ハイペリオンから始まった全8巻の骨太な物語もここで終わり。エンディミオンシリーズに入ってSFというよりは冒険活劇成分が多かったけど、ラストの展開まで非常に楽しめました。
一方、ハイペリオンシリーズにおける物語上の伏線は本作でも全部拾いきれず、若干の物足りなさは残るのも事実。ただ、この作者の特性は「とにかく面白い展開が読めれば細かいことは良いだろ?」という感じなので、最後の最後まで驚かされる展開ばかりであり、作品全体として非常に堪能できた。
ともあれ、最後まで読み切って、シュライクの正体が(だいたい)分かったし、物語の真相部分はあらかた分かったし、何が「覚醒」なのかもよく分かったし、今まで読んだ過去の物語を思い出して涙する局面もあったし、最後まで読んで本当に大満足でした。ハイペリオン(および没落)が面白かった人は、エンディミオン(および覚醒)まで付き合ってもらえると良いかと思います。
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エンディミオンの覚醒 下 (ハヤカワ文庫 SF シ 12-8) 文庫 – 2002/11/1
- 本の長さ717ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2002/11/1
- ISBN-104150114242
- ISBN-13978-4150114244
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2002/11/1)
- 発売日 : 2002/11/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 717ページ
- ISBN-10 : 4150114242
- ISBN-13 : 978-4150114244
- Amazon 売れ筋ランキング: - 147,875位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年1月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
良い作品はたいがい、残りページが少なくなってくると悲しくなりますね…これもそう。
ただこの作品中で、主人公達の語る教えを正しく理解するなら、その残り少なさを嘆かず精一杯楽しもう!って気に
…いや、やっぱりもう少し読みたい(^o^;
とにかく誰かにススメたくなる。そして感動を共感したくなる。なんでかと言えば、この一連の作品はSFらしさと魅力をこれでもかと詰め込んだ、宝石箱のようなシリーズだからです。
たくさんSFを読んできた人にはSFっていいなぁって再確認できて、これからの人には壮大な世界にアクセスする最初の鍵にもなりうる作品って、あんまりないでしょ。
ただこの作品中で、主人公達の語る教えを正しく理解するなら、その残り少なさを嘆かず精一杯楽しもう!って気に
…いや、やっぱりもう少し読みたい(^o^;
とにかく誰かにススメたくなる。そして感動を共感したくなる。なんでかと言えば、この一連の作品はSFらしさと魅力をこれでもかと詰め込んだ、宝石箱のようなシリーズだからです。
たくさんSFを読んできた人にはSFっていいなぁって再確認できて、これからの人には壮大な世界にアクセスする最初の鍵にもなりうる作品って、あんまりないでしょ。
2020年5月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ハイペリオンからこのエンディミオンの覚醒まですべて読み終えました。すごいです。本を読むという行為によって得られる様々な刺激や驚き、感銘、等々。脳みそが喜んでいます。この躍動感と楽しさをもっとたくさんの人に知ってもらいたいと思います。世界旅行の宇宙版みたいな体験もできます。
さすがにハイペリオンで感じた高揚感には及びませんが、
このエンディミオンシリーズでは、便利さの極みのように思えたワールドウェブ時代が昭和に思えるほど
エコで洗練されたある交通手段?が出てきます。
ハイペリオンからの伏線は、きっちり説明されてああスッキリのものも多々ありますが、よくわからないところも残りました。そこは少し不満です。たとえば、主人公2人のイチャコラはどうでも良いのでもっと削ってそのぶんカッサード大佐とレイチェルの事など2人が何をどうして過去やら未来やら行ったり来たりしてるのか詳しい説明欲しかったです。
もう一つ、目に見えないものは私にはイメージできないのがちょっと辛かった。
とりあえず、
「虚空界」は透明な畳んだお布団。
「データスフィア」はトロミのあるグレイッシュな海。
「共鳴」は田んぼのカエルの合唱ーみたいな感じでいいでしょうか。
でも、ハイペリオンから未来の話とはいえ懐かしい顔ぶれが何人も出てきたことは嬉しかったです。
この長編のなかでブローン・レイミアとデ・ソヤ神父がとくにお気に入りです。
さすがにハイペリオンで感じた高揚感には及びませんが、
このエンディミオンシリーズでは、便利さの極みのように思えたワールドウェブ時代が昭和に思えるほど
エコで洗練されたある交通手段?が出てきます。
ハイペリオンからの伏線は、きっちり説明されてああスッキリのものも多々ありますが、よくわからないところも残りました。そこは少し不満です。たとえば、主人公2人のイチャコラはどうでも良いのでもっと削ってそのぶんカッサード大佐とレイチェルの事など2人が何をどうして過去やら未来やら行ったり来たりしてるのか詳しい説明欲しかったです。
もう一つ、目に見えないものは私にはイメージできないのがちょっと辛かった。
とりあえず、
「虚空界」は透明な畳んだお布団。
「データスフィア」はトロミのあるグレイッシュな海。
「共鳴」は田んぼのカエルの合唱ーみたいな感じでいいでしょうか。
でも、ハイペリオンから未来の話とはいえ懐かしい顔ぶれが何人も出てきたことは嬉しかったです。
この長編のなかでブローン・レイミアとデ・ソヤ神父がとくにお気に入りです。
2011年10月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「ハイペリオン」「没落」「エンディミオン」そして「覚醒」。長いシリーズを2回も通読しました。正直言ってこんなことは初めてです。それを言うならレビューなど書くのも初めてだけれども。
個人的には「エンディミオン」が好きだが、やはり「ハイペリオン」から読まなくては、楽しめない。断言できます!
こんなにワクワクした冒険と、切ない恋愛ドラマがマッチした作品は少ない。(個人的には、あと森岡先生の「星界シリーズ」か)
あまりに長く、しかもあまりに完成したストーリーテリングなだけに映像化されることもないだろうから、ぜひ小説を堪能することをお薦めします。
個人的には「エンディミオン」が好きだが、やはり「ハイペリオン」から読まなくては、楽しめない。断言できます!
こんなにワクワクした冒険と、切ない恋愛ドラマがマッチした作品は少ない。(個人的には、あと森岡先生の「星界シリーズ」か)
あまりに長く、しかもあまりに完成したストーリーテリングなだけに映像化されることもないだろうから、ぜひ小説を堪能することをお薦めします。
2021年10月29日に日本でレビュー済み
ハイペリオンからのシリーズ、大部ですが読み返すたびに楽しくなります。SFはいい。
これだけ楽しめたのは翻訳された酒井昭伸氏の名訳のおかげ。人名は別としても、森霊修道士、アウスター、大天使型戦艦、時間の墓標、・・・・どれも秀逸な名前でした。日本は何故こんなストーリーテラーが出ないんですかね・・・。
これだけ楽しめたのは翻訳された酒井昭伸氏の名訳のおかげ。人名は別としても、森霊修道士、アウスター、大天使型戦艦、時間の墓標、・・・・どれも秀逸な名前でした。日本は何故こんなストーリーテラーが出ないんですかね・・・。
2018年12月2日に日本でレビュー済み
最高に良い。それ以上はネタバレになるだろう。ハイペリオンから読むべき。
2024年4月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ハイペリオンの巡礼の話はめちゃくちゃ面白く、3作目までは楽しく読みました。でも中国惑星の長い描写とキャラ紹介に疲れて読むのをしばらくやめてしまった。あとアイネイアーは個人的にあまり好きになれませんでした。もっとハイペリオンの登場人物を掘り下げたり活躍させてほしかった。