月書店で中古を購入したのですが、どうやら掲載されているものより版が古いようで表紙のイメージが違いました。僕は表紙は全く気にしないのですが、一応古い版の表紙画像を載せておきます。
評価は本がまだ未読のため便宜上星3つ(普通)としています。読了した際に再評価する予定です。
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5つ星のうち3.0 古い版は表紙が、表示されているものと違います。
2016年1月7日に日本でレビュー済み
作品はまだ読んでいないので内容以外のことでレビューします。
僕は涼月書店で中古を購入したのですが、どうやら掲載されているものより版が古いようで表紙のイメージが違いました。僕は表紙は全く気にしないのですが、一応古い版の表紙画像を載せておきます。
評価は本がまだ未読のため便宜上星3つ(普通)としています。読了した際に再評価する予定です。
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1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年8月21日に日本でレビュー済み
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短編の前にルグィンの解説があり そういう状況で書いたんだと感慨深げになること間違いなしw
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年9月3日に日本でレビュー済み
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当時リアルタイムのMOZUで東の台詞にあったので参考のために書籍を購入、それからはすっかりお気に入りの一冊に。Kindleでも再購入しました。
2021年2月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
オメラスって知っているか?
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年8月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
きれいでした。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年5月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「これからの正義の話をしよう」で紹介されていたので購入しました。
自分は詩的な表現が嫌いなので、この本はあまり合いませんでしたね。
オメラスから歩み去る人々はまぁまぁ面白かったけど、それも「これからの正義の話をしよう」で説明されていた以上でも以下でもない。むしろそっちのが簡潔に述べられていて良かったです。

とにかく情景描写がうるさい。なんでわざわざ遠回しに面倒くさい言い回しをするんだろう。

まぁこれは自分の文化的教養が欠けてるのが原因かもしれないけど。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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