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ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを (ハヤカワ文庫 SF 464) 文庫 – 1982/2/1
カート ヴォネガット ジュニア
(著),
浅倉 久志
(翻訳)
帯有りません。若干のスレはありますがほぼ普通です。中身は少しヤケはありますが比較的きれいです。
- 本の長さ307ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日1982/2/1
- ISBN-104150104646
- ISBN-13978-4150104641
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (1982/2/1)
- 発売日 : 1982/2/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 307ページ
- ISBN-10 : 4150104646
- ISBN-13 : 978-4150104641
- Amazon 売れ筋ランキング: - 404,937位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年2月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ローズウォーターの奇異な行動が、なぜかしら涙を誘う物語でした。さいごにする行動は、敵にとっては手ひどい一手だったと思います。見事な小説でした。パソコンで間違って電子書籍で買って、読みましたが、本の形で持っておきたかったので、Amazon で買いました。
2024年2月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古書価が高騰している名作で、状態はかなりよくないものの、読めたことに感謝。
出品者様の対応は誠実でよかったです。
出品者様の対応は誠実でよかったです。
2020年4月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Kindle版がすごく安くてびっくり!
コロナの影響でギスギスした世の中になっちゃってるけど、今こそエリオットの言葉を実践しないとね。
コロナの影響でギスギスした世の中になっちゃってるけど、今こそエリオットの言葉を実践しないとね。
2015年8月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
円滑に購入できました。また機会があればよろしくお願いいたします。。
2023年8月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
YouTubeでおすすめされていたので、読んでみました。自分では手に取らないジャンルでしたが、粋な感じで面白く読みました。
2008年1月17日に日本でレビュー済み
『ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを』には「豚に真珠」という副題があります。
大富豪でありながら慈善事業に一身を投げ出し、持てる財産を次々と減らしてしまう主人公エリオット・ローズウォーターさんの行動は
現代社会の一般的な視点から見れば異常と言うほかなく、実際、彼の父は息子を精神異常者扱いします。
膨大な資産を有効に運営するだけでも汗水たらして日々働く労働者よりも収入が入る、
なのに息子は困った人を助けるために惜しげもなく財産を使う。彼にとって息子に財産を与えることは豚に真珠をやるも同然なのです。
もちろんヴォネガットはそんなことだけを考えてこの副題を決めたのではない。
ヴォネガットが批判したいのはエリオットの父親のような金満家と、そういった人物を崇め、へつらってきた現代社会そのものなのです。
エリオットはそうしたヴォネガットの心情を一身に引き受けており、そのために金持ちを尊敬しない。
彼が尊敬するのは他でもなく、日々を危険とともにありながらも命を賭けて人命を救う、消防士なのです。
そんなエリオットから見れば、俗にひたりきった金持ちが大金を持って気ままに振舞っていることこそが「豚に真珠」です。
だが、この小説が真に凄いのは、単にエリオットの礼賛小説であることではなくむしろ、作中でおきる事件のことごとくがエリオットにとって不利なものであることです。
妻は夫の行動を素晴らしいものと捉えつづけながらも度を越した慈善活動に疲れきり、結婚生活を継続することを諦めるほかなくなってしまい、
エリオットに恩義を受け、彼を慕った町の人々も、ひとたびエリオットが離れてしまうと手のひらを変えて悪し様に言うようになる。
こんな世の中ではたして人は何のために生きるか、それがヴォネガットの残した課題だと思います。
あまりにも途方もない理想家で、周囲の空気を読めず、度というものを知らず、だけども優しい。
そんなエリオットは紛れもなく作者ヴォネガットの人格の大部分を占めているでしょう。
こんな金が支配するロクでもない世の中に、人間そのものに希望を持ち、
それを最後まで失いきることがなかったヴォネガットの魂が、天の上で「誰かさん」の恵みを得ることを心から願います。
大富豪でありながら慈善事業に一身を投げ出し、持てる財産を次々と減らしてしまう主人公エリオット・ローズウォーターさんの行動は
現代社会の一般的な視点から見れば異常と言うほかなく、実際、彼の父は息子を精神異常者扱いします。
膨大な資産を有効に運営するだけでも汗水たらして日々働く労働者よりも収入が入る、
なのに息子は困った人を助けるために惜しげもなく財産を使う。彼にとって息子に財産を与えることは豚に真珠をやるも同然なのです。
もちろんヴォネガットはそんなことだけを考えてこの副題を決めたのではない。
ヴォネガットが批判したいのはエリオットの父親のような金満家と、そういった人物を崇め、へつらってきた現代社会そのものなのです。
エリオットはそうしたヴォネガットの心情を一身に引き受けており、そのために金持ちを尊敬しない。
彼が尊敬するのは他でもなく、日々を危険とともにありながらも命を賭けて人命を救う、消防士なのです。
そんなエリオットから見れば、俗にひたりきった金持ちが大金を持って気ままに振舞っていることこそが「豚に真珠」です。
だが、この小説が真に凄いのは、単にエリオットの礼賛小説であることではなくむしろ、作中でおきる事件のことごとくがエリオットにとって不利なものであることです。
妻は夫の行動を素晴らしいものと捉えつづけながらも度を越した慈善活動に疲れきり、結婚生活を継続することを諦めるほかなくなってしまい、
エリオットに恩義を受け、彼を慕った町の人々も、ひとたびエリオットが離れてしまうと手のひらを変えて悪し様に言うようになる。
こんな世の中ではたして人は何のために生きるか、それがヴォネガットの残した課題だと思います。
あまりにも途方もない理想家で、周囲の空気を読めず、度というものを知らず、だけども優しい。
そんなエリオットは紛れもなく作者ヴォネガットの人格の大部分を占めているでしょう。
こんな金が支配するロクでもない世の中に、人間そのものに希望を持ち、
それを最後まで失いきることがなかったヴォネガットの魂が、天の上で「誰かさん」の恵みを得ることを心から願います。
2013年5月8日に日本でレビュー済み
億万長者にして浮浪者の男が貧困者の為に訳の分からない慈善事業を始めた。はたして彼は狂人なのか。
カート・ヴォネガットが現代アメリカを途方もないストーリーで風刺する。
サブプライムローンのずっと前から、資本主義は格差を生み、金持ち達はそれを隠していた。主人公エリオット・ローズウォーターはそこから目をそらさず酒に溺れながらとんでもない行動を取る。だが、彼の怒りは全くもって正当であると思う。彼を狂気とするなら、アメリカはどうなのだ?
面白いのはローズウォーターは貧民達をいい人とはとらえていないところだ。彼自身もメチャクチャで、その慈善事業たるや意味があるのかと疑問に思う。でも、その深い隣人愛の使い方がメチャクチャであればあるほど、この本のテーマが強く浮かび上がってくる様に思える。
ローズウォーターが辿りついた答えのオチもなかなか。
社会はどうあるべきか、強烈な皮肉で問いかける。グローバリズムが浸透してきている今こそ読むべき一冊。
カート・ヴォネガットが現代アメリカを途方もないストーリーで風刺する。
サブプライムローンのずっと前から、資本主義は格差を生み、金持ち達はそれを隠していた。主人公エリオット・ローズウォーターはそこから目をそらさず酒に溺れながらとんでもない行動を取る。だが、彼の怒りは全くもって正当であると思う。彼を狂気とするなら、アメリカはどうなのだ?
面白いのはローズウォーターは貧民達をいい人とはとらえていないところだ。彼自身もメチャクチャで、その慈善事業たるや意味があるのかと疑問に思う。でも、その深い隣人愛の使い方がメチャクチャであればあるほど、この本のテーマが強く浮かび上がってくる様に思える。
ローズウォーターが辿りついた答えのオチもなかなか。
社会はどうあるべきか、強烈な皮肉で問いかける。グローバリズムが浸透してきている今こそ読むべき一冊。
2010年9月6日に日本でレビュー済み
子供の頃から何度も読んでいますが、
最近また読み返したら、ボネガットの
先見の明に、わかっていても驚きました。
日本やアメリカの、
自己責任だの、グローバル経済、だの、
といった言葉や思想の裏に
どんな策略と冷淡さが潜んでいるのか、
ボネガットは40年もまえから気付いていたん
ですねええ。
最後の部分でいつも涙が出ます。
エリオット・ローズウォーターと
ボネガットに大きな拍手!!
最近また読み返したら、ボネガットの
先見の明に、わかっていても驚きました。
日本やアメリカの、
自己責任だの、グローバル経済、だの、
といった言葉や思想の裏に
どんな策略と冷淡さが潜んでいるのか、
ボネガットは40年もまえから気付いていたん
ですねええ。
最後の部分でいつも涙が出ます。
エリオット・ローズウォーターと
ボネガットに大きな拍手!!