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渇きの海 (ハヤカワ文庫 SF ハヤカワ名作セレクション) 文庫 – 2005/7/21

4.3 5つ星のうち4.3 88個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 早川書房 (2005/7/21)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/7/21
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 431ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4150115249
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4150115241
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 88個の評価

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ア−サ−・C.クラ−ク
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カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2024年3月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
月面の観光旅行で乾ききった塵の海で観光船が遭難する。地震の影響で船が塵に埋まってしまったのだ。それを救助するための手法が考えられ、一方で遭難した面々は船長らのリーダーシップのもとでサバイバルをする。地球とまったく異なる状況でのサバイバルと救出劇で手に汗を握る。宇宙旅行って夢を見がちだが、現実には事故や災害についても考慮しなければならないのだと本作品を通じて気が付いた。遭難した人々があまりパニックにならなかったのが気になった(本当は大声を出したりするように人が出てくるはず)が、著者は本当におこった事故を見て書いているんじゃないかと思うほどリアルな描写だった。
2023年12月3日に日本でレビュー済み
渇きの海というタイトルに惹かれて読んだこの本は、アーサー・C・クラークの代表作のひとつです。1961年に発表された長編ハードSF小説で、1963年度ヒューゴー賞にノミネートされました。 最初にあらすじを紹介します。21世紀の月面は、人類が移住しており、観光事業も盛んになっていました。その中でも、月の独特な環境によって形成された堆積地「渇きの海」は、人気のスポットで、砂上遊覧船「セレーネ号」が地球からの観光客を乗せて、月の景色を楽しませていました。しかし、ある日、突然の地殻変動によって、セレーネ号は砂の中に沈んでしまいます。月の砂は電磁波を通さないため、外部との連絡もできず、船内の空気や食料も限られていました。やがて、砂の重みや温度上昇が、船と乗客の命を脅かし始めます。一方、月面基地の人々は、セレーネ号の位置を特定し、救助作業を開始しますが、時間との戦いでした。果たして、セレーネ号は無事に救出されることができるのでしょうか? この本の主要なテーマは、人間の知恵と勇気と協力です。作者は、月という未知の環境での極限状況だけでなく、船内外の人間関係や心理描写も、細やかに描かれています。刻一刻と迫るタイムリミットの中、船長や乗客、救助隊や基地の人々は、それぞれに個性や背景を持ち、様々な感情や思想を抱いています。彼らは、危機に直面して、どのように行動し、どのように変化していくのでしょうか?この本は、人間の可能性と限界を、深く掘り下げています。 私は特に、船内の人々が、互いに励まし合ったり、助け合ったり、時には衝突したりする場面には、胸が熱くなりました。また、救助作業の過程で、科学的な知識や技術が活用される場面には、驚きや感嘆を覚えました。作者は、現実にはあり得ない状況を、非常に説得力のある方法で解決しています。本書はSFというジャンルの中でも、ハードSFと呼ばれるもので、科学的な正確さや論理性が重視されるものです。しかし、それだけではなく、人間の感情や心理も重視していて、ハードSFとヒューマンドラマの両方の要素を、見事に融合させています。 本書はクラークの作品らしく、科学的な描写は正確で説得力がありますが、難解な専門用語はほとんど使われていません。また、登場人物の感情や人間関係も丁寧に描かれています。地球から一番近くにありながら、私達にとって未知の世界である月の世界のサスペンスとドラマを、楽しく読むことができる一冊。SFに興味のある人はもちろん、そうでない人にもおすすめです。
2021年5月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最後までハラハラドキドキが続いて本を置くことができません。
未来の生活の予想として紙で伝言を回そうとするところとか、女性の客だけに飲み物の手配を頼むとかはちょっと外れているとは思いますが、技術的な発展については非常に正確に予言通りの未来が訪れているように思います。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2009年10月25日に日本でレビュー済み
クラーク氏の名作ですが、自分はもっと”幼年期”のような、スケールに富む
展開などを期待していたので、星3個です。 

クラークものを最近、読み始めました。本作品の内容をあまり知らずに読みました。
ただし、あくまでも個人的な評価であり、星5個付けてる方にも納得できます。

現在では、似たようなお話(展開)が、既に多数映画、小説でリリースされてしまっており、
やや特定のパターンにはまってしまっているとも感じます。ただし、私が生まれる以前
60年代に書かれていることを考慮しますと、これがそもそもの原点であるとも言えます。
また、アポロ着陸以前に月面という環境で描けることは、氏の豊かな才能を裏付けるものであります。

その他

・月面の描写などは、行ったことが無ければ書けないようなモノである。
(クラーク氏が行ったと言えば、信じてしまうでしょう。)

・船内で発生するトラブルの数々は、最後まで読む者を惹きつける。
 緊迫した環境下における乗客の心理描写も秀逸。

・平易な表現であるが、随所に科学知識に裏打ちされた文章があり、多数のトラブルについても
 それぞれ納得感がある。 

・訳文の表現が、やや古く、多少読みずらい。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年4月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
名作がキンドルで読め、目が悪くなってきた私にとって、嬉しい限りです。全ての雑誌や書籍がキンドル化することを強く望みます。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年9月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
年に何回か、発作的にクラークの作品を読みたくなる。

問題は、クラークの作品を読み始めると、クラークの全ての作品を読みたくなり、
ほかの作家の本を読みたくなくなることだ。

映画では、僕は、小津や黒澤や、溝口の作品がとっても好きだ、といっても、それだけでは飽きてしまい。
John Hughesのcoming age ものや、John Carpenterのホラーや、Krzysztof Kieslowskiの美しい映像に彩られた愛の話、Robert Altmanの神業や
David Leanの完全無欠な映画作品も見たくなるし、
もちろん3Dで『パシフィック・リム』や『スター・トレック』もみたくなるのに。。。

クラークだけは一度手に取ってしまうと、ずっと彼の作品世界にひたりたくなってダメなんだよな。。。
最後は気合を入れて彼の作品を読むのをやめなえればと自分に言い聞かせないと、やめられなくなってしまう。。

うまく説明できないけど、クラークはいいんだ。とってもいいんだ。
科学に基づいて自然界に起きるであろう現象を目に見えるように表現した詩的な文章とセンスオブワンダー、
そして高い道徳心を持った技術者や研究者が、夢を持ち不屈の闘志でコツコツと仕事を続ける、巧たちの活躍する世界。

日本人が好きになるはずだよな。

本作品で描かれる月の現象は、本格的な月面探査が行われるまでは、月の細かい砂は重いものを支えられないで水のように流動しているとされる仮説があった。
『渇きの海』はこの仮説に基づき描かれており、月面を人が歩いた今となっては、古いという感想を持たれる方もいると思うが、
この点についての言い訳は、クラークの前書きで十分だろう。

「月面の領域のどこにも渇きの海のような場所は存在しないと断言できるまでには、まだ長い歳月を必要とするだろう。」

クラークのSFには珍しい群集劇で、月の「流砂の海」に月震で飲み込まれた遊覧船をいかにして救出するかが、
流砂の存在の仮定のもとに論理的にそして、とても詩的に繰り広げられていく。

今回は中秋の名月に合わせて読みました。

月を見ると、遊覧船が見えるような気がします。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年8月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
クラークの代表作となると、一般には「2001年宇宙の旅」、通の間では「幼年期の終わり」と言うことになっています。観念的なところが受けているのかもしれません。上記二作が宇宙人による干渉を扱った壮大な設定であるのに対して、近未来の月面を舞台とする本作は徹底したハードSFです。
極限まで乾燥し、流体のように振舞う月面の塵。著者が仮定したたった一つのこの虚構を軸に、月面での遭難、探索、生き残りへの苦闘、救出への努力、次々と発生する問題が描かれます。塵を軸におきる問題は科学的な問題でもあり、人間的な問題でもあります。
最小の虚構から科学的な考察によって作り上げられた壮大な物語である本作は、ハードSFの真骨頂ともいえるでしょう。訳文の古臭さを差っぴいても星5つの価値があります。
25人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年8月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
クラーク流哲学(的な部分)はない。単純にエンターテイメントとして楽しめます。登場人物の人間がよく描けていることに感心。遭難した船の中だけの描写に限れば、古典的モノクロ映画にでもありそう。いい意味で、です。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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