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シティ5からの脱出 (ハヤカワ文庫 SF 632) 文庫 – 1985/9/1

3.6 5つ星のうち3.6 25個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 早川書房 (1985/9/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1985/9/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 350ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4150106320
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4150106324
  • カスタマーレビュー:
    3.6 5つ星のうち3.6 25個の評価

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バリントン・J.ベイリイ
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カスタマーレビュー

星5つ中3.6つ
5つのうち3.6つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2019年8月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ベイリーの作品にしては、おとなしい印象でした。
核となるアイデアは異なりますが、舞台の設定やプロットが似た作品もあり、同じ短編集なら「ゴッド・ガン」のほうがバラエティ豊かな作品を楽しめると思います。
この短編集を読んで思ったのは、この作家は閉鎖的な状況下での抑圧とそれからの解放を目指すというコンセプトが好きなんだなということです。このコンセプトの元で書かれた作品が多いので、似たような作品が多いという印象になったのだと思います。
これで、2019年7月末現在、日本語で手に入るKindle版のベイリーの作品を全て読みました。どの作品もSF小説になじみが無い人よりも、SF小説をたくさん読んできたという人にアピールするタイプの作品だと思います。その中からどれか一冊ということなら、「カエアンの聖衣」から読み始めるのがお勧めです。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年5月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現代の作家なら、この短編の一つを使って長編が書けるくらいアイデアの宝庫。でも作家性もあるのか、著者にはこの短さが適量のようにも思う。おそらくワンアイデアで書くことに向いてないのだろう。アイデアの奔流の中で偶然のように終着点に辿り着くスタイルがベイリー作品の真髄だと実感した。いくつかの作品は傑作だと思う。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年9月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
光速より早いということでやたらとCの198(数字はいい加減)乗とか、Cの累乗が出てくる。単位も累乗されるということに作者は気が付いているのか?それともまったく異次元の世界の話なのか?この種の物理学の常識から非常に逸脱した疑似科学解説が延々と続く短編がいくつかあり、とうとういくつかは読み飛ばしてしまった。
 しかし傑作カエアンの聖衣に出てくる昆虫型知性生物の原型らしきアイデアが出てくる作品もあり、この点はカエアンの聖衣をよりよく理解するために役に立つかもしれない。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年1月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
平均点の高い短編集である。
「宇宙の探索」「知識の蜜蜂」「洞察鏡奇譚」あたりが好きだが、
他にも「シティ5からの脱出」など面白く読めるものもある。
ただ、難解すぎてわからないものもあったことはあった。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年6月20日に日本でレビュー済み
 「マニアのアイドル、バリントン・J・ベイリー」という言葉は、水鏡子が書いた本書の解説から来ているのかな。
 1978年に英国でまとめられ、1985年に日本で翻訳出版された第一短編集。本書は数年前に古書店で見つけて購入していたもの。長編を何冊か読んでもよく理解できないベイリーの特徴が短編を読めばわかるのではないかと思って読み始める。
 内容は、30枚ぐらいの短編から100枚の中篇まで、中篇を中心とする9篇。雑誌を主な活動媒体にしていた1965年に発表された1篇を除く8編は70年代にオリジナル・アンソロジーに発表されたもの。解説によると、ある順番で配置されているらしいけれど、残念ながらわからなかった。
 奇想作家と呼ばれるベイリーだけあって、さすがにそのアイデアには驚かされる。それほど奇抜ではないアイデアで書かれたものを読むと、かえって驚くほど。
 自分が好きなのは、まず冒頭の「宇宙の探求」。3つ目の「シティ5からの脱出」と4つ目の「洞察鏡奇譚」、いずれも“とんでも”なアイデアとそれを強引にストーリーにまとめてしまう豪快さが魅力の作品。
 「宇宙の探求」は阿片とクブラ・カーンが連想する文化の香りがタイトルに急展開する奇想SF。大好き。大傑作。「洞察鏡奇譚」を読んだ時にはその構成と展開がテッド・チャンの「バビロンの塔」に引き継がれているのでは、と思った。
 水鏡子が好きだという「ドミヌスの惑星」と、サバイバル風に始まる「知識の蜜蜂」も奇想の展開が冴えている。ストーリーのスタイルとしては古典的な宇宙探検物として語られるものが多いかも。
 政治小説風の「過負荷」と報告書スタイルの「モーリーの放射の実験」は奇想アイデアはあるけれど、言ってしまうと普通のSF。「過負荷」はクラークの「都市と星」のアンチテーゼかな?
 わからなかったのが1965年に発表された「王様の家来がみんな寄っても」と比較的新しい「オリヴァー・ネイラーの内世界」の2篇。
 共にこんなご都合主義のアイデアで小説が書けるわけがない。というようなアイデアを使って中篇に仕上げてしまう。特に「オリヴァー・ネイラーの内世界」はヒドイ(褒め言葉です。)
 ベスタ―は「ガラクタを集めて傑作を作った」と言われているが、これを読んだ時は、よくこんな滅茶苦茶なアイデアを使ったなと呆れてしまった。そうしてできあがったものが“バカSF”と呼ばれるのならば、もしかしたらこれこそがベイリーの本質かもしれません。私には評価できません。
 長編に時々見られる、ちょっと痛くて訳のわからないユーモア感覚がこれに近いのかも。
 中には肩すかしを感じる作品もあったが、トータルしてみるとやっぱり総合評価は5点。良くわからないけれど凄いという話もある。理解することだけが読書ではないということか。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2009年8月27日に日本でレビュー済み
「ドミヌスの惑星」がベスト。科学の勉強になる。学者に読ませたい。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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