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拷問者の影(新装版 新しい太陽の書1) (ハヤカワ文庫 SF ウ 6-5 新しい太陽の書 1) 文庫 – 2008/4/23

4.3 5つ星のうち4.3 6個の評価

遙か遠未来、老いた惑星ウールスで〈拷問者組合〉の徒弟として働くセヴェリアンは、反逆者に荷担した疑いで捕らえられた貴婦人セクラに恋をする。組合の厳格な掟を破り、セクラに速やかな死を許したセヴェリアンは、〈拷問者組合〉を追われ、死にゆく世界を彷徨することとなる……。巨匠ウルフが持てる技巧の限りを尽くし構築した華麗なる異世界で展開される、SF/ファンタジイ史上最高のシリーズ。新装版でついに開幕
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商品の説明

著者について

1931年ニューヨーク生まれ。兵役に従事後、ヒューストン大学を卒業。1965年、短篇“The Dead Man”でデビューを果たす。70年代には、オリジナル・アンソロジー・シリーズ〈オービット〉を中心に、「デス博士の島その他の物語」(1970)、「ケルベロス第五の首」(1972)、「アメリカの七夜」(1978)といった技巧の粋を凝らした短篇を発表。「アイランド博士の死」(1973)でネビュラ賞を受賞する。1980年より刊行が開始された本書に始まる四部作〈新しい太陽の書〉は、世界幻想文学大賞、ネビュラ賞、ローカス賞など各賞を受賞し、SF/ファンタジイ史上最高のシリーズと評されている。現在も旺盛に執筆を続けるウルフは、名実ともに現代SF/ファンタジイ界を代表する作家である。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 早川書房 (2008/4/23)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/4/23
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 478ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4150116601
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4150116606
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 6個の評価

著者について

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小畑 健
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カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2023年9月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
新しい太陽の書の魅力は、開示する情報のアジャスメントの巧みさにある。
真実が100だとすると、ジーン・ウルフは60、よくいって、いいとこ、70までしか、物語の全容を明かしてくれない。もちろんこの按配は意図的なものである。
そのうえ油断ならないのは、語り手セヴェリアンは自身を完全記憶の持ち主であると主張しており、常にわれわれ読者に、この手記は100のものであると強要してくることだ。
そのくせ、セヴェリアン自身は60で綴っている自分の文章から立ち現れたはずの世界や物語の意味を40〜50程度にしか理解していない。
よって読者はおおいにはぐらかされる。だが、ここにこそ、この黄金の書を考察する余地、楽しみが生じる。
あとがきなどでネタバレを気にする方はその心配は無用であると断言したい。
むしろ、どんどん、サイトなどで情報を取り入れることこそを推奨したい。
どちらにせよ、ジーン・ウルフは70までしか書いておらず、その物語の100を捉えることはなんぴとにも不可能なのだから。
ジーン・ウルフを読むということは、
ジーン・ウルフの読者になるということは、
100に近づこうとする永遠の運動、
無限のサイクルに参加することなのだといえる。
運動によって開示されようとする世界を、ときに妖しく、ときに鮮やかに隠蔽する、それこそがジーン・ウルフの作品が持つセクシーな魅力なのである。
新しい太陽の書はまさにその最たるものだ。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年5月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前にケルベロスを挫折していたもので。タイトルから想像するグロさはとくになく、一巻は退屈という噂も思いのほか楽しんで読めました。拷問者の一行とともに、ウールスという世界を旅した感覚でしょうか。理解しにくい比喩や描写はあまり気にせず読み飛ばすのがよいかと。壁の向こうの旅路で何が起こるのか楽しみにしつつ、これは忘れないうちに早めに二巻を読む予定。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年6月14日に日本でレビュー済み
巨大都市ネッソスの拷問者組合に徒弟として所属しているセヴィリアンは、若い仲間達と共に郊外の川へと遊びに出かけたのだが、その帰途の共同墓地で民兵と反逆者達が争っている場面に出くわした。
錯綜した戦いの中で耳にした反逆者達のリーダーの名はヴォルダス。
徒弟の身分とは言え、独裁者の側の組織に属するセヴェリアンだったが、ヴォルダスの態度に魅了されて咄嗟に助太刀してしまう。
彼の裏切りは露見することはなかったが、間もなく拷問者組合のある<剣舞の塔>に一人の高貴人の女性セクラの方が送られてきた。
ヴォルダスに通じているとの容疑が掛けられたためだが、拷問は長い間執行されずに軟禁状態が続くうち、彼女の世話をしながら共に時間を過ごして来たセヴェリアンは恋に落ちていた。
もはや刑の執行はないものと思われた頃になって、とうとうセクラの方の拷問命令書が届き、日々の責め苦によって狂気に陥っていく彼女の様子を見かねたセヴェリアンは、今や一人前の職人となった立場を利用してナイフを彼女に与え、その苦痛に終止符を打つ手助けをする。
二度目の裏切りは隠しようもなく、本来であれば死罪に値するところだったが、威信に傷が付くのを恐れた組合は、辺境の町スラックスへ警士として派遣するという名目でセヴェリアンを追放した。
僅かな路銀のほかは、組合の最長上者であるパリーモン師から送られた警士用の剣「テルミヌス・エスト」のみを携えて旅立ったセヴェリアンだったが・・・

二重の壁に囲まれた都市、幾つもの尖塔、<高貴人>から<退化人>まで複数段階ある住民達のヒエラルキーなど、物語の舞台は重層的であるが、主人公セヴェリアンが巻き込まれていく運命もまた幾つもの層になっているようだ。
一つ皮を捲る度に意外な展開へと誘われるのだが、セヴェリアン自身が独裁者によって支配されている共和国の全体像どころか、自分が住んでいるネッソスについての知識すら満足ではないため、読者もまた知識不足なまま彼の旅に同道せざるを得ない。
共和国の現在の在り様や、謎めいた独裁者の存在などは続刊の中で次第に明らかになっていくことだろうが、この「小出し」にしていることが読者を慣れない架空世界に順応させる効果を齎すようだ。
逆に、架空世界の物語に慣れた読者にあっては、ザブンと頭から異世界に飛び込む覚悟が出来ているにも関わらず、「まずは準備体操からです」と言われているような欲求不満を感じるかも知れない。
四部作構成ということで、起承転結で言うならば本書は「起」に相当するわけだが、どうやら「床」のための伏線は既に幾つも張り巡らされていそうだ。
先に述べた重層構造についても、玉葱のように単純ではなく、「そこも剥けちゃうの?」というような意外性はミステリーにも通じる面白さがあり、それがシリーズとしてどのような全体像を見せてくれるのか興味深いところだ。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年4月29日に日本でレビュー済み
すでにご指摘の方がいらっしゃいますが、旧版の第2巻の「訳者あとがき」がネタバレです(新装版の方は確認していません)。
ご指摘の方のおかげで、このこと自体了解してはいたのですが、問題の「訳者あとがき」、ついうっかり読んでしまいました。
第2巻まで読んでいれば想定可能な範囲の内容ですが、かなり凹みます。それほどネタバレにうるさい方ではないつもりだったのですが、これはちょっとあんまりでは・・・。訳者の文章からではなく、作者の文章から「驚愕の事実」を知りたかった・・・。これから読み始める人は、くれぐれもご注意を。
あと、第3巻の巻頭にあげられている詩の作者名の表記は「オシップ・マンデルスタン」ではなく「オシップ・マンデリシュターム」でお願いします。
星5つは内容自体についてです。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年5月3日に日本でレビュー済み
 世界幻想文学大賞受賞作品。  
 表紙にデスノートの小畑健のイラストをつけての新装版です。良くも悪くもジャケット買いで売り上げが伸びそうな感じで平積みにされています。もともとが古典として有名な作品ながら手をつけていなかったので、これを機に新作も出るということだしと読んでみました。
 まず、全体的な構造としては長編叙事詩ということで、異世界を舞台に、主人公があちらこちらに遍歴を重ねるというファンタジーの王道を重ねていく基本ラインをしっかり踏襲しています。ただし、すごく特徴的な点が二つあり、それがこの作品の敷居を高くしています。一つには、幻想の部分が極めて強く主人公の独り語りで進んで行く世界について説明らしい説明は数少ないのにも関わらず、奇妙で風変わりで多層重層な世界を主人公が体験していくので、まさに幻想の世界にいるようでちょっと気を抜いたりぼんやりしていると話の筋においていかれそうになります。そうした異世界への浮遊感それ自体はファンタジーとしては優れている証拠なのかもしれませんが、最近のわりあいと易しいファンタジーになれていると骨が折れます。第二に、主人公が拷問者(文字通り、拷問を生業とし人に苦痛を与える力を習得している)という極めて特殊な職業についているため、人によっては感情移入がしがたい部分があるかと思います。
 ただ、この二つの特徴があり敷居が高くはあるのですかけれど、昨今には珍しい異世界ファンタジーをしっかりと読んでいる充実感(このあたりはたぶんに主観が混じっているかも知れませんが)、奇妙ながらかっことした作品世界を旅しているというような感覚が読んでいる間にあり、本を読むという行為を儀式として違う世界を見ているような感覚を与えてくれます。良い悪いは別としてこれは読書の楽しみの根幹部分で極めて優れているように思います。
 そして、はっきりと解説されていないながらもSFでありファンタジーである本書の独特の語彙は、作品世界を優雅に彩っています。ということで、少し敷居が高い作品ではあるものの、このテルミヌス・エストという大剣を携えた拷問者セヴェリアンの物語は順次読んで御紹介していきたいと思います。まずは復刊の四部作。そして新しい太陽の書と続いて行きます。
24人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2009年5月8日に日本でレビュー済み
新装版が出たんですね.
(旧版は天野喜孝氏のイラストでした.)
文章が絵画的なイメージに溢れる傑作だと思います.
確かに最初は取っ付きにくいのですけれど,読んで損はありません.
お勧めです.

ただし,二巻か三巻の訳者のあとがきに思いっきりオキテ破りのネタバレがあります.
昔読んだときに怒りにふるえたことを今でも鮮明に覚えています(思い返しても腹が立つ).
新しく読まれる方はご注意を.
42人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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