「われはロボット」、いくつか違う出版社から出ているものを買ってみて読み比べました。
そのなかでこれは一番よかったです。
とても読みやすくて世界にふっと入れるような日本語訳、
この物語にもっともふさわしいのではと思える装画、
装丁、もちろん肝心の中身も、すべてこれが一番です。
装画だけなら、新潮の真鍋博も捨てがたいのですが、私には少し日本語訳が読みずらかったです。
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われはロボット (ハヤカワ文庫 SF 535) 文庫 – 1983/11/1
アイザック アシモフ
(著),
小尾 芙佐
(翻訳)
ハヤカワ文庫SF【SF535】 空山基/カバー 昭和58年発行の初版 解説「アシモフとジョン・W・キャンベル」6頁
- 本の長さ349ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日1983/11/1
- ISBN-104150105359
- ISBN-13978-4150105358
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登録情報
- 出版社 : 早川書房; 初版 (1983/11/1)
- 発売日 : 1983/11/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 349ページ
- ISBN-10 : 4150105359
- ISBN-13 : 978-4150105358
- Amazon 売れ筋ランキング: - 397,634位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2004年4月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「ロボット3原則」の本です。著者名、表題よりもそちらで有名な本作。
内容は「ロボットの話だからSFだろ?」と思っていたんですが、付け足すなら、ミステリ、です。
「ロボット3原則」というプログラム上のルールがありまして、
第1条 ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過す
ることによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
第2条 ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただ
し、あたえられた命令が、第1条に反する場合は、この限りでない。
第3条 ロボットは、前掲第1条および第2条に反するおそれのないかぎり、自
己をまもらなければならない。
以上の「3原則」がもとで、ロボットが起こす一見、誤作動にしか思えない行
動の原因を探っていくストーリーです。
内容は「ロボットの話だからSFだろ?」と思っていたんですが、付け足すなら、ミステリ、です。
「ロボット3原則」というプログラム上のルールがありまして、
第1条 ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過す
ることによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
第2条 ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただ
し、あたえられた命令が、第1条に反する場合は、この限りでない。
第3条 ロボットは、前掲第1条および第2条に反するおそれのないかぎり、自
己をまもらなければならない。
以上の「3原則」がもとで、ロボットが起こす一見、誤作動にしか思えない行
動の原因を探っていくストーリーです。
2016年4月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
書かれた時代には存在しないものが表現は違っても現在存在するし、人間もロボットと比較される性能の悪い(死んだりするから)ロボットかもしれないと思ったりしました。コンプユーターにどっぷり浸かった人生だったので興味は尽きません。また少年のころ読んだ手塚治虫との関連を強く感じます。
自動運転自動車やそれこそアシモ君等の開発者も読んでいるのでしょうね。
自動運転自動車やそれこそアシモ君等の開発者も読んでいるのでしょうね。
2011年4月9日に日本でレビュー済み
アイザック・アシモフの傑作です。
1.ロビイ
2.堂々めぐり
3.われ思う、ゆえに
4.野うさぎを追って
5.うそつき
6.迷子のロボット
7.逃避
8.証拠
9.災厄のとき
記者がロボット心理学者のスーザン・キャルビンから、昔の事件を聞く、
という形で話は始まります。
その中で、ロボットが人間に受け入れられていない時代から、
ロボットなしでの生活なんて考えられない時代まで、
ロボットの心理に振り回されたり、逆にロボットの心理を振り回したり…。
SFであると同時に、心理学であったり、倫理学であったり、法学であったり、
もちろんロボット工学であったりもする話ばかりです。
特に「8.証拠」は、最後の最後で、「そうだったのか!!」
と叫びそうになるくらい、度肝を抜かれました。
単純、純粋、原点であるからこそ生まれるこの面白さは、
現在の複雑化した環境では、もしかしたら作れないものかもしれません。
ちなみに、スーザン・キャルビンは1982年生まれです。
SFの傑作と時間を共有出来る事を楽しみつつ、
ロボット工学を想像してみるというのも、また一興かと。
1.ロビイ
2.堂々めぐり
3.われ思う、ゆえに
4.野うさぎを追って
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6.迷子のロボット
7.逃避
8.証拠
9.災厄のとき
記者がロボット心理学者のスーザン・キャルビンから、昔の事件を聞く、
という形で話は始まります。
その中で、ロボットが人間に受け入れられていない時代から、
ロボットなしでの生活なんて考えられない時代まで、
ロボットの心理に振り回されたり、逆にロボットの心理を振り回したり…。
SFであると同時に、心理学であったり、倫理学であったり、法学であったり、
もちろんロボット工学であったりもする話ばかりです。
特に「8.証拠」は、最後の最後で、「そうだったのか!!」
と叫びそうになるくらい、度肝を抜かれました。
単純、純粋、原点であるからこそ生まれるこの面白さは、
現在の複雑化した環境では、もしかしたら作れないものかもしれません。
ちなみに、スーザン・キャルビンは1982年生まれです。
SFの傑作と時間を共有出来る事を楽しみつつ、
ロボット工学を想像してみるというのも、また一興かと。
2004年7月13日に日本でレビュー済み
アシモフの作品の中でも、一番好きなロボットもの。
SF業界の常識「ロボット3原則」がお目見えするのも「本家」っぽさ満点で満足度高い。
「ロビイ」
古くて忠実で四角い子守ロボット・ロビィは、母親に疎まれて返品処分されるが。
ロビィの動作音は、起き上がりこぼしのようなぎー・ごろんという印象。
熊のぬいぐるみのような、子供の心の友。
ってことは、プーさんみたいに子供が大きくなったら無用の存在としてただ待つだけの日々がロビィに訪れるのだろうか、と思うとまた泣ける。
「我思う、ゆえに...」
自我に目覚め信仰に目覚めたQT1号は、二人のエーテル技術者の制御を受け付けず、暴走する。
「野うさぎを追って」
鉱山採掘用のスピーディは、目を離すと仕事をさぼって踊りを踊ってる。
ロボットのトラブルバスター二人組みは、問題解決にあたるが、見ていないと再現しないため苦戦するが。
「うそつき」
何の間違いか読心能力を得てしまったRB34号。
秘密を知りたい人間たちに必要な情報を教え、皆の心の支えになったかのようだったが。
「証拠」
キャルビン博士の回顧談。
完璧な政治家スティーブン=バイアリイは人間か?ロボットか?
「完璧な人間なんてありえないんだから、バイアリイはロボットだ」という理論が皮肉。
SF業界の常識「ロボット3原則」がお目見えするのも「本家」っぽさ満点で満足度高い。
「ロビイ」
古くて忠実で四角い子守ロボット・ロビィは、母親に疎まれて返品処分されるが。
ロビィの動作音は、起き上がりこぼしのようなぎー・ごろんという印象。
熊のぬいぐるみのような、子供の心の友。
ってことは、プーさんみたいに子供が大きくなったら無用の存在としてただ待つだけの日々がロビィに訪れるのだろうか、と思うとまた泣ける。
「我思う、ゆえに...」
自我に目覚め信仰に目覚めたQT1号は、二人のエーテル技術者の制御を受け付けず、暴走する。
「野うさぎを追って」
鉱山採掘用のスピーディは、目を離すと仕事をさぼって踊りを踊ってる。
ロボットのトラブルバスター二人組みは、問題解決にあたるが、見ていないと再現しないため苦戦するが。
「うそつき」
何の間違いか読心能力を得てしまったRB34号。
秘密を知りたい人間たちに必要な情報を教え、皆の心の支えになったかのようだったが。
「証拠」
キャルビン博士の回顧談。
完璧な政治家スティーブン=バイアリイは人間か?ロボットか?
「完璧な人間なんてありえないんだから、バイアリイはロボットだ」という理論が皮肉。
2008年5月24日に日本でレビュー済み
世界3大SF作家の代表作であるロボットシリーズ本編の第一作。
このシリーズは、雑多な短編集である「ロボットの時代」、ミステリーとの融合となる三部作「鋼鉄都市」「はだかの太陽」「夜明けのロボット」、更に、もう一つの大傑作シリーズであるファウンデーションシリーズとの融合を決定づける「ロボットと帝国」、映画化された最高傑作「バイセンテニアル・マン」等、膨大なものとなっています。
ロボットの進化を「制約下」でのものになると予想し、様々な未来図を描いてみせたアシモフですが、本作は時系列な短編集であり、本作のみで一つのクライマックスを迎える内容となっています。
少しずつ、ロボットの社会進出が進んで行くさまが、ユーモラスに、そして、ミステリ仕立てで描かれた本作のラストは、正に息を呑むものです。
「バイセンテニアル・マン」「ロボットと帝国」「ファウンデーションと地球」といった別の角度の決末に至る全てが本書に含まれています。
歴史的な、永遠に残る、正にオールタイムベスト。ジャンルを超えて古典となった名作、教養としても、単純な楽しみとしても、是非、お読みいただきたいと思います。
このシリーズは、雑多な短編集である「ロボットの時代」、ミステリーとの融合となる三部作「鋼鉄都市」「はだかの太陽」「夜明けのロボット」、更に、もう一つの大傑作シリーズであるファウンデーションシリーズとの融合を決定づける「ロボットと帝国」、映画化された最高傑作「バイセンテニアル・マン」等、膨大なものとなっています。
ロボットの進化を「制約下」でのものになると予想し、様々な未来図を描いてみせたアシモフですが、本作は時系列な短編集であり、本作のみで一つのクライマックスを迎える内容となっています。
少しずつ、ロボットの社会進出が進んで行くさまが、ユーモラスに、そして、ミステリ仕立てで描かれた本作のラストは、正に息を呑むものです。
「バイセンテニアル・マン」「ロボットと帝国」「ファウンデーションと地球」といった別の角度の決末に至る全てが本書に含まれています。
歴史的な、永遠に残る、正にオールタイムベスト。ジャンルを超えて古典となった名作、教養としても、単純な楽しみとしても、是非、お読みいただきたいと思います。