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ダイヤモンド・エイジ 上 (ハヤカワ文庫 SF ス 12-7) 文庫 – 2006/3/1
- 本の長さ447ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2006/3/1
- ISBN-104150115524
- ISBN-13978-4150115524
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2006/3/1)
- 発売日 : 2006/3/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 447ページ
- ISBN-10 : 4150115524
- ISBN-13 : 978-4150115524
- Amazon 売れ筋ランキング: - 810,494位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年10月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
スノウ・クラッシュ後に書かれた作品ということで、前作同様に隠喩や投影が多く使われており、テクノロジーが支配するサイバーパンク的な世界観と、童話内を冒険する少女というファンタジー的な世界観が交差して独特の物語を形作っていく
前作スノウ・クラッシュもそうであったが、十分な解説のない造語や名詞が多く登場し、著者独特の回りくどい言い回しやディテールにばかりフォーカスする描写表現が、人物像や景色など場面の全体像をイメージしにくくしている
更に、頻繁な場面変更や脈略のない話が徐々に解き明かされていく展開も、驚きと言うよりは単純に読みにくく物語を見失いやすくしている
スノウ・クラッシュ同様にアクションシーンも相変わらず陳腐、結末も広げられた物語の割に微妙であった
前作同様にアニメ化・映像化することで世界観により没入できる作品と言えるかもしれない
前作スノウ・クラッシュもそうであったが、十分な解説のない造語や名詞が多く登場し、著者独特の回りくどい言い回しやディテールにばかりフォーカスする描写表現が、人物像や景色など場面の全体像をイメージしにくくしている
更に、頻繁な場面変更や脈略のない話が徐々に解き明かされていく展開も、驚きと言うよりは単純に読みにくく物語を見失いやすくしている
スノウ・クラッシュ同様にアクションシーンも相変わらず陳腐、結末も広げられた物語の割に微妙であった
前作同様にアニメ化・映像化することで世界観により没入できる作品と言えるかもしれない
2022年3月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
スノウ・クラッシュ同様に国家が細分化されており、そこではナノテクノロジーが極限にまで発達している……そんな社会で5歳の女の子がナノテクの粋を集めた「本」で成長していく。その姿が感動的である。紙の本ではなくKindleで読むのが、この小説のテーマに即しているだろう。本の開発者と女の子の複数の視点で物語が進行するので飽きさせない。激しく面白いので、スノウ・クラッシュが気に入った方なら、こちらも面白く読めると思う。
2013年7月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
超速で届き、ビックリしました。早速この週末から読み始めます。
2006年6月20日に日本でレビュー済み
「若き淑女のための絵入り初等読本」、このアイディアはすばらしい。
しかし、クラークやアシモフで育った私にとって、この本全体に漂う中途半端
さをどう説明すればよいのだろう。細かいエピソードを積み上げてひとつのス
トーリーにするのは別にかまわないと思えるのだが、個々のエピソードの連絡
がどのくらい取れているのかというと、どうなのだろうという気がする。そも
そもストーリーの脈略がうまくつかめなかった。そして、あの終わり方。もの
すごく中途半端という気がしたのは私だけだろうか。
ガジェットOK、ディテールまあまあ、キャラクター意味不明なものもいく
つか、ストーリーにいたっては?がいっぱい。これがヒューゴー賞、ローカス
賞の受賞作である。
もう私は、現代欧米SFを読めない体なのかもしれない。(泣)
しかし、クラークやアシモフで育った私にとって、この本全体に漂う中途半端
さをどう説明すればよいのだろう。細かいエピソードを積み上げてひとつのス
トーリーにするのは別にかまわないと思えるのだが、個々のエピソードの連絡
がどのくらい取れているのかというと、どうなのだろうという気がする。そも
そもストーリーの脈略がうまくつかめなかった。そして、あの終わり方。もの
すごく中途半端という気がしたのは私だけだろうか。
ガジェットOK、ディテールまあまあ、キャラクター意味不明なものもいく
つか、ストーリーにいたっては?がいっぱい。これがヒューゴー賞、ローカス
賞の受賞作である。
もう私は、現代欧米SFを読めない体なのかもしれない。(泣)
2008年8月3日に日本でレビュー済み
恵まれない環境に生まれた少女が、運命のいたずらか、何者かの意図か、ナノテクノロジーを駆使した、対話する本に導かれて成長する物語です。
人が己を形作るとき、側に目標となる人物がいた場合、その人はもっとも幸福です。しかし、生身の人がいなくとも、人はいろんなものから影響を受け、己を作ってゆく事ができます。
そのなかで人を変えるもっとも大きな力を持つのは、コンテンツだと私は思いますが、この小説は、そんな考えを見事に体現している作品です。
サイバーパンクというジャンルで括られる本作ですが、テーマの主体はテクノロジーよりも、人が他者やコンテンツによってどの様に自分を変えてゆくかという事を正面から扱った、案外古典的なテーマの冒険小説となっています。
また、社会における人の居場所がどの様に作られるか、深い考察を備えた本でもあります。
正直、その構成と深い情報量は、圧巻の一言に尽きます。
強くオススメします。
人が己を形作るとき、側に目標となる人物がいた場合、その人はもっとも幸福です。しかし、生身の人がいなくとも、人はいろんなものから影響を受け、己を作ってゆく事ができます。
そのなかで人を変えるもっとも大きな力を持つのは、コンテンツだと私は思いますが、この小説は、そんな考えを見事に体現している作品です。
サイバーパンクというジャンルで括られる本作ですが、テーマの主体はテクノロジーよりも、人が他者やコンテンツによってどの様に自分を変えてゆくかという事を正面から扱った、案外古典的なテーマの冒険小説となっています。
また、社会における人の居場所がどの様に作られるか、深い考察を備えた本でもあります。
正直、その構成と深い情報量は、圧巻の一言に尽きます。
強くオススメします。
2006年11月13日に日本でレビュー済み
圧倒された。物語は、多くの近未来SF同様、この特異な世界の存在を当たり前の前提として受け入れている読者に向けて語られるという形で進むのだが、その前提とされている世界があまりに独創的で大きな広がりをもっているので、読み始めたとき、あまりのわからなさに戸惑い、読み通せるかたじろいだが、読み進めていくと、そのわからなさがむしろ楽しく、快感になっていった。最後までわかりにくいことはわかりにくく、わからないこともいろいろと残るのだが、物語の世界に入っていくと、語られないことの背後にも膨大な世界が広がっていることが自然に感じられ、自分はのぞき窓から膨大に広がるこの特異な世界の一部を垣間見たのだという気持ちになっていく。SF読者以外の人にも読んで欲しい。