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銀色の恋人 (ハヤカワ文庫SF 725) 文庫 – 1987/7/31

4.0 5つ星のうち4.0 21個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 早川書房 (1987/7/31)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1987/7/31
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 395ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4150107254
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4150107253
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 21個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4つ
5つのうち4つ
21グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2012年11月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初はすぐ泣く甘ったれのジェーンに全く共感できず、文章も独特で物語に入りづらかったが、中盤からぐいぐい物語にひきこまれた。特に第5章はいきなり文字が読めなくなり、そこで初めて自分が泣いていることに気付いた。今まで恋愛小説を割とたくさん読んできたがこんなに思わず、といった感じで涙が出てきたことはない。出会えてよかったと心から思える小説。

他のレビュアーさんも書いているが、確かにこの表紙の絵はひどい。中身の素晴らしさを損ねていると思う。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年5月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作者の独特な書き方にひきこまれる。

美貌のロボットと少女のラブストーリー。凄く魅力的でセクシーな物語である。

もうすぐこの続きとなる「銀の愛ふたたび」というのが出るが、そちらも是非読んでみたいと思った。

ロボットに乙女の純潔を捧げ、その純愛を痛いほど語ってくれる物語であり、純粋なラブストーリであると同時に娘と母親という同じ性を持った人間同士の葛藤を見事に描いているものである。あまりに純粋で高潔で、本当に胸が痛い。ラブストーリーというのは本来、悲しいからこそ美しいのだと痛感させられた。泣きたい気分の人はど〜ぞ、読んでおくんなまし!萌えます!
19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年10月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
母親が満足するだけのためのオカザリみたいな存在だったジェインは、
恋愛することで、
自分をもちます。
つまり人間らしくなります。

恋愛の相手がアンドロイドなんです。
彼は自分が人間に近づいていくことにちょっと怯えます。

アンドロイドと人間がともに恋愛によって人間らしくなるんです。
不思議な話です。

SFでいろんなロボットやアンドロイドが出てくる話は少々読みましたが、
なかでも一風変わったこの作品・・・。

そして最後はシルヴァーの最期と最後の会話(?)に涙涙。

ただこの柔らかく、緊張感のある内容をぶち壊してくれるカバーイラスト!

これはジェーンが母の好むヴィーナス型(体型ある一定の形に維持するカプセルの中の一種類)なの?
シルヴァーとスラムに住んで細くなったころなの?
なんなんだこの表紙は!(怒)

タニス・リーの場合カバーイラストには細心の注意を払うべきで
こんな安っぽいのはいらない!
19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年10月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一部の特権階級だけが優雅な生活を送り、大多数の人々は貧困に喘ぐ未来社会。定期的に大金が振り込まれるクレジットカードを親に与えられ自由気ままな生活をエンジョイする16歳のお嬢さん(学校には行っていないようだし、働いてもいない)と「特別仕様」の愛玩型男性ロボットの恋。まずこの設定についていけませんでした。

実際に読むまで、私が想像していたのは・・。
設定は、ある未来都市。ロボットが普及し、人は、人間の数と同じくらい或いはそれ以上の数のロボット達に取り囲まれて日常生活を送っている。「家事ロボット」を所有することもごく当たり前のことで、主人公(少女)の家でも何台かのロボットが稼働している。彼女は何故か、そのうちの一台(大量生産された代物で表面は銀色の鏡面仕上げ)に愛着を抱き、それに名前をつけ、あたかも恋人であるかのように話しかけ、夜は、それを抱いて眠る。ロボットはペットと違って室内を汚さないし、人間と違って人を傷つけることもない。「特別仕様」ではないけれど、結構高度なコミュニケーション能力を標準装備されてもいる。 それは、彼女にとっては理想的なコンパニオンなのだった。しかし、ロボットとの閉じた関係に自足している娘を案じた母親によって、「彼」はリサイクルショップに叩き売られてしまう。母親の仕打ちに反発した娘は家出をし、リサイクルショップや「資源循環センター」を巡って、「彼」を捜し歩き、様々な冒険に遭遇する。手がかりになるのは、「彼」の表面に刻印された製造ナンバーのみ。「引きこもり」の娘がそれを切っ掛けに「自立」への道を歩むというお話ですよ。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年9月23日に日本でレビュー済み
高校生の頃初めて読み、それから何度も読んでいるお気に入りに一冊です。

久しぶりに本屋で見かけて愕然としました。
あんまりじゃないですか。この表紙。
イメージ壊し過ぎ。なんでマンガみたいな表紙にしたんだか怒りを感じます。

大人が読んでも感動できる話なのに、ティーン向けみたいになってしまい非常に残念です。

オススメの物語なので、★5にしましたが、表紙は★0です。
27人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年7月13日に日本でレビュー済み
私はこの本を、中学生の時に読みました。
確かに、学生時代は恋愛話の部分に共感したのです。
しかし!年齢を重ねるとともに、この本の主軸は人造物には意思が個人が生命あるのかだと思っています。
たしか解説にも『未来版フランケンシュタイン』と、書いてあったと思います。
恋愛という感情は、生命体でなくてはあり得ないのか?という問いかけが含まれているのです。
だから、今までのタニス・リーの本は角川FTから出版なのにこの本は角川SFだったんです。
ファンタジーではなく、SF。そこに、著者の現代〜未来に向けた大人の御伽話の形式をとった、警告が含まれているように感じます。

だから、こんな表紙になってしまって残念でなりません。
話は本当にイイのに・・・・。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年6月19日に日本でレビュー済み
15年以上も前に図書館で読んでから大大大ファンな作家さんの一番好きな作品です。

絶版で手に入らなかったんで原書を買って読み返しておりまして、先日本屋で再販されているのを発見して大興奮で即購入。小躍りするくらいすごい嬉しいです!

絵は幻想的なものから少し現代的なものに変わってしまったけど、翻訳は以前と同じ井辻さん(児童文学翻訳の大御所さまなのです)で物語を理解して翻訳されているので引き込まれます。翻訳小説が苦手な方も安心してぜひ。

信じられないくらいに切ないラブストーリーで何年経っても涙が止まりません。

とにかく切ない恋愛もの好きな方には騙されたと思って読んでください。

ラブストーリーですが少女の成長と自立の物語でもあります。

人によって感想や意見はさまざまだと思いますが、とにかく読んでつまらなかったという人はいないと思います(思いたい)。泣けます!(なんで泣けるのかわかりませんが)

もしかしたら最後で好悪が分かれてしまうかもしれませんが私は何年か経って納得できました。

とにかくこれ以上に切ないラブストーリーを知りません。この機会にぜひ!
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年6月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
正直、タニスリーの作品は、耽美だけれど内容があまり好きでは無かったです。でもこの作品は面白かったです。二人で部屋をきれいに飾りつけをするところなどは、いつ読んでもこちらも楽しくなりますし、最後のあの部分、彼と彼女が話をする部分は…何度読んでも涙が止まりませんね。。。今までの作品から想像して敬遠していたのですが、これは思い切って読んで良かった作品です。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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