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はだかの太陽 (ハヤカワ文庫 SF 558) 文庫 – 1984/5/1

3.9 5つ星のうち3.9 18個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 早川書房 (1984/5/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1984/5/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 360ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4150105588
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4150105587
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 18個の評価

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アイザック・アシモフ
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カスタマーレビュー

星5つ中3.9つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2014年11月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
してほしいものです。
アシモフのファウンデーション&ロボットシリーズの中で
もっとも気に入っているものの一つで、
何度も読み返しています。
ロボットなのに、人間味がある部分を
とても丁寧に描いてくれてあり、
非常に好感が持てる一級品だとおもいます。

話はそれますが、別作品でソラリアが放棄されてしまっているのは
悲しかったですが、そういうものなのでしょうね。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年1月3日に日本でレビュー済み
ベイリ&ダニイルもののSFミステリ。舞台はソラリアという遊星。ソラリア人は他人との接触を極端に嫌い、三次元映像でコミュニケーションを取る。そこで、死体とロボットだけが残された殺人事件が起こる。ロボット三原則によって、ロボットは犯人ではあり得ない。それでは犯人は ?

殺人事件の方は底が浅いので謎解きは難しくないが、ソラリア人の特質を活かした"解決法"は笑わせてくれる。それより本作がインパクトを持つのはその風刺性である。ソラリア人のコミュニケーションの取り方は現代の日本に似ているではないか。ソラリアにおけるソラリア人とロボットとの関係は容易に旧宗主国と植民地の関係を想起させる。また、ソラリア内部における保守と革新の対立もリアリティを感じさせる。そして、最後に語られる次の言葉は強烈である。「銀河系宇宙において、ソラリアに似ているのは地球だけだ」。

SF的設定でミステリの風味を味あわせ、更に辛辣な風刺を含んでいるアシモフの傑作。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年5月23日に日本でレビュー済み
本作『はだかの太陽』はいま読むべき作品です。なぜなら、この作品に書かれているソラリア人の生活とほぼ同じ生活を、いまの私たちが強いられているからです。
病気の感染を恐れて人との接触をさけ、どうしても会って話をする必要のあるときは、テレビ映像によるオンライン会話 (※) って、いまやっている自分たちの生活そのままじゃないですか。

(※)惑星ソラリアでは3D映像

私は本作を30年くらい前に読んだことがあるけど、3D映像によるオンライン会話や多くのロボットにかしずかれた快適な生活はいかにも未来SFらしくて違和感がなかったものの、人と人とが直接対面したり触れあったりすることのない生活習慣については、かなり突飛な (よく言えば独創的な) 設定に思われたものでした。

あれから30年・・・・。
ホームワーク、テレビ会議、オンライン飲み会、オンライン授業等々、まさか架空の未来宇宙人類 (スペーサー) ソラリア人に近い市民生活を、自分自身が強いられることになろうとは・・・・。
(→ちなみにアシモフが本作を発表したのは今から63年前の1957年)

世のなかコロナ禍で、カミュの『ペスト』が累計100万部突破のベストセラーになっているようですが、本作『はだかの太陽』も、もっと話題になってもいいのではないか。
というのは、本作は、人と人とが接触しない設定ゆえの不便さや不合理さが非常によく描かれているからです。
内容は人と人とが触れ合うはずのない惑星ソラリアで発生した殺人事件 (どだい不可能な殺人) を追うSFミステリーですが、刑事イライジア・ベイリは、結局はソラリアの慣習に逆らってまでも自分の足で歩き回り、関係者との直接対面と聞き込みで捜査を進めます。

このストーリーの流れはコロナ後の社会を示唆していると思われます。
テレビ会議やオンライン飲み会、オンライン授業等がいかに便利であろうとも、新型コロナウィルス感染症が終息したあと、会議や飲み会や授業がオンライ化の方向にどんどん進むことは多分ないのではないか。
読後、そんなことを考えさせられた本作でした。

(読後の感想/補足)
 殺されたリケイン・デルマーの妻グレディアこそが下手人―――すべての状況証拠がそう語り掛け、リケインの友人/知人/助手等もそう信じて疑わない中での捜査。オーロラ人(?)ダニール・オリヴォーとともに惑星ソラリアへと乗り込んだイライジア・ベイリを待ち受けていたのは、ざっとそんな状況だった。ただし犯行現場から凶器が見つからないのが難点。

主な登場人物は以下のとおり。
・グレディア・デルマー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・リケイン・デルマーの妻
・コーウィン・アトルビッシュ・・・・・・・・・・・・・・グルアー安全保障局長の補佐官でグルアーが
毒殺未遂にあった後の安全保障局長代行
・ジョサン・リービッグ博士・・・・・・・・・・・・・・・・ロボット工学者
・クエモット・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ソラリアの社会学者
・クロリッサ・カントロ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・リケインのセクシーな助手
・スール医師・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・実はグレディアの実父
・ハニス・グルアー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ソラリアの安全保障局長(→毒殺未遂にあう)
・アルバート・ミニム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・地球の司法次官

最初のほう、ミニム司法次官とのやり取りの中で出た、「・・・・彼ら(スペーサー)は地球人に何を期待しているんです? 感謝ですか?」というベイリの台詞はすごく気に入った。

さまざまな紆余曲折があり、地球の私服刑事イライジア・ベイリがソラリアで捜査する過程で会った上記の人物たちのほとんど (→ただしアルバート・ミニム除く) が、一時的にもせよ犯人と疑われる推論が行われるのだが、最終的な犯人はロボット工学者のリービッグ博士だった。(※)

(※)厳密に言うと、リービックが開発した着脱可能な腕を有するロボットにそそのかされてグレディアが夫リケインを殺害したというのが真相。

にもかかわらず、イライジア・ベイリ的には、主犯はあくまでもロボットによる殺人の周到なおぜん立てをしたロボット工学者リービッグである。なお、「実行犯」のグレディアに対しては寛容にも惑星オーロラで第二の人生を送ることを見過ごしてあげている。少しグレディァに甘すぎないか、とも思うが、このグレディアこそは「はだかの太陽」から26年後に書かれた続編「夜明けのロボット」で重要な役割を担う人物なのである。

さて、作中、リービッグの魔の手は主人公ベイリにもおよび、彼自身、クロリッサ・カントロの勤める養育所(ファーム)において、可愛い少年の射た毒矢によって危うく殺されかける。
物語の最後のほう、立体画像の会議を招集して真犯人を突きとめるところは、本作の5年前(1952年)に発刊された『宇宙気流』に似ている。

ソラリアの産児制限制度と新生児集中治療室に似た施設の様子は秀逸だった。
また、最後まで読むと、ソラリアのような人と人との触れ合いやコミュニケーションのない超個人主義は、けっきょく2020年の現代社会(オタク文化およびSNSでしか繋がっていない現実)の予言とも問題提起ともなっている。
63年前に本作を書いたアシモフはやっぱり凄い、のひと言に尽きる。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年11月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
非常に良いと書かれていたので購入しましたが本にべったりと料金か何かのステッカーみたいなものがついていたり、品質も一般的には「良い」と表現すべきものではないかと思います。この本は持っており、本棚に飾っておくためにもう少し良い状態のものが欲しかったので購入しましたが、現在持っているものより少し良い程度のものでした。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年9月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あっという間に読み終わりました。
ダニールの保護者っぷりが楽しいです。セリフがすごく親しみやすい感じで訳されていますね。彼が「あの、ちょっと」とイライジャに呼びかけるシーンは、ロボットなのに人間染みていて楽しいです。
私は小説を読む順番を間違えて、「鋼鉄都市」を読んだあとに「ロボットと帝国」に手をつけてしまいました。
なので、この「はだかの太陽」は、ユーモアのあるシーンでも、すごく切なく感じてしまうという味わいかたをしています。
自由奔放で心配をかけるイライジャと、彼の身の安全を第一に考えるあまり「オカンかよ」と突っ込みたくなるような過保護なダニールが(「明日になさい!」はいいですね(笑))、とてもとても愛おしく、この先もずっと大事に読み返したいと思える物語です。
この小説「絶版」なんですか?こんなに面白いのに、信じられないですね。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年12月29日に日本でレビュー済み
未来の地球では増えすぎた人口を養うため、人々は「シティ」と呼ばれる巨大な鉄とコンクリートで覆われた都市の中に集合住宅を築き、食料とエネルギーを効率的に使うことで生き延びていた。一方、シティが完成する前に宇宙移民した人類は宇宙人と呼ばれ、人口では地球にはるか及ばないものの、ロボットを利用し、非常に高い科学技術文明を築いていた。
ある日、ニューヨーク市警の私服刑事イライジャ・ベイリは、宇宙人の植民惑星のひとつ、ソラリアで起きた史上初の殺人事件を捜査するため、宇宙船に乗って現地へ赴いた。ベイリは、再びロボット・ダニール・オリヴォーとパートナーを組み、事件の捜査に当たる。
だが今回は、事件現場の一切合切が原状復帰されてしまっており、他人との接触を極端に嫌うソラリアの習俗がために、直接参考人に会ってインタビューすることもままならない。そして、なぜかダニールは、自身がロボットであることを積極的に開示しようとしない。
閉鎖空間で暮らしてきたベイリにとって、ソラリアの解放された大地に立つことは、ベイリにとって苦痛でしなかった。
だが、彼は持ち前の使命感に突き動かされ、ついに真犯人を突き止める。そして、その裏に隠された陰謀を知ってしまった。そしてソラリア人女性グレディアとの
本書は、『鋼鉄都市』の続編だが、もちろん独立した小説として楽しめる。

初めて読んだのは、『鋼鉄都市』と同じ中学生の時だ。この歳になって読み直すと、違う感想を持つ――。
ソラリアは、人々が直接会って話をする必要がないほど通信インフラが充実し、仕事や家事を賄う大勢のロボットがいる。これは、現代社会そのものではないか。コミュニケーションはネットに頼り、コンピュータに向かって仕事をする毎日――直接会うことはあるものの、ネット・コミュニケーションの方が気楽だと考えている人がいるのではないか。
だがしかし、ソラリア人の人間性は幼稚である。誰もが自分がその分野での第一人者だと信じているのである。共同研究などということを思いつかない。現代を活きる我々は、同じことになっていないか。相手の話をよく聞き、自分の考えをまとめることができるだろうか。

さて、最後にソラリアの陰謀の正体が明かされるわけだが、大艦巨砲主義ではなくロボットを愛するオタクの皆さんには、たいへん感動的なラストになっている。そして、ここからアシモフの銀河帝国(ファウンデーション)シリーズに至るまで、1万年に及ぶロボット愛の大河SFがスタートするのである。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年6月17日に日本でレビュー済み
~有史以来初の殺人事件が起きた惑星ソラリアに派遣されたイライジャ・ベイリ刑事は再び人間そっくりなロボットダニール・オリバーと組んで難事件に挑みます。ソラリアは人一人に対してロボットが1万台、人間同士の接触がほとんどなく、三次元映像で相手を直接“見る”のではなく、”眺める”という特殊な世界です。SFでありながら鋼鉄都市よりももっとミステリ~~ーの要素が強くなり、シリーズの今後の展開への含みも持たせた優れた作品だと思います。~
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年3月27日に日本でレビュー済み
アイザックアシモフ
「はだかの太陽」読書感想
人口2万人、ロボット20億台。人間一人当たりロボット1万台を使役する惑星国家ソラリアで、建国以来初めて発生した殺人事件を地球の刑事が捜査する話。
最後の解決パートはシャーロックホームズばりに古典的だが爽快な読後感がある。何より主人公の刑事が魅力的で特に感情的なセリフや、時々ふっとよぎる冷淡な考えが一々たまらない。解決パートの安直さなど些細な事だろう。
お勧めの1冊
地球人と宇宙人。地球と異星。人間とロボット。自分のコミュニティを抜けて、別世界を体験し、自分たちについて新しいことに気づく。そして読者の心にも考えさせられモノが残る。そうゆう小説だ。単に消費されるためだけの小説ではなく、ある種の創造をもたらしてくれる。
有意義な読書体験だったと思う。多かれ少なかれ読書とはこういうものであってほしい。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート