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ここがウィネトカなら、きみはジュディ 時間SF傑作選 (SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー) 文庫 – 2010/9/22
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- 本の長さ480ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2010/9/22
- 寸法10.8 x 1.8 x 15.8 cm
- ISBN-104150117764
- ISBN-13978-4150117764
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2010/9/22)
- 発売日 : 2010/9/22
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 480ページ
- ISBN-10 : 4150117764
- ISBN-13 : 978-4150117764
- 寸法 : 10.8 x 1.8 x 15.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 58,697位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
SF翻訳家、書評家、アンソロジスト。
1961年2月2日、高知県高知市生まれ。高知市立追手前小学校、土佐中・高等学校を経て、京都大学文学部文学研究科卒(英語アメリカ文学専攻)。
1986年、マリオン・ジマー・ブラッドリー『惑星救出計画』でSF翻訳者デビュー。訳書は、バリントン・J・ベイリー『時間衝突』『ロボットの魂』(以上、創元SF文庫)、P・K・ディック『ザップ・ガン』、コニー・ウィリス『ドゥームズデイ・ブック』『航路』など約100冊。共訳書に劉慈欣『三体』三部作、『円』『球状閃電』『超新星紀元』、『カート・ヴォネガット全短篇』全4巻(以上、早川書房)など。
編訳書に、シオドア・スタージョン『不思議のひと触れ』『輝く断片』(河出文庫)、コニー・ウィリス『最後のウィネベーゴ』(河出書房新社)、『マーブル・アーチの風』、(早川書房)など。
スタージョン「ニュースの時間です」、テッド・チャン「商人と錬金術師の門」、劉慈欣「流浪地球」(共訳)の翻訳により、第36回、第40回、第54回星雲賞海外短編部門を受賞。ベイリー『時間衝突』、劉慈欣『三体』『三体Ⅱ 黒暗森林』で星雲賞海外長編部門受賞。
〈小説奇想天外〉の翻訳SF時評「海外SF問題相談室」を皮切りに、各紙誌にコラム・書評を連載。〈本の雑誌〉新刊SF時評は1990年から(二度の中断をはさみ)継続中。
2004年3月に豊崎由美との共著『文学賞メッタ斬り!』を刊行。
2008年からアンソロジストとしても活動。創元SF文庫『年刊日本SF傑作選』(日下三蔵と共編)とその後継の『ベストSF』(竹書房文庫)、『不思議の扉』(角川文庫)の各シリーズや、『ゼロ年代日本SFベスト集成』全2巻、『時間SF傑作選 ここがウィネトカなら、きみはジュディ』などのSFアンソロジーを編纂。責任編集の河出文庫『NOVA 書き下ろし日本SFコレクション』全10巻で、第34回日本SF大賞特別賞、第45回星雲賞自由部門受賞。
著書に『20世紀SF1000』、『新編 SF翻訳講座』、『50代からのアイドル入門』、『現代SF観光局』など。
1995年4月に開設したウェブサイト(http://www.asahi-net.or.jp/~KX3M-AB/)の日記は、その一部が、『狂乱西葛西日記20世紀remix SF&ミステリ業界ワルモノ交遊録』にまとめられている。
ツイッターのアカウント(@nzm)は、http://twitter.com/nzm/
日本推理作家協会、本格ミステリ作家クラブ、日本SF作家クラブ会員。「ゲンロン 大森望 SF創作講座」主任講師。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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「あれ,『メッセージ』って異星人との遭遇の話でしょ?」と思われる方も多いと思いますが,この映画,一見,過去から未来へ時系列に沿って物語が展開しているように見えて主人公の中では未来と過去が逆転している場面が幾つかあるんですよね。そして,異星人ヘプタポッドの世界では時間という概念がない(時間を超越している)ということが,大きなポイントになっています・
閑話休題,そんなこんなで欧米では宇宙ものほどは人気がない時間SFですが,それでも傑作は多々あるわけで,SFマガジン創刊50周年を記念して編纂されたのが本書。
映画『メッセージ』の原作者テッド・チャンの「商人と錬金術師の門」で幕を開け,タイトルにもなったF.M.バズビイ「ここがウィネトカなら、きみはジュディ」まで13の短編で構成されています。科学的な整合性を保ったハードSF風の作品から,奇想天外を通り越してナンセンスの極致のような作品まで,あるいはロマンスからパニックものまで,実にバラエティに富んだ選出。
個人的には,中学生の時に読んだSFマガジンで出会い,奇妙なストーリーなのに妙に印象に残ったシオドア・スタージョン「昨日は月曜日だった」が選出されていたのがとても嬉しかったです。また,当時はタイトルだけ見て結局読まず終いの「ここがウィネトカなら、きみはジュディ」を初めて読んで胸が熱くなり,こんなに素晴らしい話を当時は見逃していたのか・・・と思いました。
このほか,儚くも美しいクリストファー・プリ―スト「限りなき夏」,あまりにも悲しすぎる結末に呆然とするボブ・ショウ「去りにし日々の力」,そして,人生の意義を改めて考えさせられるテッド・チャン「商人と錬金術師の門」など,いずれも味わい深く,心に強く刻まれた作品でした。
現実をはるかに超越した壮大な空想を展開できるのが宇宙SFなら,「もしあの時,○○していたら・・・」的な身近な空想からはじめて奇想天外なストーリーを展開できるのが時間SFの魅力。時間SFやファンタジーが好きな方はもちろん,今の現実社会にちょっとした奇蹟を望む方には是非お薦めします。
これだけのアンソロジーは、いろいろな話に出会うことができ、それぞれの世界に浸ることができる。
どの話も面白く、古典から現代の作品まで楽しむことができました。
といっても基本的に初出が古いのが多く、古いのはどうしてもひねりがなくて今から見ると古臭いというイメージになってしまう。
特に「いまひとたびの」とかは現在であれば序章終わり、さあこれからどんな展開が、ってところで終わりという、あれオチは?という終わり方。
といっても古いはずなのに奇想天外すぎる「昨日は月曜日だった」「旅人の憩い」なんてのもあるので一口に纏められはしません。
「商人と錬金術師の門」は千夜一夜物語の翻案に見えてハードSFだったり、「夕方、はやく」はどうしてこうなったのか理解に苦しむ制作動機だったりと、時間SFという括りながらバラエティに富んでいて楽しい作品集でした。
しかしなんでこうロマンスもの多いかね?あまり好きくない。
初めて読んだ時に比べて衝撃は小さいが、毎日ふられる主人公に悲哀と笑いが漂う。
あとは、再読の「ここがウィネトカなら、きみはジュディ」がちょっと面白かったかな。
でも、この題名で、ヒロインがジュディじゃなくてエレーンだというのが、
おれには完全に外しているようにしか思えない。
だから、評価は低いし、理解しづらい。
他に面白いものはなかった。本当に面白い時間SFはこんなもんじゃないぞ。
アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」を見た時、これは「しばし天の祝福を遠ざかり」より面白い時間ループものではないかとネットにたくさん書き込み、時間ループ最高傑作が入れ替わったと宣伝したが、よく考えてみると、「魔法少女まどか☆マギカ」は時間が閉じておらず、時間ループものではない。時間跳躍ものの傑作ではあろうが、時間ループものではないので、「ALL YOU NEED IS KILL」の女の子版というのもまちがっている。
時間ループもの最高傑作はいまだ「しばし天の祝福を遠ざかり」であり、二位は「ALL YOU NEED IS KILL」である。
「そこは黙示的戦区であった」
これが忘れさられた珠玉の作品の始まりの文。本作品は「戦士の憩い」と改題しても通るだろう。
時間線が極に向かうにつれ収束する異世界の男の人生の長く、そして短い一コマを描いている。
未知の敵と過酷な戦闘を繰り広げている前線から幸運にも解除となり任務から解放されたH。銃後の平和な家庭生活を築きあげた矢先、家族に別れを告げる猶予も与えられず同じ戦場に呼び戻される。それは現地時間で数十分に過ぎなかった...。
これは人生ではままあることだ。
仕事に明け暮れるビジネスマンは家庭での時間はあっという間に過ぎ去る。孝行する間もなく父母は先立ち、妻とはろくに会話もできず、子どもの成長にも深く関われない。家族それぞれに思いと別れを告げるいとまもなく、仕事がすべてを支配するという生き方。
過酷な競争に身を挺して働き、自分自身でありえた時間はひどく短い。
そんなことを感じているあなたに読んでほしい現代の寓話だ。『旅人の憩い』のように人生の深みが垣間見える作品もあることを本書で思い出すことも、ひと時の憩いになるだろう。
自分は、もう、こんな深いSFとの出会いは二度と体験できないだろうなあ。
日本人SF者が大好きな時間ものを古今織り交ぜたアンソロジィ。
チャン「商人と錬金術師の門」(08年ヒューゴー賞・ネビュラ賞中編部門、09年星雲賞海外短編部門)を単行本に初収録。極端に寡作だが練りに練った短編で、SF者の間ではすでに盛名を馳せる著者。彼らしい専門用語を全く使わないハードSF(何せ、舞台はアラビアン・ナイトだ)で、人生の悲哀を切りとって描いてみせる。傑作。
古典SFのパイパー「いまひとたびの」(発表は47年!)は人生をやり直す物語。過去に戻るということを、こんなにも希望にあふれて肯定的にとらえることができるのは時代の産物か、著者の個性か。爽快な作品で、私は本書でこれが一番好みだった。
バズビイの表題作と、ショウ「去りにし日々の光」はリリカルな物語を求めてやまぬ我が同胞SF者(私もだが)には、まずお薦め。プリーストの「限りなき夏」もいい。
この編者には馬鹿SFがかかせない。「彼らの生涯の最愛の時」(ラブロマンスだが、wがつく)、「時の鳥」そしてスチャリトクル「しばし天の祝福より遠ざかり……」が極めつけに破天荒な馬鹿SF。人類全体が、ただ一日を700万年繰り返す。しかも意識を持ったまま。あの長門有希だって594年で飽きたのに、700万年って。考えたら負け。
時間ものには力のある物語は少ないけれど、読み終わったあとにホッとさせるもの、我が身をふりかえさせるもの、元気にしてくれるものが少なくない。疲れたときには、再読する時間SF。これが結構きく。
ユニークなタイトルを持つ表題作は、F・M・バズビイの作品。
これは、自らの人生でいきなり老人になったり赤ん坊になったりと
時と場所を選べない、ランダムなタイム・トラベルから逃れられない男女の
奇妙な人生とロマンスを描く。
そしてこの短編集の冒頭に配されたのは
名だたる賞を複数獲得している テッド・チャン の短編。
アラビアンナイト風に彩色された 「商人と錬金術師の門」 ではSFの醍醐味を味える。