メタバースのイメージがよくわからなかったので、この本を読んだ。並行して、レディプレイヤーを見たり、マトリクスを改めて見たりした。スノークラッシュとマトリクスは、クリスチャンでないとその本当の面白さはわからないだろうなぁ、と思いながらも、現実とメタバースの世界が交錯するキーとなるスノウクラッシュという薬物が、ネガティブな意味でのブレイン・コンピューター・インターフェース的な役割を果たしているように感じた。主人公は、日本人で剣の使い手というのも、想像していたメタバースの登場人物にしては意外だったので、結構親近感を持つことができた。
結構忍耐力も必要なように思ったが結局1週間程度で読み終わりました。
物理世界とメタ世界は、古典的には、肉体と精神というような形に抽象化されたが、コンピューターが、この境界を壊してきている事は事実だと思う。面白かったのは、この小説を読み終わったところ、近所の公園の木々がコンピューターの精緻な立体画像に見えた事。それだけではなく、人造物が全て画像として認知されて、本当に自然なものだけが、そのままに認知された事です。そういう意味では、スノウクラッシュに、視覚をハックされたような気分かなぁ。
すぐに元に戻りましたが、我々もすでに知らないうちに、メタバースの住人になっているのかもしれないと思いました。
大した感想文も書けないけれど、いろいろ使えそうな気の利いた言葉は、今でも古さを感じさせない。マトリクスを見た時の衝撃は大きかったけれど、違った意味の衝撃が新鮮でした。
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スノウ・クラッシュ 下 (ハヤカワ文庫 SF ス 12-2) 文庫 – 2001/4/1
- 本の長さ395ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2001/4/1
- ISBN-104150113521
- ISBN-13978-4150113520
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2001/4/1)
- 発売日 : 2001/4/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 395ページ
- ISBN-10 : 4150113521
- ISBN-13 : 978-4150113520
- Amazon 売れ筋ランキング: - 808,100位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2002年4月24日に日本でレビュー済み
国家が崩壊し,フランチャイズ企業が支配する疑似国家群のパッチワークと化した21世紀のアメリカが舞台.主人公は宅配ピザの配達人兼ハッカー兼世界最高の剣士の男.ヒロインはハイテク・スケボーを乗りこなす特急便屋の少女.主人公は自らが設計に関与した電脳空間「メタヴァース」において,画面のホワイトノイズを見ただけで脳が冒される新種のコンピュータ・ウィルス「スノウ・クラッシュ」を目撃する.しかも,このウィルスは現実世界でも麻薬として密売されているらしい.なぜコンピュータ・ウィルスが人体を冒すのか?言語と脳の機能の関係やシュメール語の謎も絡めて,世界支配をたくらむ組織の陰謀を暴いていく主人公らの活躍を描くユーモア・アクションSF.カバーイラストがマンガ的で安っぽいが、内容は一級.
2022年8月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あまりにも壮大なサイバーパンクの世界の話です。
GAFAのトップの愛読書ということで読みました。
当書が時代を先取りしたのか、当書がメタバース構築に影響を与えたのかと考えてしまいます。
面白かったです。
GAFAのトップの愛読書ということで読みました。
当書が時代を先取りしたのか、当書がメタバース構築に影響を与えたのかと考えてしまいます。
面白かったです。
2023年7月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
元フェイスブックがメタに社名変更したその名前の元ネタとなったSF小説
メタバースはバーチャルリアリティと同義語であるが、仮想空間の複雑さや規模を表現するために作られた造語である
メタバースの語源は一般的にmeta(超越した) + verse(宇宙)と考えられがちだが小説を読むとmetaではなくmetaphor(メタファー・隠喩)のメタだということがわかる
現実世界の自分と仮想空間のアバターへの投影に始まり、物語の根幹であるウイルスや宗教・言語・ソフトウェア・文明・ミームといった全てが本質的には同じであるというメタファーがテーマになっている
かなりのページ数が割かれているシュメール文明や古代宗教神話などの部分は正にそのために書かれたものだろう
それが物語をやや難解にさせてしまっているが、それを除けばサイバーパンク的アクションアニメといった感じで、どちらかと言うとポップでコミカルな印象だ
表現が回りくどすぎて場面が想像しにくいというのもあるが、暴力シーンでもフィクション的表現が多くやはり映画化よりもアニメ化向きの世界観と言える
独特で癖のある表現描写に始まり、解説不足の造語が多く、頻繁な場面変更、唐突に脈絡のない話が始まったり、前に少し出てきたキャラが補足説明もなく突然再登場したりするので特に序盤は状況を理解するのが難しい
後半で話しがまとまってきてようやく世界に惹き込まれるが、個人的には広げられた話の割になんとも微妙なエンディングだった
日本や日本人はやはりかっこ悪く描写されている(主人公はアフリカ系アメリカ人と在日韓国人のハーフのアメリカ人で名前だけ日本人)のも、ヒロインが意味もなく尻軽なのも理解不能であり楽しめない点であった
メタバースはバーチャルリアリティと同義語であるが、仮想空間の複雑さや規模を表現するために作られた造語である
メタバースの語源は一般的にmeta(超越した) + verse(宇宙)と考えられがちだが小説を読むとmetaではなくmetaphor(メタファー・隠喩)のメタだということがわかる
現実世界の自分と仮想空間のアバターへの投影に始まり、物語の根幹であるウイルスや宗教・言語・ソフトウェア・文明・ミームといった全てが本質的には同じであるというメタファーがテーマになっている
かなりのページ数が割かれているシュメール文明や古代宗教神話などの部分は正にそのために書かれたものだろう
それが物語をやや難解にさせてしまっているが、それを除けばサイバーパンク的アクションアニメといった感じで、どちらかと言うとポップでコミカルな印象だ
表現が回りくどすぎて場面が想像しにくいというのもあるが、暴力シーンでもフィクション的表現が多くやはり映画化よりもアニメ化向きの世界観と言える
独特で癖のある表現描写に始まり、解説不足の造語が多く、頻繁な場面変更、唐突に脈絡のない話が始まったり、前に少し出てきたキャラが補足説明もなく突然再登場したりするので特に序盤は状況を理解するのが難しい
後半で話しがまとまってきてようやく世界に惹き込まれるが、個人的には広げられた話の割になんとも微妙なエンディングだった
日本や日本人はやはりかっこ悪く描写されている(主人公はアフリカ系アメリカ人と在日韓国人のハーフのアメリカ人で名前だけ日本人)のも、ヒロインが意味もなく尻軽なのも理解不能であり楽しめない点であった
2022年3月31日に日本でレビュー済み
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上巻の最後の方から、話題が古代文明(シュメール)に及びます(ネタバレになりますので深くは書きません)。そして世界を揺るがす大きな謀略が進みつつあることを主人公が知り、他の登場人物と助け合いながらエンディングを迎える、というあらすじですが、実は本書のキートピックの一つが「ウイルス」であるということに深い感銘を受けました。
本書は「メタヴァース」ばかりが脚光を浴びますが、実はウイルスには生物学的なもの(新型コロナなど)、コンピュータプログラムに影響を及ぼすもの、そして言語的・思想的なものがある、ということが語られているわけです。その意味ではコロナ禍の今、カミュの「ペスト」に並ぶウイルス本という位置づけが本書に与えられてもよいのではないかと思いました。本書を読んで「ウイルスとは何か」を深く考えさせられました。
本書は「メタヴァース」ばかりが脚光を浴びますが、実はウイルスには生物学的なもの(新型コロナなど)、コンピュータプログラムに影響を及ぼすもの、そして言語的・思想的なものがある、ということが語られているわけです。その意味ではコロナ禍の今、カミュの「ペスト」に並ぶウイルス本という位置づけが本書に与えられてもよいのではないかと思いました。本書を読んで「ウイルスとは何か」を深く考えさせられました。
2022年5月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白いです。
2022年7月31日に日本でレビュー済み
ニール・スティーヴンスン「スノウ・クラッシュ(下)」読了。時折出てくるニッポニーズに発刊当時の日本の凄さを感じつつ、まるでゲームの終盤のようなクライマックスを堪能することができた。この没入感はまるで自分がこの小説に中にジャックインしているような感覚だった。大団円に大満足!
2018年2月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
欧米でヒットした小説。
ただ、電子書籍化されていないのが残念。
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