中学3年生以来ですが、けっこう細部を記憶していました。
思春期に読んだ本は刷り込まれているようです。
それにしても、小笠原豊樹さんの訳文の素晴らしさ。
ブラッドベリの文章は詩だというけれど、
小笠原さんの訳文はもはや音楽です。
中村融さんには申し訳ないけれど、
足元にも及びません。
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火星年代記 (ハヤカワ文庫SF) 文庫 – 2010/7/10
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- 本の長さ414ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2010/7/10
- 寸法10.8 x 1.6 x 15.8 cm
- ISBN-104150117640
- ISBN-13978-4150117641
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登録情報
- 出版社 : 早川書房; 新版 (2010/7/10)
- 発売日 : 2010/7/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 414ページ
- ISBN-10 : 4150117640
- ISBN-13 : 978-4150117641
- 寸法 : 10.8 x 1.6 x 15.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 72,463位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2020年10月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2030年2月、舞台は火星。K夫人は水晶の壁に実る金色の果物を食べ、磁力砂で家の掃除をするという。
K夫妻は火星の死んだ海のほとりに住んで20年。2人は真性の火星人である。K夫人ことイラは最近、夢を見る。第三惑星から来た人間の夢のようだ。彼はイラと話をし、あなたは美しいと言い、自分の惑星に連れて帰りたいと述べる。夢では、次の日の午後、「緑の谷」に宇宙船が到着することになっている。そこに行こうとするイラだったが、夫のイルが止める。そしてイルは特殊な銃を持って狩りに出かける。イルが狩った動物は……。
その年の8月。ツツツ夫人が家のドアを開けると、地球人の探検隊がそこにいた。火星人はテレパシーで話すので、地球人とも話ができたのだった。体長は地球から来たことを話すが、誰も歓迎したり、驚いたりしてくれない。火星人とのやり取りは滑稽である。ツツツ夫人の次に話したのがアアア氏、次がイイイ氏、そしてウウウ氏。名前からしてシリアスな話ではない。
最終的に探検隊は精神病院に入れられる。視覚的幻覚や聴覚的幻想を持っていると考えられたのだ。そして、3人は地球に帰ることはできなかった。
それでも、2031年4月には第3探検隊が到着する。そこには、アメリカによく似た町が存在した。住人に聞くと、そこはイリノイ州のグリーン・ブラフという町で、今は1956年だという。そこで隊員の1人、ラスティグは思いがけない知人に出会う。果たして、その結末はどのようなものか。
長編小説というより、短いオムニバス短編をつなげて一つの物語にしたという感じだ。ハードSFではなく、どちらかといえば筒井康隆、星新一のような匂いがする。意外な展開や、メッセージ性の強い章があったりして、なかなか楽しめる。最近SFはあまり読まなかったのだが、この作品は読みやすくて気に入った。一部の登場人物のセリフの不自然さが気になったが、それを除けばよくできた小説だった。
K夫妻は火星の死んだ海のほとりに住んで20年。2人は真性の火星人である。K夫人ことイラは最近、夢を見る。第三惑星から来た人間の夢のようだ。彼はイラと話をし、あなたは美しいと言い、自分の惑星に連れて帰りたいと述べる。夢では、次の日の午後、「緑の谷」に宇宙船が到着することになっている。そこに行こうとするイラだったが、夫のイルが止める。そしてイルは特殊な銃を持って狩りに出かける。イルが狩った動物は……。
その年の8月。ツツツ夫人が家のドアを開けると、地球人の探検隊がそこにいた。火星人はテレパシーで話すので、地球人とも話ができたのだった。体長は地球から来たことを話すが、誰も歓迎したり、驚いたりしてくれない。火星人とのやり取りは滑稽である。ツツツ夫人の次に話したのがアアア氏、次がイイイ氏、そしてウウウ氏。名前からしてシリアスな話ではない。
最終的に探検隊は精神病院に入れられる。視覚的幻覚や聴覚的幻想を持っていると考えられたのだ。そして、3人は地球に帰ることはできなかった。
それでも、2031年4月には第3探検隊が到着する。そこには、アメリカによく似た町が存在した。住人に聞くと、そこはイリノイ州のグリーン・ブラフという町で、今は1956年だという。そこで隊員の1人、ラスティグは思いがけない知人に出会う。果たして、その結末はどのようなものか。
長編小説というより、短いオムニバス短編をつなげて一つの物語にしたという感じだ。ハードSFではなく、どちらかといえば筒井康隆、星新一のような匂いがする。意外な展開や、メッセージ性の強い章があったりして、なかなか楽しめる。最近SFはあまり読まなかったのだが、この作品は読みやすくて気に入った。一部の登場人物のセリフの不自然さが気になったが、それを除けばよくできた小説だった。
2023年12月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
新版で再読。旧版では年代が1999~2026年だったのが、31年スライドして2030~2057年になっている。むかし読んだ時に感じた、SFなのに懐かしい感覚、既知感と未知感の綯い交ぜがよみがえる。
新版の前書きで、ブラッドベリは一種の「種明かし」もしている。12歳の時から、週1作のショートストーリーのノルマを自分に課していたというのは有名な話(see SFマガジン1965年5月号インタビュー)。しかし、これだとなかなか長編には至らない。24歳の時に、シャーウッド・アンダーソンの掌篇集『ワインズバーグ、オハイオ』に出会い、これだと思ったという。オハイオを火星に変えて、掌篇たちを年代順に並べる。すると、アメリカ中西部のエピソードの集合が火星の植民・開拓・消滅のクロニクルになる! さあ、あとは持ち前のイマジネーションと詩的感性の発揮のしどころ。
でも、火星人とはいったいだれのことなのか。それが読者の宿題として残される。
新版の前書きで、ブラッドベリは一種の「種明かし」もしている。12歳の時から、週1作のショートストーリーのノルマを自分に課していたというのは有名な話(see SFマガジン1965年5月号インタビュー)。しかし、これだとなかなか長編には至らない。24歳の時に、シャーウッド・アンダーソンの掌篇集『ワインズバーグ、オハイオ』に出会い、これだと思ったという。オハイオを火星に変えて、掌篇たちを年代順に並べる。すると、アメリカ中西部のエピソードの集合が火星の植民・開拓・消滅のクロニクルになる! さあ、あとは持ち前のイマジネーションと詩的感性の発揮のしどころ。
でも、火星人とはいったいだれのことなのか。それが読者の宿題として残される。
2022年12月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
レビューを読んで期待し過ぎていたせいか、少し物足りなかった。宗教と科学に対して、火星人と地球人を対比させるシーンは面白かったが、その視点ではカール・セーガンのコスモスとかの方が、(やや軸足が異なるものの)読み応えあった。
2022年12月17日に日本でレビュー済み
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人類は救われたかもしれないけど火星は救われなかった。
あいつらが火星人であるものか。
あの地球人どもはは百万年ピクニックの後今度こそ火星をめちゃくちゃにしてしまうだろう。
あいつらが火星人であるものか。
あの地球人どもはは百万年ピクニックの後今度こそ火星をめちゃくちゃにしてしまうだろう。
2020年9月27日に日本でレビュー済み
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昭和20年代に書かれたとは 驚き
2021年8月24日に日本でレビュー済み
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今回はプレゼントしています。
主観的にしか書き込めませんが、本当に素晴らしい作品で、まずもって、読んで欲しいSF作品です。
私とこの作品との出会いは、45年くらい前のこと。テレビで映画を観てい感動したのですが、ずっとずーっと題名もわからないままでした。
印象的なシーンは。火星を植民地みたいにした地球人と、荒野に光の玉で降り立ち、スケスケな感じの火星人が、ここは豊かと、目の前の光景が両者の間で全く違い、これは時空を超えているんだ!と、意識した瞬間を、この作品が与えてくれれました。なので、ドラえもんの四次元ポケットも、どこでもドアも納得しましたし、この空間に、過去も今も未来も全てがあるんだと感動しました。
しかしながら、ずっと、それが何か分からず、つい数ヶ月にこの作品とわかり、一日中、読んで、はぁと、ため息が出ました。
なんて素晴らしいのだろうと。
私の記憶なのか、その映画のストーリーがそうなのか、まだ、よくわからないのですが、結果、短編のいくつかが、記憶に焼き付いてたようです。
先の火星人と地球人の会話は、「夜の邂逅」にありました。そして「百万年ピクニック」の締めの部分は、それはそれは感激です。もう感無量になりました。文章が素晴らしく、リズミカルで、どんどん読めます。
あとにすぐ『スは宇宙のス』の短編集を読みましたが、どれも秀悦で、訳も素晴らしく、あまりに素敵なので、訳者の一ノ瀬直二さんを調べましたら、詩人の加島祥造さんと知りました。
幻想作家、ブラッドペリというけれど、決して幻想ではないなぁと思ってしまいます。美しい文章、後に引くストーリー。
本当に読めて良かったと思います。
主観的にしか書き込めませんが、本当に素晴らしい作品で、まずもって、読んで欲しいSF作品です。
私とこの作品との出会いは、45年くらい前のこと。テレビで映画を観てい感動したのですが、ずっとずーっと題名もわからないままでした。
印象的なシーンは。火星を植民地みたいにした地球人と、荒野に光の玉で降り立ち、スケスケな感じの火星人が、ここは豊かと、目の前の光景が両者の間で全く違い、これは時空を超えているんだ!と、意識した瞬間を、この作品が与えてくれれました。なので、ドラえもんの四次元ポケットも、どこでもドアも納得しましたし、この空間に、過去も今も未来も全てがあるんだと感動しました。
しかしながら、ずっと、それが何か分からず、つい数ヶ月にこの作品とわかり、一日中、読んで、はぁと、ため息が出ました。
なんて素晴らしいのだろうと。
私の記憶なのか、その映画のストーリーがそうなのか、まだ、よくわからないのですが、結果、短編のいくつかが、記憶に焼き付いてたようです。
先の火星人と地球人の会話は、「夜の邂逅」にありました。そして「百万年ピクニック」の締めの部分は、それはそれは感激です。もう感無量になりました。文章が素晴らしく、リズミカルで、どんどん読めます。
あとにすぐ『スは宇宙のス』の短編集を読みましたが、どれも秀悦で、訳も素晴らしく、あまりに素敵なので、訳者の一ノ瀬直二さんを調べましたら、詩人の加島祥造さんと知りました。
幻想作家、ブラッドペリというけれど、決して幻想ではないなぁと思ってしまいます。美しい文章、後に引くストーリー。
本当に読めて良かったと思います。
2019年10月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
...レイ・ブラッドベリ「火星年代記」は、ぎょっとしたり、心臓が止まりそうになるような展開がある。
本人が記しているとおり、未知のテクノロジーが頻繁に出てくるようないわゆるSFとは違う。むしろ人間的なストーリーのほうに重点がある。
火星に到着した隊員が、そこで地球となんら変わらぬ風景と出会い、隊員の死んだ家族に扮した火星人が彼らをおびき寄せて地球人を抹殺する「第三探検隊」などは、レムの「ソラリス」にもどこか通じる、未知に対する恐怖や他者の異質性という要素が見いだせる。
ときたま、これは著者自身の思想をそのまま表していると思えるような箇所もある。
私が気に入いった箇所としては、「月は今でも明るいが」の、火星の文化に感銘を受け、火星で死ぬことを志した隊員が、典型的な地球人の思考を持った隊長に語る以下のシーンだ。
「わたしたちは、ダーウィンや、ハクスレーや、フロイトを歓迎しました。それから、ダーウィンとわたしたちの宗教がまじりあわないことに気がついた。(略)で、わたしたちは馬鹿者だから、宗教を打ち壊そうとしたのです。その試みは大成功でした。わたしたちは信仰を失い、人生とはなんだろうという疑問を抱き始めました。芸術が単なる挫折した欲望の装飾に過ぎず、宗教が自己欺瞞にすぎないとするならば、人生になんの価値があるのでしょう。(略)わたしたちは迷える民であったし、今でもそうなのです。」
「それで火星人たちは迷わぬ民なのかね。」
「そうです、彼らは科学と宗教をむすびつけるすべを知っていましたので、両者は平行して発展していきました」
むろん、哲学的で角ばった内容ばかりでなく、吹き出してしまいそうなシーンもあるし、むしろ文体はユーモアに溢れている。
ぜひ、一読を。
本人が記しているとおり、未知のテクノロジーが頻繁に出てくるようないわゆるSFとは違う。むしろ人間的なストーリーのほうに重点がある。
火星に到着した隊員が、そこで地球となんら変わらぬ風景と出会い、隊員の死んだ家族に扮した火星人が彼らをおびき寄せて地球人を抹殺する「第三探検隊」などは、レムの「ソラリス」にもどこか通じる、未知に対する恐怖や他者の異質性という要素が見いだせる。
ときたま、これは著者自身の思想をそのまま表していると思えるような箇所もある。
私が気に入いった箇所としては、「月は今でも明るいが」の、火星の文化に感銘を受け、火星で死ぬことを志した隊員が、典型的な地球人の思考を持った隊長に語る以下のシーンだ。
「わたしたちは、ダーウィンや、ハクスレーや、フロイトを歓迎しました。それから、ダーウィンとわたしたちの宗教がまじりあわないことに気がついた。(略)で、わたしたちは馬鹿者だから、宗教を打ち壊そうとしたのです。その試みは大成功でした。わたしたちは信仰を失い、人生とはなんだろうという疑問を抱き始めました。芸術が単なる挫折した欲望の装飾に過ぎず、宗教が自己欺瞞にすぎないとするならば、人生になんの価値があるのでしょう。(略)わたしたちは迷える民であったし、今でもそうなのです。」
「それで火星人たちは迷わぬ民なのかね。」
「そうです、彼らは科学と宗教をむすびつけるすべを知っていましたので、両者は平行して発展していきました」
むろん、哲学的で角ばった内容ばかりでなく、吹き出してしまいそうなシーンもあるし、むしろ文体はユーモアに溢れている。
ぜひ、一読を。