「果しなき旅路」がお気に入りの人には当然おすすめなのですが、 聖書の引用が前作よりも多くなり、やや入りにくい世界観になっています。 入り込めれば、より幻想的な、より魅力的な<ピープル>に出会えます。
ノヴァーリスなどドイツロマン派が好きな人なら違和感なく溶け込めるでしょう。 はまれば人生観が変わるくらい深みがあります。 最後の「月のシャドウ」のなかではヒロシマの原爆への言及もあり、どっきりしました。
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血は異ならず (ハヤカワ文庫 SF 500 ピープル・シリーズ) 文庫 – 1977/12/1
- 本の長さ378ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日1977/12/1
- ISBN-104150105006
- ISBN-13978-4150105006
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (1977/12/1)
- 発売日 : 1977/12/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 378ページ
- ISBN-10 : 4150105006
- ISBN-13 : 978-4150105006
- Amazon 売れ筋ランキング: - 827,975位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年7月26日に日本でレビュー済み
「サイエンス」らしい要素が,殆ど全く見当たらず.
「よそから,村人を超える能力を持った人たちがやってきましたよ」
というエッセンスを取り出せば,何のことはない,イソップ童話などと同じ.
本書では
「…やってきましたよ,主にアメリカの農村に」
という付け足しがあるに過ぎず.
不思議寝袋(p.19)などガジェットは,殆どただの「魔法使いの魔法」.
▼
拾った赤ん坊の保護者に,拾い主がすんなりなってしまうことにも違和感.
まるで「子猫を拾った」レベル.
普通なら,将来負担を勘案したり,本物の親を探すほうに努力を傾けたりなど,当然あるべきアクションが欠落しており,リアリティを欠く.
その点でも童話と言わざるを得ず.
▼
異星人の話なのに,家族というものの価値観が,アメリカ人とまるで同じなことにも萎える.
異星人の宗教も,キリスト教に酷似.
ただ,語句を言い換えただけ.
いったい,どんな天文学的確率の偶然の一致だ?
アポロ計画に対するユニークな見方(p.321)など,異星人ならではの発想・見方もなくはないが,それだけ.
またすぐ「イソップ」に帰ってしまう.
▼
《》書き多用という表現手法は,むしろ鼻に突く.
地球人との価値観の違いを表現したかったのだろうが,実態は単なる言い換えに過ぎず.
▼
「大洪水」は,よくある「最後に一人残る老人」パターン.
▼
オチは,たいてい童話らしいオチ.
すなわち,たいてい「異能力がみんな幸せにしてくれました.めでたし,めでたし」
退屈.
【関心率0%:全ページ中,手元に残したいページが当方にとってどれだけあるかの割合.当方にとっての必要性基準】
「よそから,村人を超える能力を持った人たちがやってきましたよ」
というエッセンスを取り出せば,何のことはない,イソップ童話などと同じ.
本書では
「…やってきましたよ,主にアメリカの農村に」
という付け足しがあるに過ぎず.
不思議寝袋(p.19)などガジェットは,殆どただの「魔法使いの魔法」.
▼
拾った赤ん坊の保護者に,拾い主がすんなりなってしまうことにも違和感.
まるで「子猫を拾った」レベル.
普通なら,将来負担を勘案したり,本物の親を探すほうに努力を傾けたりなど,当然あるべきアクションが欠落しており,リアリティを欠く.
その点でも童話と言わざるを得ず.
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異星人の話なのに,家族というものの価値観が,アメリカ人とまるで同じなことにも萎える.
異星人の宗教も,キリスト教に酷似.
ただ,語句を言い換えただけ.
いったい,どんな天文学的確率の偶然の一致だ?
アポロ計画に対するユニークな見方(p.321)など,異星人ならではの発想・見方もなくはないが,それだけ.
またすぐ「イソップ」に帰ってしまう.
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《》書き多用という表現手法は,むしろ鼻に突く.
地球人との価値観の違いを表現したかったのだろうが,実態は単なる言い換えに過ぎず.
▼
「大洪水」は,よくある「最後に一人残る老人」パターン.
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オチは,たいてい童話らしいオチ.
すなわち,たいてい「異能力がみんな幸せにしてくれました.めでたし,めでたし」
退屈.
【関心率0%:全ページ中,手元に残したいページが当方にとってどれだけあるかの割合.当方にとっての必要性基準】