表題作を読みたくて購入したのですが、こちらにした理由は旧の表紙が好きだから(w
昭和生まれにはこちらの表紙の方が「SF」らしくていいのです
さて、表題作はさすがに余韻のあるとても良いお話なのですが
私の印象に深く残ったのは以下の2編です
『大渦巻II』
最初はなんでIIなのかと思いましたが、これ、エドガー・アラン・ポーの大渦巻からなんですね
万が一破片に当たったら宇宙服破れてしまうよなあ、的なところを除けばまさに王道センスオブワンダー
上のツッコミも他に手段がなければやらざるを得ないし、納得
いや、もう、SF的快感に痺れました
『メデューサとの出会い』
ネビュラ賞をとっているのでもう自分が何か言うことはないのですけど
ファーストコンタクトものはこうでなければと深く考えたあとにあのオチ
最高でした
長く読み継がれて欲しい短編集です
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太陽からの風 (ハヤカワ文庫 SF ク 1-41) 文庫 – 2006/4/1
- 本の長さ382ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2006/4/1
- ISBN-104150115575
- ISBN-13978-4150115579
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2006/4/1)
- 発売日 : 2006/4/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 382ページ
- ISBN-10 : 4150115575
- ISBN-13 : 978-4150115579
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,079,301位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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2014年1月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2009年3月3日に日本でレビュー済み
あほらしいようなショート・ショートもいくつかあるのだが、長い作品はさすがに読みごたえがあった。
表題作は、もう詩的映像そのものである。映画『2001年宇宙の旅』のディスカバリー号の航行シーンも問題にならないと思えるほど、大迫力のレースが宇宙の静寂の中展開される。
海洋もの『輝くもの』もすごい。深海でその光が明滅するさまは、怖くなるような神秘性を感じさせる。
最後をかざる中編『メデューサとの出会い』はこれぞハードSFといった感じ。ここで言うメデューサとは、ギリシャ神話の妖怪ではなく、(辞書を見れば出ているが)クラゲのこと。と言っても海洋SFではなく、木星に住むクラゲに似た生物である。その触手が周りを覆ってくるところは、緊迫感満点であった。
表題作は、もう詩的映像そのものである。映画『2001年宇宙の旅』のディスカバリー号の航行シーンも問題にならないと思えるほど、大迫力のレースが宇宙の静寂の中展開される。
海洋もの『輝くもの』もすごい。深海でその光が明滅するさまは、怖くなるような神秘性を感じさせる。
最後をかざる中編『メデューサとの出会い』はこれぞハードSFといった感じ。ここで言うメデューサとは、ギリシャ神話の妖怪ではなく、(辞書を見れば出ているが)クラゲのこと。と言っても海洋SFではなく、木星に住むクラゲに似た生物である。その触手が周りを覆ってくるところは、緊迫感満点であった。
2016年11月13日に日本でレビュー済み
クラークは長編よりも短編の方が面白い作品が多いですが、その中でもこれに収録されている「大渦巻Ⅱ」は短編SFの見本の様な作品で是非とも読んでおかないといけないなと今でも初心者には勧めています。
典型的なワンアイディアストーリーなんだけど、これほどの完成度はクラークの他作品でもなかなか無い。
ハードSFでありながらも、しっかりとセンス・オブ・ワンダーにも満ちている良作。今でも名作と言われる所以だね。
典型的なワンアイディアストーリーなんだけど、これほどの完成度はクラークの他作品でもなかなか無い。
ハードSFでありながらも、しっかりとセンス・オブ・ワンダーにも満ちている良作。今でも名作と言われる所以だね。
2006年12月29日に日本でレビュー済み
これがSFだ!これこそSFの短編集である。
本書を読んで感動しない人はSFファンではありません。
SF小説にも含まれる”何か”のファンなのでしょう。
本書はSFのエッセンスだけで構成された本である。
小説になってないものもある。
キャラクターが何の行動も起さず、どういう人物なのかを提示する心理描写もなく、
ただひたすら、科学的SF的なものについて討論するだけの話を、
小説とか物語とか呼ぶわけにはいかないだろう。
が、それでもSFとしては感動するのである。
SFの欠点が曝け出されている故に、真のSFファンしか感動できない短編集である。
ドグツニッコウが絶賛したという表題作は、
ダンバインのチャム・ファウ役の声優の川村ナントカも感動したという
ブラッドベリ的な作品であり騒ぐほどのもんじゃない。
この中で最高傑作は「輝くもの」である。
クレアのイルカSFが如何にバカバカしいかよく判る作品である。
NO2はただ木星探査をするだけの話の「メデューサとの出会い」でしょうな。
メデューサみたいな外見の生命体がいただけで、
神話のメデューサが出てきてたまるかくぬやろ!
クラークからSFマインドを取ったら何も残らないことがよく判る本書は、
クラークだけにとどまらず、SF短編集としては世界最高の本であろう
本書を読んで感動しない人はSFファンではありません。
SF小説にも含まれる”何か”のファンなのでしょう。
本書はSFのエッセンスだけで構成された本である。
小説になってないものもある。
キャラクターが何の行動も起さず、どういう人物なのかを提示する心理描写もなく、
ただひたすら、科学的SF的なものについて討論するだけの話を、
小説とか物語とか呼ぶわけにはいかないだろう。
が、それでもSFとしては感動するのである。
SFの欠点が曝け出されている故に、真のSFファンしか感動できない短編集である。
ドグツニッコウが絶賛したという表題作は、
ダンバインのチャム・ファウ役の声優の川村ナントカも感動したという
ブラッドベリ的な作品であり騒ぐほどのもんじゃない。
この中で最高傑作は「輝くもの」である。
クレアのイルカSFが如何にバカバカしいかよく判る作品である。
NO2はただ木星探査をするだけの話の「メデューサとの出会い」でしょうな。
メデューサみたいな外見の生命体がいただけで、
神話のメデューサが出てきてたまるかくぬやろ!
クラークからSFマインドを取ったら何も残らないことがよく判る本書は、
クラークだけにとどまらず、SF短編集としては世界最高の本であろう
2003年3月16日に日本でレビュー済み
主題の「太陽からの風」は、太陽風を受けて、月の周りを1周する宇宙ヨットレースを描いた佳作です。思わぬ事故に遭って、帰還不可能となったディアーナ号。思いがけない方法で、何とか助かろうとしますが・・・
その他の短編も、良いです。
その他の短編も、良いです。
2013年12月8日に日本でレビュー済み
スパーンという感じの結末多し
クラークの結末は割と静かで余韻深いものが長編では多い気がしますが、短編ではスパーンって感じに終わるものが多い感じです。これが短編の醍醐味というものか、投げっぱなしでも許されるというか……。とても興味深く、どの話も読むことが出来ました。
クラークの結末は割と静かで余韻深いものが長編では多い気がしますが、短編ではスパーンって感じに終わるものが多い感じです。これが短編の醍醐味というものか、投げっぱなしでも許されるというか……。とても興味深く、どの話も読むことが出来ました。