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クローム襲撃 (ハヤカワ文庫 SF 717) 文庫 – 1987/5/15

4.5 5つ星のうち4.5 103個の評価

おれとパートナーのボビイは、電脳空間を縦横無尽に駆けるカウボーイ。おれたちは次なるターゲットに暗黒街のボス、クロームを選んだが……。鮮烈な描写で時代に名を刻んだ表題作、脳にデータを預かる青年と『ニューロマンサー』のヒロイン、モリイの冒険を描いた「記憶屋ジョニイ」(映画化名「JM」)、記念すべき処女作「ホログラム薔薇のかけら」など、サイバーパンクの粋を味わえる全10篇を収録する伝説的短篇集!
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 早川書房 (1987/5/15)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1987/5/15
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 334ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4150107173
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4150107178
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 103個の評価

著者について

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ウィリアム・ギブソン
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カスタマーレビュー

星5つ中4.5つ
5つのうち4.5つ
103グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2022年6月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今となってはサイバーパンクの古典。
サイバースペースジャンルのバイブル。
でもギブスンの魅力はテクノロジーが行き着いた世界で見せる、登場人物たちの圧倒的な人間臭さだったりします。
ご一読を!
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年6月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ウィリアム・ギブスンの短編集

映画JMの原作の記憶屋ジョニイには、ニューロマンサーの原型と思われる設定や描写があるので同作品好きは必読

多様な人物や設定を書き分けることができるウィリアム・ギブスンだが、それでも彼らしいサイバーパンク的世界観は全作品に共通しており、彼の世界観が好きな人は大いに楽しめる

しかし短編なので物語の世界に入り込んだと思ったら終わってしまうのが残念だ
2015年1月25日に日本でレビュー済み
サイバーパンク宣言としてスターリングの序文が素晴らしい。
ギブスンは1970年代の終わりごろから少しずつ短編を発表するかたちで
「スプロール・シリーズ」という独特の未来世界観を構築していった。

【収録作品】

 ①記憶屋ジョニイ
 ②ガーンズバック連続体
 ③ホログラム薔薇のかけら
 ④ふさわしい連中
 ⑤辺境
 ⑥赤い星、冬の軌道
 ⑦ニュー・ローズ・ホテル
 ⑧冬のマーケット
 ⑨ドッグファイト
 ⑩クローム襲撃

この中の ①③⑦⑧⑩はスプロール物なので
その後の集大成的な「ニューロマンサー」より前に読んだ方が良いだろう。

SF初心者がいきなり「ニューロマンサー」を読むのは難しい。
18歳の時に初読した時はハードボイルド文体に苦労させられた。
なんだかんだで俺が強引に読了できたのは、
それまでに読んでいた数冊のR.チャンドラーで「説明しない不親切な文体」に鍛えられていたからだと思う。

⑤⑥⑨はスプロール世界のことかどうか判断できなかった。
ただ、共通点は多い。
④は全くの別世界。
他の作家との共作物だが多分ギャグじゃないだろうか。

②の「ガーンズバック連続体」はスプロール・シリーズでもなければSFでもない。
覚醒剤トリップ物(?)の傑作。
SFに縁のない人にもこの短編だけは読んで欲しい。

何か事件がある度にUFOとか宇宙人グレイとかミステリー・サークルとか
エイリアン・アブダクションとか騒ぎ出すアメリカ大衆文化に対する強烈な皮肉である。
そういう大衆をカモにしている商売人の友人が主人公に向かって「彼等はとにかく見てしまうんだ」と言う。
人間社会の歴史的幻想の有り方を当然のように断定するのだ。

「ムー」とか矢追純一とか、
あと、ナショナル・ジオグラフィック・チャンネルにも
ヒストリー・チャンネル(古代宇宙飛行士説)にもアホなオカルト陰謀シリーズがある。
ああいう番組を見て簡単に信じてしまうような人には良い薬になる小説だと思う。
ギブスンがデビュー当時からSF・幽霊譚・陰謀論などに対する冷徹な批判精神を持っていた証拠だという点でも興味深い。

後になってX−FILEの脚本書いたりしているがw・・・・・まあ、いいかw
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年10月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ニューロマンサーの前に読むことを進めます。、ギブソンの思考回路とコトバ使いに慣れるのに役立ちます。いきなり、ニューロロマンサーを読むと思考がついていけません。 ストーリーはつながりにくいです。それは、コトバがわからないからでした。読解できませんでした。
この短いセンテンスで区切られた短編でギブソン思考に慣れることをおすすめします。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年12月30日に日本でレビュー済み
短編集なんですが、訳者がちがうからかもしれませんが、1篇1篇文体まで異なっていて、つかみ所が無いように思えます。「ふさわしい連中」は、小生の好きなスタージョンの「人間以上」的タッチの作品で、傑作と思いますが。。。。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年12月14日に日本でレビュー済み
実は初版を持っていますが、30年の読み返しでボロボロ。なので新装版も保存用に購入。
当時高校生でしたが「ニューロマンサー」を数回読んだ後にこれを読み、「カウントゼロ」~とサイバーパンク中毒です。
表題作を含め、単なるスターシステムではない因果性もあり必読です。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年3月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読みとけばシンプルな話が多いので、ニューロマンサーに挑んで挫折した方も、こちらを試しては如何でしょうか?
とはいえ、少なくとも私には難しすぎる作品もありました。「ガーンズバック連続体」や「ホログラム薔薇のかけら」は、まったく訳が分かりません。
割りと分かりやすいと思った「ふさわしい連中」や「ドックファイト」は、競作です。
「記憶屋ジョニイ」も分かりやすいと思ったら、「ニューロマンサー」で回想されていたり、映画になっていて予備知識がありました。
ガジェットや造語をありったけ詰め込んで、読者を置いてきぼりにしてでも、現在と異なる世界を描ききる疾走感。これこそがSFの面白さではないでしょうか。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年11月24日に日本でレビュー済み
 30年間の準備期間(実は積読していただけ)の後に挑戦した「ニューロマンサー」が予想どおり難物だったので、読書案内のとおり本書(旧版)を読みました。
 ギブスンって、意外に普通のSF作家だったのですねえ。処女長編がアレ(!)なので、ちょっと恐れながら読み始めたのですが、意外に読み易い。短い分だけ読み易いのでしょうか?(ただし「ホログラム薔薇のかけら」だけは例外。理解できず。処女作だそうですが、彼女に去られた男の感傷としか読めませんでした。)
 全体的に、共作の関係もあるかもしれないけれど話の間口も広いし、オーソドックスなSFの特徴もしっかりと持っていました。この土台の上に時代を先行する独自の言語能力が発揮できれば、そりゃあ傑作も生まれるだろうなと納得しました。
 「辺境」では未知の世界への憧憬と、道が閉ざされた者の渇望と、挑戦に敗れた者に捧げられる哀悼が胸に迫ります。ハイテクとドラッグを除けば70年代と言っても通るかも。また、「赤い星、冬の軌道」ではラストのいかにも80年代的な冒険主義的エコ野郎の登場に拍手喝采です。一方で、多くの短編に、生体に組み込まれたハイテクや無政府主義、アンモラルなどサイバーパンクの特徴がしっかりと埋め込まれています。
 「記憶屋ジョニイ」は決闘シーンで強烈なリズムの感じが、また、「ドッグファイト」ではバーチャルな戦闘機を使って戦う空中戦の没入感と、クライマックスのやりきれなさ(自業自得とは言え)が印象的です。
 表題作の「クローム襲撃」は、スプロール連作の一作ですが、不思議にも、他のシリーズ作品とは違って妙に明るく、乾燥した感じを受けました。主人公とリッキイのキャラクターによるものなのでしょうか?
 発表当時はまだ多くが二次元スクリーン上のものだった仮想世界(映画「トロン」が1982年。)へのインターフェースがやっと一般化して“VR元年”と言われている現在ですが、没入(ジャックイン)した世界のリアル感と、その世界を自在に翔び回る全能感はいかほどのものなのでしょうか?
 冒頭のスターリングの序文は新時代の夜明けを告げるような熱の入り方で、今読んでも胸が熱くなります。
 翻訳者の違いはあまり感じませんでした。鈍いのかな。
 さあ、次は「カウント・ゼロ」だ。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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