前回のラストで、ピンチになった主人公を待ち受ける次なる運命は。
いやいや、今回も長いです。
ただ、前回のラストで一応目的がはっきりしてくるので、この困難な状況を、いかに主人公が切り抜けていくか、ってところで感情移入がしやすくなっています。
その分、ミステリー的な楽しみは、減ってしまいましたが。
描写が細かいのは、相変わらず。前回から変わってきたなと思えるのは、キャラクターがたってきたこと。兵士のペルソナを持つアトキンズ。奥さんのコピーのダフネなど、面白くなってきました。なかなかB級な感じを醸しだしています。
さて、がんばって2冊読み終わりました。
3巻目は、いつでるのか?次は、スペオペになることを期待します。
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ゴールデン・エイジ〈2〉フェニックスの飛翔 (ハヤカワ文庫SF) 文庫 – 2007/5/1
フェニックスの飛翔
- 本の長さ522ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2007/5/1
- ISBN-104150116121
- ISBN-13978-4150116125
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2007/5/1)
- 発売日 : 2007/5/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 522ページ
- ISBN-10 : 4150116121
- ISBN-13 : 978-4150116125
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,541,270位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年5月30日に日本でレビュー済み
めくるめく技術の奇跡を描く「ゴールデン・エイジ」第二巻。全三巻中の二巻というと、物語が平坦になり中弛みすることが多々あるが、この物語は違う。前巻で無敵の装甲服以外、すべてを失ない世界からはじき出された主人公が、まさに孤軍奮闘・徒手空拳で這い上がっていく過程は波乱万丈で飽きさせない。技術的な面においては自信家なのに、自らのこととなるととたんに自信を失くしビビってしまう主人公に、時に喝采を時に苛立たしさを感じる。<黄金の普遍>という技術的には不可能がないような世界において、現代人が感情移入できるのは、そうした弱さがあるからなのかもしれない。
さて、ようやく敵の輪郭も見え始め、味方もできた。いよいよクライマックスを迎える第三巻が待ち遠しい。
さて、ようやく敵の輪郭も見え始め、味方もできた。いよいよクライマックスを迎える第三巻が待ち遠しい。
2007年5月26日に日本でレビュー済み
眠る前の自分と、起きた後の自分は同一人物?などと楽しい事を考えたことがありますか?
たとえ自分がこの瞬間死んでしまっても、1秒後にまったく同じ記憶と同じ体をもったコピーが動き出したらそれは1秒間寝ていたのと同じ?
この本の世界では”生きていること”の定義は記憶を含む情報を持っていること、になっており前述のようなシチュエーションは日常茶飯事になっています。
もうそれだけでもSF魂がゴリゴリ刺激される佳作なのですが、さらに硬派な伝統的SFさも満載しています。
木星は点火され、その軌道をぐるりと廻る加速器が原子番号200を超える物質を生み出し、海王星周辺には絶対零度付近を利用した低クロック生命体が活動しています。
この伝統的SFテクノロジに支えられて、前述のインフォメーションエンジニアリングテクノロジは開花し、生命体(生化学的、工学的を問わず)は自らの構成情報を保存することによって本質的に不死、物理的に生命体として消滅しても、新たに構築した生命体に保存された構成情報を構築して復活、というクラクラするような世界が広がっています。
生命体のありとあらゆる感覚は拡張され、全てのものが抽象化、仮想化された世界になっており、例えばAIは思考能力をも含む神経系に直接接続され、視覚的にも可視の存在に。
主人公の一族のAIはでかいペンギン姿で現れるのも意味深で読んでいてニヤリと笑わせてくれます。
世界設定だけで酔わせてくれるタイプの作品なので、レビューの文字制限内でストーリーに触れる余地がありません(笑
全三巻のうちの二巻なので、次の巻が待ち遠しい事この上ないのですが、三巻そろうまでは、、、と待つと自分のSF的思考能力に新たなネタを増やすチャンスを逃しますよ!
ちなみに、よくある禅問答のようなお話の展開にはならないので、そういうのが苦手な方も安心して是非。二巻の最後は恒星間宇宙船の出航シーンなのでご安心を。
たとえ自分がこの瞬間死んでしまっても、1秒後にまったく同じ記憶と同じ体をもったコピーが動き出したらそれは1秒間寝ていたのと同じ?
この本の世界では”生きていること”の定義は記憶を含む情報を持っていること、になっており前述のようなシチュエーションは日常茶飯事になっています。
もうそれだけでもSF魂がゴリゴリ刺激される佳作なのですが、さらに硬派な伝統的SFさも満載しています。
木星は点火され、その軌道をぐるりと廻る加速器が原子番号200を超える物質を生み出し、海王星周辺には絶対零度付近を利用した低クロック生命体が活動しています。
この伝統的SFテクノロジに支えられて、前述のインフォメーションエンジニアリングテクノロジは開花し、生命体(生化学的、工学的を問わず)は自らの構成情報を保存することによって本質的に不死、物理的に生命体として消滅しても、新たに構築した生命体に保存された構成情報を構築して復活、というクラクラするような世界が広がっています。
生命体のありとあらゆる感覚は拡張され、全てのものが抽象化、仮想化された世界になっており、例えばAIは思考能力をも含む神経系に直接接続され、視覚的にも可視の存在に。
主人公の一族のAIはでかいペンギン姿で現れるのも意味深で読んでいてニヤリと笑わせてくれます。
世界設定だけで酔わせてくれるタイプの作品なので、レビューの文字制限内でストーリーに触れる余地がありません(笑
全三巻のうちの二巻なので、次の巻が待ち遠しい事この上ないのですが、三巻そろうまでは、、、と待つと自分のSF的思考能力に新たなネタを増やすチャンスを逃しますよ!
ちなみに、よくある禅問答のようなお話の展開にはならないので、そういうのが苦手な方も安心して是非。二巻の最後は恒星間宇宙船の出航シーンなのでご安心を。