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ハンターズ・ラン (ハヤカワ文庫 SF マ 11-1) 文庫 – 2010/6/30
辺境の植民星サン・パウロで、探鉱師ラモンは、酒のうえの喧嘩でエウロパ大使を殺してしまった。大陸北部の人跡未踏の山間に逃げこんだものの、ラモンは謎の異種属と遭遇し、つかまってしまう。しかも、異種属のもとから脱走した人間を捕らえる手先になれと命令された。異種属の一体、マネックに "つなぎひも" でつながれ、猟犬の役をはたすことになったラモンの運命は……? 人気作家三人による、スリリングな冒険SF
- 本の長さ496ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2010/6/30
- ISBN-104150117616
- ISBN-13978-4150117610
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2010/6/30)
- 発売日 : 2010/6/30
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 496ページ
- ISBN-10 : 4150117616
- ISBN-13 : 978-4150117610
- Amazon 売れ筋ランキング: - 821,576位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2013年2月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いいです! 一気に読了できます! マーティン最強です! タフの方舟の続編読みたい!
2015年5月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
椎名誠氏が推薦していた「ハンターズラン」でしたが、一気読みでした。
凶悪な異星人から逃れ奥深い前人未到の山奥に隠れ住んでいた異星人達は
殺人を犯し逃亡していた人間にひょんなことから見つかってしまいます。
そこから異星人の存亡を掛けた追跡が始まります。
アドベンチャーとサバイバルについての細部は見事
善良な異星人と悪辣な人間との「人間性」についてのやりとりも秀逸
チュパカブラとの戦いも手に汗握ります。
と、第三部のここまではいいのですが、主人公が生還した以降の
第4部からちょっとグタグタした展開になります。
でもね、ラストは納得でした。
お薦めの秀作です。
凶悪な異星人から逃れ奥深い前人未到の山奥に隠れ住んでいた異星人達は
殺人を犯し逃亡していた人間にひょんなことから見つかってしまいます。
そこから異星人の存亡を掛けた追跡が始まります。
アドベンチャーとサバイバルについての細部は見事
善良な異星人と悪辣な人間との「人間性」についてのやりとりも秀逸
チュパカブラとの戦いも手に汗握ります。
と、第三部のここまではいいのですが、主人公が生還した以降の
第4部からちょっとグタグタした展開になります。
でもね、ラストは納得でした。
お薦めの秀作です。
2014年1月25日に日本でレビュー済み
舞台は遠い未来の異星。主人公は液体に満たされた暗闇のタンクの中で目を覚ます。少しずつ記憶が蘇り、異星人に囚われていることに気付く。主人公は自分では意図しないままに荒野に隠されていた異星人の宇宙船を発見して囚われたのだ。もう一人この宇宙船を発見して逃亡中の別な人間を追いかけるため、主人公は異星人と2人でその人間を追いかけることになる。
出だしは少し単調でそれほど面白い設定とも思えず読むのをやめようかと思ったが、主人公が本当の自分の正体に気付くところからぐんぐん面白くなり、最後まで楽しむことができた。
出だしは少し単調でそれほど面白い設定とも思えず読むのをやめようかと思ったが、主人公が本当の自分の正体に気付くところからぐんぐん面白くなり、最後まで楽しむことができた。
2010年9月9日に日本でレビュー済み
3人の作家の共作。 ジョージ・R・R・マーティン 代表作 「フィーヴァードリーム」 「タフの方舟」など ガードナー・ドゾワ 代表作 「異星の人」など ダニエル・エイブラハム 代表作 「両替官とアイアン卿―経済学のおとぎ噺―」など 舞台は辺境の植民星サン・パウロ。 主人公の探鉱師ラモンは、ひょんなことから異種属の巣を発見したが捕らえられ、そこから脱走した人間狩りの手先にされてしまう。 かくして、異種属のマネックが操るつなぎひもで、猟犬のように繋がれたラモンの過酷な旅が始まるのだが…。 互いの容姿はもちろんの事、日常の生活習慣や思考回路、言語から食べ物など、何ひとつ共通項がない二人(一人と一体?)の珍道中(?)が何とも可笑しくて、ラモンとマネックのやり取りを、いつまでも読んでいたかった。 物語の構想から完成、出版までに、何十年も経っているため、若干古臭い感も否めないが、それを補って余りあるストーリー展開の意外性と面白さに、寝食を忘れた。 結末は、「この先は、読者の想像に任せる」という終わり方なので、賛否両論あるようだが、これはこれでその後をあれこれと空想でき、余韻があって良い。 が、「続編を読んでみたい!」とも思う。 SFといっても、小難しい科学用語などは一切出てこないので、SF初心者にもオススメだ。
2011年5月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
そもそものアイデアはガードナーだとあとがきにある。「異星人にとらえられ、人間狩りの猟犬役にさせられる」というアイデアは刺激的だ。
「笑う」ことすら理解できない「アウブレ」な異星人と共同で「タテクレウデ」に取り組む珍道中がなかなか良い。
後半は物語の展開が変わり、自分らしさってなんだろう、自分は他人にどう見えるのだろうという内省的な視点が加わる。
終盤で人との絆が重要モチーフとなり、きっかけのストーリーが回収される。
ラストは異星人同士の理解と敬意が交換されつつあることを示すいいシーンだ。
「笑う」ことすら理解できない「アウブレ」な異星人と共同で「タテクレウデ」に取り組む珍道中がなかなか良い。
後半は物語の展開が変わり、自分らしさってなんだろう、自分は他人にどう見えるのだろうという内省的な視点が加わる。
終盤で人との絆が重要モチーフとなり、きっかけのストーリーが回収される。
ラストは異星人同士の理解と敬意が交換されつつあることを示すいいシーンだ。
2010年7月11日に日本でレビュー済み
なんだか妙にSFが読みたくなった。それでたまたま本屋に並んでいたこの小説を買った。内容もよく見ないで買ったので、「当たり」か「ハズレ」かは読んでからということになったが、これは「当たり」と報告できる。思わず最後まで読んでしまう面白さだった。
SFなので独特の用語や世界観の説明が必要だろう。
この小説では宇宙人のことを「異種属」と称している。小説の時代設定では、人類は宇宙に進出しているものの、強大な科学力を持つ異種属エニュの宇宙秩序に組み込まれ、その顔色をうかがいながら汲々としている存在。
舞台は、その人類がエニュの仲介で移住した宇宙の果てのしょぼくれた植民地、惑星サンパウロだ。
さらに主人公の名前はラモン。ヒスパニックだ。作者は「どうしてSFの主人公はいつも白人なのか。」という問題意識から、ヒスパニックを主人公にしたこのSFを書いたそうだ。小説の母国アメリカでは、ヒスパニックことラテンアメリカ移民は、白人と黒人の中間程度の社会的地位を占めている。いや、すでにオバマ大統領に代表されるように、しかるべき社会的地位を築きあげている黒人に比べると、それ以下の立場なのかもしれない。
こうしてみると、主人公ラモンら人類はヒスパニック。惑星サンパウロはラテンアメリカのどこかの国。異種属エニュは白人またはアメリカ合衆国。という隠れた構図を見てしまうのは、いささか現代の毒にやられすぎているか。
さて小説の内容はというと、ハラハラドキドキのSF冒険活劇だ。どちらかというとSFよりも「活劇」にウェイトがおかれている印象。とにかく先を予測させないストーリー展開はイイ。3分の1読んだあたりから読むのを止められなくなった。
とはいうものの、この本には重大な欠点がある。実はこれハヤカワがよく出してるトールサイズの文庫なのだ。僕の愛用の文庫カバーに入りきらない。
ハヤカワ書房、何考えてるんだよ! 普通の文庫サイズにしろっ! ★一つ減らしてやるっ!!
SFなので独特の用語や世界観の説明が必要だろう。
この小説では宇宙人のことを「異種属」と称している。小説の時代設定では、人類は宇宙に進出しているものの、強大な科学力を持つ異種属エニュの宇宙秩序に組み込まれ、その顔色をうかがいながら汲々としている存在。
舞台は、その人類がエニュの仲介で移住した宇宙の果てのしょぼくれた植民地、惑星サンパウロだ。
さらに主人公の名前はラモン。ヒスパニックだ。作者は「どうしてSFの主人公はいつも白人なのか。」という問題意識から、ヒスパニックを主人公にしたこのSFを書いたそうだ。小説の母国アメリカでは、ヒスパニックことラテンアメリカ移民は、白人と黒人の中間程度の社会的地位を占めている。いや、すでにオバマ大統領に代表されるように、しかるべき社会的地位を築きあげている黒人に比べると、それ以下の立場なのかもしれない。
こうしてみると、主人公ラモンら人類はヒスパニック。惑星サンパウロはラテンアメリカのどこかの国。異種属エニュは白人またはアメリカ合衆国。という隠れた構図を見てしまうのは、いささか現代の毒にやられすぎているか。
さて小説の内容はというと、ハラハラドキドキのSF冒険活劇だ。どちらかというとSFよりも「活劇」にウェイトがおかれている印象。とにかく先を予測させないストーリー展開はイイ。3分の1読んだあたりから読むのを止められなくなった。
とはいうものの、この本には重大な欠点がある。実はこれハヤカワがよく出してるトールサイズの文庫なのだ。僕の愛用の文庫カバーに入りきらない。
ハヤカワ書房、何考えてるんだよ! 普通の文庫サイズにしろっ! ★一つ減らしてやるっ!!
2010年7月21日に日本でレビュー済み
この作品は、実力派SF作家の共同作である。読み終わるまで気付かなかった。古いテイストの作品を今の作家が手がけている、そのバランスが心地いい。
話としては実にシンプルな話であるが、キャラクターの背景が掘り下げられ、逸話が加えられ人物造形に深みが増し、それが伏線として機能している。主人公が、粗野なヒスパニックの設定が生きてくる。結末のつけ方もいい。なかなかに哲学的な示唆に富み、「自分を見つめる」というテーマ、自己変革というテーマ、そしてその限界というテーマが内包されていて楽しめる作品だった。
個人的には、この作品は小説的というよりは物語的であると捉えた。続きを書きたくなる、読みたくなるのが小説的であり、あるべき形に収まるのが物語的という(私の個人的な)感覚でいえば、なのだけれど。それは、この作品が短編的なモチーフに基づいているといえば、伝わりやすいかもしれない。
結末の、その先が知りたいんだ、そんな人には向かない作品かもしれない。今時の映画やドラマってそういう作品が多いでしょうから。そういう意味で言えば、現代的な作品ではなく、やはり古いSFの魅力を持った作品なのである。作品としては、4.5位。
5にしなかったのは、やはり続きがなかったからかな。もうちょっとだけ、広がったところを見てみたい気はしたので。
話としては実にシンプルな話であるが、キャラクターの背景が掘り下げられ、逸話が加えられ人物造形に深みが増し、それが伏線として機能している。主人公が、粗野なヒスパニックの設定が生きてくる。結末のつけ方もいい。なかなかに哲学的な示唆に富み、「自分を見つめる」というテーマ、自己変革というテーマ、そしてその限界というテーマが内包されていて楽しめる作品だった。
個人的には、この作品は小説的というよりは物語的であると捉えた。続きを書きたくなる、読みたくなるのが小説的であり、あるべき形に収まるのが物語的という(私の個人的な)感覚でいえば、なのだけれど。それは、この作品が短編的なモチーフに基づいているといえば、伝わりやすいかもしれない。
結末の、その先が知りたいんだ、そんな人には向かない作品かもしれない。今時の映画やドラマってそういう作品が多いでしょうから。そういう意味で言えば、現代的な作品ではなく、やはり古いSFの魅力を持った作品なのである。作品としては、4.5位。
5にしなかったのは、やはり続きがなかったからかな。もうちょっとだけ、広がったところを見てみたい気はしたので。
2010年9月3日に日本でレビュー済み
確かに自己投影できない主人公の不気味さなど、エッセンスは感じるが、あの稀代のストーリーテラーの物語りとは、言えないストリート展開。作品自体は、そこそこのできだが、20年眠っていたのが、醸し出されてしまっていて(古い)、期待して読むとガッカリします。後書きにあるように合作なのだが、最初のアイデアはガードナーだし、最後に仕上げているのはダニエルなので、ジョージ・R・R・マーティンの名で売るのはいかがなもの、、、と思うのだが。