内容はとても良い。
自閉症青年の立場で描かれる文はとても心に迫りながらも読みやすい。
会社での軋轢には痛みを感じるし、女性に恋をするのにはとても切なさを感じる。
ラストは一応のハッピーエンドだが落涙は必至である。
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くらやみの速さはどれくらい (ハヤカワ文庫 SF ム 3-4) 文庫 – 2008/12/10
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自閉症が治療可能になった近未来。
自閉症者最後の世代であるルウは、製薬会社の仕事とフェンシングの趣味をもち、困難はありつつも自分なりに充実した日々を送っていた……ある日上司から、新しい治療法の実験台になることを迫られるまでは。
“光の前にはいつも闇がある。だから暗闇のほうが光よりも速く進むはず” そう問いかける自閉症者ルウのこまやかな感性で語られる、感動の“21世紀版『アルジャーノンに花束を』”。
自閉症者最後の世代であるルウは、製薬会社の仕事とフェンシングの趣味をもち、困難はありつつも自分なりに充実した日々を送っていた……ある日上司から、新しい治療法の実験台になることを迫られるまでは。
“光の前にはいつも闇がある。だから暗闇のほうが光よりも速く進むはず” そう問いかける自閉症者ルウのこまやかな感性で語られる、感動の“21世紀版『アルジャーノンに花束を』”。
- 本の長さ611ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2008/12/10
- ISBN-104150116938
- ISBN-13978-4150116934
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商品の説明
レビュー
主人公ルウの視点の不思議なほどの繊細さに、
私はページを繰るのももどかしいほどに
のめりこんでしまっていた。
――梶尾真治氏(『OKAGE』『黄泉がえり』著者) --単行本解説より
本書が、知的障害をもつ青年が手術で天才になっていくダニエル・キイスの名作『アルジャーノンに花束を』と比べられるのは避けようがない。だが、本書はそれ以上にすばらしい作品といえるだろう……主人公ルウは、他の小説では見られない、繊細かつ微妙な陰翳のある印象的な人物だ。
――ワシントン・ポスト紙(エリザベス・ハンド評) --ワシントン・ポスト紙
完成された筆致であり、知的で、とても心動かされる。読者は自閉症者の見る世界にみちびかれ、その誠実さをしっかりと伝えられる。
――カーカス・レビュー誌 --カーカス・レビュー誌
私はページを繰るのももどかしいほどに
のめりこんでしまっていた。
――梶尾真治氏(『OKAGE』『黄泉がえり』著者) --単行本解説より
本書が、知的障害をもつ青年が手術で天才になっていくダニエル・キイスの名作『アルジャーノンに花束を』と比べられるのは避けようがない。だが、本書はそれ以上にすばらしい作品といえるだろう……主人公ルウは、他の小説では見られない、繊細かつ微妙な陰翳のある印象的な人物だ。
――ワシントン・ポスト紙(エリザベス・ハンド評) --ワシントン・ポスト紙
完成された筆致であり、知的で、とても心動かされる。読者は自閉症者の見る世界にみちびかれ、その誠実さをしっかりと伝えられる。
――カーカス・レビュー誌 --カーカス・レビュー誌
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2008/12/10)
- 発売日 : 2008/12/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 611ページ
- ISBN-10 : 4150116938
- ISBN-13 : 978-4150116934
- Amazon 売れ筋ランキング: - 354,453位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年12月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2013年5月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古本にしてはとても綺麗に読まれていたのだと思い、私も大切に読みたいですね。 愛され本だと思います。
2023年1月15日に日本でレビュー済み
2022年10月28日再読。自分が2010年に★5をつけていたが読書メモを残しておらず、当時何を感じたのか知りたくなり再読した。
自閉症の主人公の物語。
「ノーマル(健常者)」と「それ以外」という枠組みを軸に物語が進んでいく。
タイトルの「くらやみの速さ」は「光と暗闇」という枠組みに違う見え方の可能性を気づかせる。
物語の中で私は「ノーマル(健常者)」と「それ以外」の境目でその評価の反転や往復を何度もした。ニーチェ以来のニヒリズムについて言うまでもないが絶対が失われた世界で、悪に描かれがちな資本の論理まで含め、どれが正しということもないのだろうと思った。
ただ、常に、一人の人間の生きた物語があるということなのだろうと思う。
自身の人生についてもだが、できうることなら、それが、人の心を動かすものであればと思わずにいられない。
SFであり自閉症の主人公という「自分からの遠さ」を忘れる生々しさを感じた。
この物語は、読み手に、強く、今までと違うものの見方を、問いかけるように思う。
果たして10年前の自分は、どう感じたのか、改めて読んでも、実は思い出せなかった。素晴らしい物語であることは間違いないが、その時に何が心を打ったのか。
本書のテーマといわれる、「自己の連続性(アイデンティティ)とは」という問を、その意味でも考えずにいられない。
自閉症の主人公の物語。
「ノーマル(健常者)」と「それ以外」という枠組みを軸に物語が進んでいく。
タイトルの「くらやみの速さ」は「光と暗闇」という枠組みに違う見え方の可能性を気づかせる。
物語の中で私は「ノーマル(健常者)」と「それ以外」の境目でその評価の反転や往復を何度もした。ニーチェ以来のニヒリズムについて言うまでもないが絶対が失われた世界で、悪に描かれがちな資本の論理まで含め、どれが正しということもないのだろうと思った。
ただ、常に、一人の人間の生きた物語があるということなのだろうと思う。
自身の人生についてもだが、できうることなら、それが、人の心を動かすものであればと思わずにいられない。
SFであり自閉症の主人公という「自分からの遠さ」を忘れる生々しさを感じた。
この物語は、読み手に、強く、今までと違うものの見方を、問いかけるように思う。
果たして10年前の自分は、どう感じたのか、改めて読んでも、実は思い出せなかった。素晴らしい物語であることは間違いないが、その時に何が心を打ったのか。
本書のテーマといわれる、「自己の連続性(アイデンティティ)とは」という問を、その意味でも考えずにいられない。
2012年7月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
21世紀版「アルジャーノンに花束を」と称されるように、自閉症患者が新しい治療法によって健常者=ノーマルへの道を選ぶ過程を描写した物語であります。
主人公のまわりには、自閉症としての彼を理解する人とそうでない人がいて、彼を受け入れる社会とそうでない社会、自閉症者と健常者、自閉症は克服すべき試練として神から与えられたものという解釈とと、であればそれを治療することは神に背くことではないかという解釈、神はそもそも自閉症という重荷を背負わせるはずが無く、治療によって本来の姿を取り戻すべきである、といういずれも相反する考え方をもとに話が組み立てられています。
「アルジャーノン〜」の場合は、イノセントな世界にいることができた自分が健常者となることで「現実社会」における“知らなくても良かった”苦労を背負い込む様が描かれましたが、本書では少し観点が異なり、“なぜ治療しなくてはいけないのか”という主人公の悩みを中心に話が進んでゆくわけですね。
「暗闇は光が無いところのものです。光がまだそこに来ていませんから。暗闇はもっと早いかもしれない」。
健常者であることが光で、自閉症者であることが暗闇なのか、もしくはその逆なのか。
多くの人は後者という捉え方をするかと思いますが、こればかりはわからない、と思います。
主人公のまわりには、自閉症としての彼を理解する人とそうでない人がいて、彼を受け入れる社会とそうでない社会、自閉症者と健常者、自閉症は克服すべき試練として神から与えられたものという解釈とと、であればそれを治療することは神に背くことではないかという解釈、神はそもそも自閉症という重荷を背負わせるはずが無く、治療によって本来の姿を取り戻すべきである、といういずれも相反する考え方をもとに話が組み立てられています。
「アルジャーノン〜」の場合は、イノセントな世界にいることができた自分が健常者となることで「現実社会」における“知らなくても良かった”苦労を背負い込む様が描かれましたが、本書では少し観点が異なり、“なぜ治療しなくてはいけないのか”という主人公の悩みを中心に話が進んでゆくわけですね。
「暗闇は光が無いところのものです。光がまだそこに来ていませんから。暗闇はもっと早いかもしれない」。
健常者であることが光で、自閉症者であることが暗闇なのか、もしくはその逆なのか。
多くの人は後者という捉え方をするかと思いますが、こればかりはわからない、と思います。
2012年2月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読み終わった時の感動は、今でも忘れられません。
物語の前半、主人公と共に葛藤していたつもりになっていた自分が、置いて行かれる瞬間があったのですが
それを踏まえた上での後半の展開は、本当に生涯で一番深い感動を与えてもらうものでした。
最後の結末を、不満に思う人もいるだろうと思います。
けれども、主人公は不幸になったのだろうか、と考えると、私は何も言えなくなるのです。
得たものと、失ったもの、どちらにより価値があると、誰が決められるでしょう。
今もこの本のことを考えると、色々なことが頭に浮かびます。
とても面白い本でした。
読む年齢によっても感想がかわりそうなので、人生の節目節目に読み返したい一冊です。
物語の前半、主人公と共に葛藤していたつもりになっていた自分が、置いて行かれる瞬間があったのですが
それを踏まえた上での後半の展開は、本当に生涯で一番深い感動を与えてもらうものでした。
最後の結末を、不満に思う人もいるだろうと思います。
けれども、主人公は不幸になったのだろうか、と考えると、私は何も言えなくなるのです。
得たものと、失ったもの、どちらにより価値があると、誰が決められるでしょう。
今もこの本のことを考えると、色々なことが頭に浮かびます。
とても面白い本でした。
読む年齢によっても感想がかわりそうなので、人生の節目節目に読み返したい一冊です。
2006年7月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分は『21世紀版、アルジャーノンに花束を』という帯を見て買ってしまったクチですが、個人的にはだいぶ方向性の違う作品だと思いました。まぁ、ハンディがある人を治療して健常者にするって部分は同じですが。
アルジャーノンの時の様な感動とかショックはありませんでした。というか、比べるのが間違っている。
おそらく、作者自身に自閉症の息子がいる事と関係があるのだと思いますが、作者の願望というか「こうであってほしい」といった結末が主体になってしまっている様な。ラストが物足りないというか、予想できて残念というか…。
完全なハッピーエンドにはなってはいませんが、ラストで周辺を固める脇役をもっと丁寧に書いてほしかった。ラストに深みがない。
物語中のトラブルも意外とあっさり片が付いてしまったりする部分も、ちょっと拍子抜けです。
と、キツイ感想を書きましたが、もちろんそれを補って余りある良い部分があります。
自閉症とはどういったモノか?患者の心の動きや考え方、知覚などは実に興味深く驚くものでした。健常者の善意と悪意…それを区別することが難しく戸惑う部分など、なんともやるせない気分にさせられます。
自閉症者の想像する健常者。健常者(ノーマル)は、自閉症者と違い間違いは犯さないといった「健常者による教育」による思い込み。教育された事(パターン)にしたがって判断し行動する、それが健常者には感情による行動に見えたり。かといって彼らには彼らなりの感情があったり。
はたして健常者になることが幸せを掴むことなのか?等、いろいろと考えさせられました。
自閉症というものに無知であったので読んで良かったと思います。
問題提起といった意味ではアルジャーノンより上でしょう。
アルジャーノンの時の様な感動とかショックはありませんでした。というか、比べるのが間違っている。
おそらく、作者自身に自閉症の息子がいる事と関係があるのだと思いますが、作者の願望というか「こうであってほしい」といった結末が主体になってしまっている様な。ラストが物足りないというか、予想できて残念というか…。
完全なハッピーエンドにはなってはいませんが、ラストで周辺を固める脇役をもっと丁寧に書いてほしかった。ラストに深みがない。
物語中のトラブルも意外とあっさり片が付いてしまったりする部分も、ちょっと拍子抜けです。
と、キツイ感想を書きましたが、もちろんそれを補って余りある良い部分があります。
自閉症とはどういったモノか?患者の心の動きや考え方、知覚などは実に興味深く驚くものでした。健常者の善意と悪意…それを区別することが難しく戸惑う部分など、なんともやるせない気分にさせられます。
自閉症者の想像する健常者。健常者(ノーマル)は、自閉症者と違い間違いは犯さないといった「健常者による教育」による思い込み。教育された事(パターン)にしたがって判断し行動する、それが健常者には感情による行動に見えたり。かといって彼らには彼らなりの感情があったり。
はたして健常者になることが幸せを掴むことなのか?等、いろいろと考えさせられました。
自閉症というものに無知であったので読んで良かったと思います。
問題提起といった意味ではアルジャーノンより上でしょう。
2022年5月31日に日本でレビュー済み
「自閉症」が治療可能になった近未来
当事者がその実験台として治療を受けることで、得るものが大きいことがわかる。反面、当事者はその人らしさを失ってしまうかもしれぬ...
「自分が自分である」とはいかなることか…熟慮を迫られる秀作である
当事者がその実験台として治療を受けることで、得るものが大きいことがわかる。反面、当事者はその人らしさを失ってしまうかもしれぬ...
「自分が自分である」とはいかなることか…熟慮を迫られる秀作である
2012年2月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
21世紀の「アルジャーノンに花束を」と評価されている本です。近未来SFであり、様々なことを考えさせる本です。でも、けっして難しい本ではなく、主人公がとてもよく描かれていて、だからこそ、主人公の幸せについて考えてしまうという感じです。私は、本に出てくるトムと同じような立ち位置です。でも、それは、結局、都会で便利に快適に暮らしている人間が、田舎はこのままであってほしいと思うのと同じかもしれません。古い木造の集落を見て、いいなあと思い、その木造の集落が、マンションになってしまったら、以前の方がいいと思うんだけど、自分はマンションに暮らしている人間の身勝手なのかもしれません。なんだ、それって思うかもしれませんが、それと同じようなことを感じました。なんだかあいまいだなと思う方は、是非一読して頂けると、わかってもらえると思います。