夢と現実の交錯、魂の救済、真実が二転三転する様など、
要素を拾っていくとディック的とも言えなくはないのだが、
読んだ印象は別物で、もっと明るいユーモアと人間味に
満ちている(ストーリーは結構悲惨なのだが)
時間SFの設定としてもかなりユニーク。
オリアリーはハヤカワ文庫でもう一作訳されている
ようなので、そちらも手に取って見ようと思う。
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時間旅行者は緑の海に漂う (ハヤカワ文庫 SF オ 3-1) 文庫 – 1997/9/1
- 本の長さ477ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日1997/9/1
- ISBN-104150112061
- ISBN-13978-4150112066
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (1997/9/1)
- 発売日 : 1997/9/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 477ページ
- ISBN-10 : 4150112061
- ISBN-13 : 978-4150112066
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,328,378位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年6月15日に日本でレビュー済み
原題は「DOOR NUMBER THREE」
初めて読んだ時、最初から7割までは読むのが億劫であった。
7割から9割は早かった。
最後まで読み終わって、パトリック・オリアリーのファンになりました。
物語の冒頭、タイムマシンを焼くところからスタートする。
タイムマシンに乗って、第三次世界大戦を回避して云々かんぬん...
威勢の言い掛け声からその手の小説かと思いきや、
次章から延々と主人公の暗い部分を含めた普通の日常のような
ローテンションが続く。
知らず知らずのうちにこの愛すべき主人公へ感情移入させられていた。
気づくのは、ずっと最後なのだったが。
派手な活劇も、息の詰まるアクションもないが、SFなればこその人間の描き方が
見事に描かれており、その表現をきちっと構成して読者のテンションをコントロールしている。
本を読み進めれば、原題の意味がわかるだろう。
「時間旅行者は緑の海に漂う」とは、ディックやティプトリーJrの邦題をイメージして訳者が勝手につけたのだと思うが、全くナンセンスだ。
原題の方がはるかに良い。
軽く読みたい人には向かないが、ファンシーなSFに飽きた人には
ぜひオススメの一冊。
ごてごてしたSFが苦手の人にもオススメかもしれない。
初めて読んだ時、最初から7割までは読むのが億劫であった。
7割から9割は早かった。
最後まで読み終わって、パトリック・オリアリーのファンになりました。
物語の冒頭、タイムマシンを焼くところからスタートする。
タイムマシンに乗って、第三次世界大戦を回避して云々かんぬん...
威勢の言い掛け声からその手の小説かと思いきや、
次章から延々と主人公の暗い部分を含めた普通の日常のような
ローテンションが続く。
知らず知らずのうちにこの愛すべき主人公へ感情移入させられていた。
気づくのは、ずっと最後なのだったが。
派手な活劇も、息の詰まるアクションもないが、SFなればこその人間の描き方が
見事に描かれており、その表現をきちっと構成して読者のテンションをコントロールしている。
本を読み進めれば、原題の意味がわかるだろう。
「時間旅行者は緑の海に漂う」とは、ディックやティプトリーJrの邦題をイメージして訳者が勝手につけたのだと思うが、全くナンセンスだ。
原題の方がはるかに良い。
軽く読みたい人には向かないが、ファンシーなSFに飽きた人には
ぜひオススメの一冊。
ごてごてしたSFが苦手の人にもオススメかもしれない。