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老人と宇宙(そら) (ハヤカワ文庫 SF ス 17-1) 文庫 – 2007/2/28

4.5 5つ星のうち4.5 313個の評価

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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 早川書房 (2007/2/28)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/2/28
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 431ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4150116008
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4150116002
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 313個の評価

著者について

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ジョン・スコルジー
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『老人と宇宙』は、老いや死について考えさせられる本だ。宇宙やエイリアンの描写も豊かで、スリルやサスペンスもある。SFファン必読の一冊。
4 星
『老人と宇宙』は、老いや死について考えさせられる本だ。宇宙やエイリアンの描写も豊かで、スリルやサスペンスもある。SFファン必読の一冊。
ジョン・スコルジーは、ブログやノンフィクションでの鋭い洞察力でも知られるアメリカのSF作家です。彼の代表作である『老人と宇宙』は、2005年に刊行された後、その斬新さでヒューゴー賞の候補に上がるほどの注目を集めました。この作品の魅力は、宇宙という無限の舞台上で繰り広げられる、人間ドラマの深さにあります。『老人と宇宙』の中心となるテーマは、「歳を重ねた人々が未知の領域でどのように振る舞うか」という点です。主人公である75歳のジョン・ペリーが、地球を離れ人類コロニーを守る軍隊に参加するという物語は、ロバート・A・ハインラインの『宇宙の戦士』にインスピレーションを受けつつも、独自の哲学と人生観を交えたスコルジー独自の作品に昇華されています。本書のおすすめポイントは、痛快なアクションと人間ドラマのバランスの良さです。登場する老人たちの会話は、彼らの人生経験を反映しており、時に辛辣でありながらも温かみを持っています。戦闘シーンでは、エイリアンや武器、戦術が斬新で想像力をかきたてられるものとなっており、読者は主人公ジョン・ペリーと共に宇宙の冒険と戦争を味わうことができるでしょう。SFを好む読者だけでなく、人生の晩年にあっても新たな挑戦を恐れない精神に共感する人々にもお勧めできます。老いというテーマを通して、生と死、愛と友情、戦争と平和などの普遍的な問題が繊細に描かれています。また、本作はシリーズ化されており、ジョン・ペリーのさらなる物語が追体験できる点も見逃せません。総評として、この小説は、老人と宇宙という斬新な発想で、SFの魅力を存分に味わわせてくれる作品です。
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上位レビュー、対象国: 日本

2024年5月14日に日本でレビュー済み
話の動き出しは、ちょっと重たい。
大きな輪っかが、ごろりと回りだすような感じだろうか。

しかし、いったん回り始めて「慣性」が生まれると、引き込まれること請け合いの物語である。
(もっというと、2作目、3作目となるともっと読みやすい展開になる。話の出来としていかにもSFなのはこの第1作だと思うが)

これまでとても満足な人生を送ってきたが、すっかり年老いてしまった自分。
75歳といえば、この現代でも後期高齢者である。

別に何の不満があるわけでもないが、あとは静かにこの世から消え去るのみ。

そんな時、自分が「若返れる」かも知れない手段があったらどうだろう。
おそらく、すぐさま飛びついてしまうのではないだろうか。

ただし、兵役に志願して「異星人」と戦う、という条件付きではあるが。
しかも、その兵役は2年となっているが、延長される可能性があるという。

異星人と戦うというからには、何らかの方法で肉体を若返らせる方法があるのだろう、と推測する主人公たち。
しかし、実際に行われた処置はそれとは少し違っていた。

詳しくは本書を、という以外にないのだが、哲学やSFの世界では昔から議論されてきた、形而上学的には問題のある形で「処理」が行われるのである。

人間というのものは、得たいの知れない未知の状況に関しては、ひどく恐れるものである。
ところが、いざそうした事態が現実に起こってしまうと、案外簡単に受け入れられるものなのかも知れない。

たとえば、われわれは先の新型コロナウィルスの発現に際し、初めのうちはそれに罹患して死ぬことを、社会全体でひどく恐れていた気がする。
しかし、今でもコロナウィルスはなくなっていないにも関わらず、そして実際にコロナで死ぬ人は現にいるにも関わらず、もはやなんでもない日常を送っている。

交通事故や他の疾患などによる死亡とそう「大差」ないのだと、慣れてしまったのである。
(もちろんワクチン接種などの防疫の効果はあったが)

ただ、一点だけ根本的な「ツッコミ」をさせてもらうなら、本書で「宇宙軍」に入隊した兵士たちはものすごい生存率の低い、ひどく過酷な戦いに身を投じることにはなるのだが、本書の物語におけるような手法が確立された暁には、そもそも個人の「死」など揮発してしまうのではなかろうか。

ただ、それをしてしまうと兵士が面白半分で死んで真面目に戦わないからダメなのだろうか。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年11月7日に日本でレビュー済み
ジョン・スコルジーは、ブログやノンフィクションでの鋭い洞察力でも知られるアメリカのSF作家です。彼の代表作である『老人と宇宙』は、2005年に刊行された後、その斬新さでヒューゴー賞の候補に上がるほどの注目を集めました。この作品の魅力は、宇宙という無限の舞台上で繰り広げられる、人間ドラマの深さにあります。

『老人と宇宙』の中心となるテーマは、「歳を重ねた人々が未知の領域でどのように振る舞うか」という点です。主人公である75歳のジョン・ペリーが、地球を離れ人類コロニーを守る軍隊に参加するという物語は、ロバート・A・ハインラインの『宇宙の戦士』にインスピレーションを受けつつも、独自の哲学と人生観を交えたスコルジー独自の作品に昇華されています。

本書のおすすめポイントは、痛快なアクションと人間ドラマのバランスの良さです。登場する老人たちの会話は、彼らの人生経験を反映しており、時に辛辣でありながらも温かみを持っています。戦闘シーンでは、エイリアンや武器、戦術が斬新で想像力をかきたてられるものとなっており、読者は主人公ジョン・ペリーと共に宇宙の冒険と戦争を味わうことができるでしょう。

SFを好む読者だけでなく、人生の晩年にあっても新たな挑戦を恐れない精神に共感する人々にもお勧めできます。老いというテーマを通して、生と死、愛と友情、戦争と平和などの普遍的な問題が繊細に描かれています。また、本作はシリーズ化されており、ジョン・ペリーのさらなる物語が追体験できる点も見逃せません。

総評として、この小説は、老人と宇宙という斬新な発想で、SFの魅力を存分に味わわせてくれる作品です。
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5つ星のうち4.0 『老人と宇宙』は、老いや死について考えさせられる本だ。宇宙やエイリアンの描写も豊かで、スリルやサスペンスもある。SFファン必読の一冊。
2023年11月7日に日本でレビュー済み
ジョン・スコルジーは、ブログやノンフィクションでの鋭い洞察力でも知られるアメリカのSF作家です。彼の代表作である『老人と宇宙』は、2005年に刊行された後、その斬新さでヒューゴー賞の候補に上がるほどの注目を集めました。この作品の魅力は、宇宙という無限の舞台上で繰り広げられる、人間ドラマの深さにあります。

『老人と宇宙』の中心となるテーマは、「歳を重ねた人々が未知の領域でどのように振る舞うか」という点です。主人公である75歳のジョン・ペリーが、地球を離れ人類コロニーを守る軍隊に参加するという物語は、ロバート・A・ハインラインの『宇宙の戦士』にインスピレーションを受けつつも、独自の哲学と人生観を交えたスコルジー独自の作品に昇華されています。

本書のおすすめポイントは、痛快なアクションと人間ドラマのバランスの良さです。登場する老人たちの会話は、彼らの人生経験を反映しており、時に辛辣でありながらも温かみを持っています。戦闘シーンでは、エイリアンや武器、戦術が斬新で想像力をかきたてられるものとなっており、読者は主人公ジョン・ペリーと共に宇宙の冒険と戦争を味わうことができるでしょう。

SFを好む読者だけでなく、人生の晩年にあっても新たな挑戦を恐れない精神に共感する人々にもお勧めできます。老いというテーマを通して、生と死、愛と友情、戦争と平和などの普遍的な問題が繊細に描かれています。また、本作はシリーズ化されており、ジョン・ペリーのさらなる物語が追体験できる点も見逃せません。

総評として、この小説は、老人と宇宙という斬新な発想で、SFの魅力を存分に味わわせてくれる作品です。
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2023年6月26日に日本でレビュー済み
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75歳の誕生日にコロニー防衛軍に入隊したジョン・ペリー。老人を集めた軍隊は宇宙でどう活躍できるのか?

序盤はダラダラした記述が多く、読むのをやめようかと思いましたが、中盤以降の盛り上がってきて読書が止まらなくなりました。

死と隣合わせの兵士たちの思いや葛藤がうまく描写され、エンターテイメントとしてよく練られています。読後の余韻も心地よく、久しぶりに良いSFに出会いました。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年11月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
時折挟まれるジョークが軽快で面白く、訳も柔らかくて、活字が苦手な私でもすらすらと読めた。
海外小説でSFでこんなにすんなりと頭に入ったのは、自分には珍しい。
それくらい読み易かった。

物語の方はというと、おじいちゃんおばあちゃんしか入隊が許されないコロニー防衛軍というところから既に設定が面白く。
しかしvs.エイリアンとはいえ、戦争物は戦争物なので、中盤過ぎると、あぁ…な箇所も多い。
全てを知っていたら、自分だったら入隊…するかなあ?しないかもなあ?と考えてみたり。

面白かったので、続編も読みたい。
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2019年12月2日に日本でレビュー済み
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"七十五歳の誕生日。わたしは妻の墓参りをして、それから軍隊にはいった。キャシーの墓参りは、このふたつのうちでは地味なできごとだった。"2005年発刊にしてヒューゴー賞候補、ジョン・W・キャンベル賞受賞の本書はWEBでのブログ連載から人気を得て書籍化、21世紀の『宇宙の戦士』とも評される正統派戦争SF。

某極東の島国政府は過去の政治的失策から、どうやら75歳まで国民を現役でバリバリ働かせる事を望んでいるようですが。どうせならやれやれではなく【75歳以上になっても血湧き肉躍る時間】を過ごしたい。てなわけで【75歳以上でないと入隊できない宇宙防衛軍】を描く本書を手にとりました。

さて、そんな本書は、宇宙にまで植民地を広げ、多種族と存亡を賭けた戦いをしている時代。老人たちは【兵士になるのを条件に若い身体を得る事ができる】わけなのですが。その方法とは?を集まった老人たちで『オイボレ会』と名付けて、わいわい(たまに途中でお陀仏する人もいる)話し合っている第1部も老人会的で癒されるのですが。第2部以降になると、あれ?とびっくりデジャブ的に『宇宙の戦士』(+アバター?)バージョンアップ的な【鬼軍曹シゴキを得て一人前の戦士として成長していく】王道的な熱い展開になるのには驚きを通り越して(良い意味で)唖然としてしまった。

一方で、宇宙各地の植民地惑星に開拓民として送り込まれるのは、人口増加に悩む国々の人々として描かれているのですが。某ガ◯ダムではありませんが、やっぱり異星人に美味しそうに食べられたりと危険が隣り合わせの未来の宇宙進出第一陣って【棄民政策的になるのかなあ】いや、なるか。と想像してみたり。

宇宙の戦士、エンダーのゲームといったSF小説、スター・トレックやスター・ウォーズといったSF映画好きな人へ。またエンタメ的に読みやすく楽しめる作品を探す人にもオススメ。
18人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年1月11日に日本でレビュー済み
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人類が地球に溢れかえり、新たなフロンティアを求めて銀河に進出した未来のお話。

いざ宇宙に出てみれば、そこは広大無辺なフロンティアなどではなく、多種多様な高度知性体がひしめきあっていた。生物が棲息可能な惑星は希少で、それらを巡って熾烈な闘いが繰り広げられていた。植民惑星が欲しければ力尽くで奪わなければならない。確保しても安心できず、必死で守り続けなければたちまち奪い返される。

この情け容赦ない状況に対処すべく、植民惑星は団結し、コロニー連合を形成した。連合はコロニー防衛軍(CDF)を組織し、人類の版図の拡大と防衛に中らせている。他の知的種族と激しい闘いを交える内に、人類は接収した敵の物資や鹵獲(ろかく)した兵器から多くのオーバーテクノロジーを得た。コロニー連合はそれらを戦争にも平和利用にも大いに活用したが、地球にはごく一部だけを伝えることにした。

その理由はこうだ。

植民惑星に送り込まれる開拓団は、何もない所からその惑星を開発していかなければならない。宇宙で戦争をしている人的余裕はない。前述のごとく他種族との戦闘は苛烈を極め、CDFの損耗率は非常に高い。働き盛りの若者をCDFに徴兵したら、その多くは死亡し、開拓作業は停滞してしまう。

地球で、特に開拓団を送り出したいのは、人口増加に悩む途上国である。先進国はそれ程深刻な状態にはない。

そこでコロニー連合は、地球を連合のために開拓団と防衛軍の人的資源を供給する特殊な資源惑星とみなすことにした。そして地球を利用しやすい状態に置くために、最新の科学技術を伝えず、宇宙の実態についても「検疫」を名目に情報統制を行い、唯々諾々と利用される他ない状況を作り出した。

またコロニー連合は、植民惑星の若者を兵士にできない問題を解決するため、先進国の老人を利用することにした。75歳を迎えた老人に、若い肉体を与えることの見返りに、コロニー防衛軍へ「志願」するよう働きかけた。どのように若返るかは知らされず、苛烈な戦闘と損耗率の高さも知らされない。ただ「若返る」という噂を頼りに、晩年を迎えた先進国の老人の一部は、もう一度光り輝いてから死ぬために、或いは、万が一つに生き残って第二の人生を始める希望にすがって、続々と志願兵となった。

このような世界において、元コピーライターで、最愛の妻を亡くして孤独を託ち、地球に未練を持たなくなったジョン・ペリーは、かねてからの計画通り、75歳の誕生日を迎えた朝、コロニー防衛軍に応募することにした。訓練地の惑星へ向かう旅の途中で出会った気の合う老人達と「おいぼれ団」を結成して和気藹々と過ごしたのも束の間、兵士となったペリーは、それまでの人生からは想像もできない、壮絶な経験を重ねることになる。それがどんなものかは読んでのお楽しみ。

戦友が次々に死んでいく熾烈な戦闘や、人類を食料として飼育する異星人など、描こうと思えば気が滅入るような殺伐した描写にするともできようものを、ジョン・スコルジーは、淡々とジョン・ペリーの活躍物語として描いていく。常に軽やかさとユーモアを失わない語り口がスコルジーの持ち味で、読者はそれに身を委ね、この物語をペリーの目くるめく冒険譚として読み進むことができる。読後には、ほろ苦い感傷とともに、人が生きることの意味を考えさせられもするが、いや別に深刻になる必要はない。主人公と共に宇宙を駆け巡る興奮を楽しめる一級のエンターテインメントSFだ。
25人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年9月12日に日本でレビュー済み
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序盤は明るい感じですが、中盤以降で淡々と登場人物が死んでいく辺りは少し重い気分になりました。老人だからなのか達観したような風で主人公はそれを受け止めていますが(私自身こういう展開が苦手なのも多分にあるでしょうが)それが却って重みを出しているように受け取れます。所々に入るジョークや登場人物の軽いやり取りが暗い気分を取り除いてくれますが、それがなければ最後まで読めなかったでしょう。
読みやすいですし、内容も面白く続きが気になるのは間違いないです。続編はまとめ買いしようと思います。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年11月21日に日本でレビュー済み
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まだ読んでないですが、比較的きれいな状態できました。
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