30年も前に読んだのですが、もう一度読みたくて気になっていました。ときどき思い出したのです。あの本は面白かった!と。絶版なので書店で見つからず、ふと思い付いてこちらで入手できてよかったです。
ジャンルはSFですが、ジャンルなんかどうでよくて、単純に物語として楽しめる小説。
実在する一対の巨大な象牙から、よくぞこんな壮大なストーリーが書けるものだと作者に拍手!
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アイヴォリー: ある象牙の物語 (ハヤカワ文庫 SF レ 3-1) 文庫 – 1992/2/1
1992年2月29日発行
- 本の長さ503ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日1992/2/1
- ISBN-104150109605
- ISBN-13978-4150109608
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (1992/2/1)
- 発売日 : 1992/2/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 503ページ
- ISBN-10 : 4150109605
- ISBN-13 : 978-4150109608
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,136,122位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2003年7月28日に日本でレビュー済み
まず言っておきたいのは、本書の主人公である象牙(象牙に主人公っていうのも変なんだけど)が実在のものだという事である。
文庫本にはその写真がのっているのだが、象牙を持っている現地人(多分アフリカ人の背の倍以上あるのだ。化物みたいな象である。マンモスなんじゃないの?
その象牙がたどる六千年以上の歴史を見事に描き出し、ロマンあふれる物語にしたのが本書である。
各章それぞれが、独立したエピソードで成り立っているのが興をつないでおもしろい。
その各章の冒頭に少しだけ挿入されているキリマンジャロ・エレファント(象牙の主)のモノローグもラストに向けて集約され、月並みながら効果をあげている。
良質のミステリーに似た謎解きあり、壮大な宇宙ロマンあり、自然に対する人類への痛いメッセージあり、マサイ族の誇りに満ちた悲しい歴史ありと、何かと心に る本だった。酔ってしまいました。
こういう本を読むと一つだけ困ったことがあります。
それは、次に読む本が選びにくくなってしまうということです。
文庫本にはその写真がのっているのだが、象牙を持っている現地人(多分アフリカ人の背の倍以上あるのだ。化物みたいな象である。マンモスなんじゃないの?
その象牙がたどる六千年以上の歴史を見事に描き出し、ロマンあふれる物語にしたのが本書である。
各章それぞれが、独立したエピソードで成り立っているのが興をつないでおもしろい。
その各章の冒頭に少しだけ挿入されているキリマンジャロ・エレファント(象牙の主)のモノローグもラストに向けて集約され、月並みながら効果をあげている。
良質のミステリーに似た謎解きあり、壮大な宇宙ロマンあり、自然に対する人類への痛いメッセージあり、マサイ族の誇りに満ちた悲しい歴史ありと、何かと心に る本だった。酔ってしまいました。
こういう本を読むと一つだけ困ったことがあります。
それは、次に読む本が選びにくくなってしまうということです。