「エンダーのゲーム」
「王の食肉」
「呼吸の問題」
「時蓋をとざせ」
「憂鬱な遺伝子を身につけて」
「四階共同便所の怨霊」
「死すべき神々」
「解放の時」
「猿たちはすべてが冗談なんだと思いこんでいた」
「磁器のサラマンダー」
「無伴奏ソナタ」
以上の11編を収録。
SFあり、ファンタジーあり、ホラーあり、寓話めいたものから童話調のものまで、多彩な内容です。
「エンダーのゲーム」と「無伴奏ソナタ」は完成度も知名度も高い名作ですが、個人的に気に入ったのは
残酷でグロテスクな「王の食肉」と、切なく優しく心の琴線に触れるような「磁器のサラマンダー」です。
両極端な作品ですが、それはとりもなおさず人間そのものがその両面を備えているからに他ならない事を
物語を通して教えられた気がします。
とにかく、SF史上に燦然ときらめく短編集だと思いますので、是非ご一読を!
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無伴奏ソナタ (ハヤカワ文庫 SF 644) 文庫 – 1985/12/1
オースン スコット カード
(著),
野口 幸夫
(翻訳)
ヤケがあります。
- 本の長さ411ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日1985/12/1
- ISBN-104150106444
- ISBN-13978-4150106447
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (1985/12/1)
- 発売日 : 1985/12/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 411ページ
- ISBN-10 : 4150106444
- ISBN-13 : 978-4150106447
- Amazon 売れ筋ランキング: - 447,496位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年6月28日に日本でレビュー済み
カードの作品って、彼がモルモン教の宣教師を一時やっていたこともあって、宗教的なやや説教じみた部分もあるのですが、そういうことを超越して面白いです。さすが当代随一のストーリーテラーたる面目躍如。
「エンダーのゲーム」については、長編もありますが緊迫度が高い分こちらが上かな。
表題作の「無伴奏ソナタ」は、私にとっては短編のオールタイムベスト。バッハの音楽もスパイスに用いてカードらしい残酷さもある中、読後感がなぜか爽やかな不思議な作品です。それにしても、バッハの無伴奏ソナタってヴァイオリンソロのものが3曲あるのですが、カードは何番を想定したのでしょうね>個人的には一番好きな第2番だといいのですが。こちらは五嶋みどりの演奏がおすすめです。
「エンダーのゲーム」については、長編もありますが緊迫度が高い分こちらが上かな。
表題作の「無伴奏ソナタ」は、私にとっては短編のオールタイムベスト。バッハの音楽もスパイスに用いてカードらしい残酷さもある中、読後感がなぜか爽やかな不思議な作品です。それにしても、バッハの無伴奏ソナタってヴァイオリンソロのものが3曲あるのですが、カードは何番を想定したのでしょうね>個人的には一番好きな第2番だといいのですが。こちらは五嶋みどりの演奏がおすすめです。
2004年5月29日に日本でレビュー済み
珠玉の短編集…などと書きましたが、実はこの本に収められている短編全部が傑作ではないのです(笑)
この本、オースン・スコット・カードの初期の短編を集めた作品集なので(初出は1979年頃の作品が多いはず)、まだ著者自身が筆の勢いで書いた作品も…あります(笑)
でも、名作「エンダーのゲーム」「無伴奏ソナタ」と、個人的に好きな「猿たちはすべてが冗談なんだと思っていた」の三つの作品が収められているこの本は、私的ベスト・ワンです。
「エンダーのゲーム」は同名長篇の元になった短篇です。因みに、これ、こちらの短篇の方が出来がいい(笑)…ま、好き嫌いはあるでしょうが。
そして「無伴奏ソナタ」は、最初に読んだ時、思わず涙しました。まだ読んだことのない方は、古本を探し出してでも絶対、読んで欲しい作品です。
オースン・スコット・カードって、基本的にどうしようもなくセンチメンタルで、甘ったるいヒューマニズムを書いてしまう作家…です。でも「どうしようもなくセンチメンタルで、甘ったるいヒューマニズム」って、心の何処かに、絶対なくさないようにしまっておきたい事だと思う…だからこの本は、☆5つです。
この本、オースン・スコット・カードの初期の短編を集めた作品集なので(初出は1979年頃の作品が多いはず)、まだ著者自身が筆の勢いで書いた作品も…あります(笑)
でも、名作「エンダーのゲーム」「無伴奏ソナタ」と、個人的に好きな「猿たちはすべてが冗談なんだと思っていた」の三つの作品が収められているこの本は、私的ベスト・ワンです。
「エンダーのゲーム」は同名長篇の元になった短篇です。因みに、これ、こちらの短篇の方が出来がいい(笑)…ま、好き嫌いはあるでしょうが。
そして「無伴奏ソナタ」は、最初に読んだ時、思わず涙しました。まだ読んだことのない方は、古本を探し出してでも絶対、読んで欲しい作品です。
オースン・スコット・カードって、基本的にどうしようもなくセンチメンタルで、甘ったるいヒューマニズムを書いてしまう作家…です。でも「どうしようもなくセンチメンタルで、甘ったるいヒューマニズム」って、心の何処かに、絶対なくさないようにしまっておきたい事だと思う…だからこの本は、☆5つです。
2003年10月18日に日本でレビュー済み
この短編集にはハードなSFからファンタジーまで11篇が収められており、ヒューゴー賞、ネヴュラ賞を受賞した長編「エンダーのゲーム」の原型も同じタイトルで収録されている。「ゲーム」というキーワードは、「戦闘」という非日常世界を現実とクロスさせる魔力を秘めており極めて現代的だ。