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アジャストメント―ディック短篇傑作選 (ハヤカワ文庫 SF テ 1-20) 文庫 – 2011/4/30
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- 本の長さ466ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2011/4/30
- 寸法10.8 x 1.8 x 15.7 cm
- ISBN-104150118051
- ISBN-13978-4150118051
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2011/4/30)
- 発売日 : 2011/4/30
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 466ページ
- ISBN-10 : 4150118051
- ISBN-13 : 978-4150118051
- 寸法 : 10.8 x 1.8 x 15.7 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 61,194位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
SF翻訳家、書評家、アンソロジスト。
1961年2月2日、高知県高知市生まれ。高知市立追手前小学校、土佐中・高等学校を経て、京都大学文学部文学研究科卒(英語アメリカ文学専攻)。
1986年、マリオン・ジマー・ブラッドリー『惑星救出計画』でSF翻訳者デビュー。訳書は、バリントン・J・ベイリー『時間衝突』『ロボットの魂』(以上、創元SF文庫)、P・K・ディック『ザップ・ガン』、コニー・ウィリス『ドゥームズデイ・ブック』『航路』など約100冊。共訳書に劉慈欣『三体』三部作、『円』『球状閃電』『超新星紀元』、『カート・ヴォネガット全短篇』全4巻(以上、早川書房)など。
編訳書に、シオドア・スタージョン『不思議のひと触れ』『輝く断片』(河出文庫)、コニー・ウィリス『最後のウィネベーゴ』(河出書房新社)、『マーブル・アーチの風』、(早川書房)など。
スタージョン「ニュースの時間です」、テッド・チャン「商人と錬金術師の門」、劉慈欣「流浪地球」(共訳)の翻訳により、第36回、第40回、第54回星雲賞海外短編部門を受賞。ベイリー『時間衝突』、劉慈欣『三体』『三体Ⅱ 黒暗森林』で星雲賞海外長編部門受賞。
〈小説奇想天外〉の翻訳SF時評「海外SF問題相談室」を皮切りに、各紙誌にコラム・書評を連載。〈本の雑誌〉新刊SF時評は1990年から(二度の中断をはさみ)継続中。
2004年3月に豊崎由美との共著『文学賞メッタ斬り!』を刊行。
2008年からアンソロジストとしても活動。創元SF文庫『年刊日本SF傑作選』(日下三蔵と共編)とその後継の『ベストSF』(竹書房文庫)、『不思議の扉』(角川文庫)の各シリーズや、『ゼロ年代日本SFベスト集成』全2巻、『時間SF傑作選 ここがウィネトカなら、きみはジュディ』などのSFアンソロジーを編纂。責任編集の河出文庫『NOVA 書き下ろし日本SFコレクション』全10巻で、第34回日本SF大賞特別賞、第45回星雲賞自由部門受賞。
著書に『20世紀SF1000』、『新編 SF翻訳講座』、『50代からのアイドル入門』、『現代SF観光局』など。
1995年4月に開設したウェブサイト(http://www.asahi-net.or.jp/~KX3M-AB/)の日記は、その一部が、『狂乱西葛西日記20世紀remix SF&ミステリ業界ワルモノ交遊録』にまとめられている。
ツイッターのアカウント(@nzm)は、http://twitter.com/nzm/
日本推理作家協会、本格ミステリ作家クラブ、日本SF作家クラブ会員。「ゲンロン 大森望 SF創作講座」主任講師。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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感想は、短い中によくこれだけ世界観と内面を表現できるのだと思った。過ちに後悔して何にも悲観的になっている男が折り合いを付けて成長をする姿が最後の締めにきっちり表現されていた。やはりこの作品だけでもお金を払って読む価値があったと感じられた。
技術が進んだ世界でも変わらない人間の心を軸に素晴らしい話が作られていた。
ただ、現実の技術の発展を想像したり、宇宙の派手なファンタジーを期待している人には物足りないのかもしれない。
「アジャストメント」
「ルーグ」
「ウーブ身重く横たわる」
「にせもの」
「くずれてしまえ」
「消耗員」
「おお! ブローベルとなりて」
「ぶざまなオルフェウス」
「父祖の信仰」
「電気蟻」
「凍った旅」
「さよなら、ヴィンセント」
「人間とアンドロイドと機械」 *エッセイ
表題作「アジャストメント」はじめ、「さよなら、ヴィンセント」を除いたほとんどの作品が既出の短編集で読める為、ディックファンにはやや物足りない印象。
ただ「にせもの」や「凍った旅」、「ウーブ身重く横たわる」は何度読んでも面白い名作だと思います。
個人的には最後のエッセイ「人間とアンドロイドと機械」が非常に興味深かったです。これをきっかけにディック研究本(コレとか 悪夢としてのP・K・ディック―人間、アンドロイド、機械 )にも手を伸ばしてしまいそうです。
話はサンリオSF文庫の時代まで遡ります(大昔です)。 当時のディック傑作短編集としては
ジョン・ブラナー編「ザ・ベスト・オブ・フィリップ・K・ディック」(I・IIに分冊)と、
マーク・ハースト編「ゴールデン・マン」を分冊した「ザ・ベスト・オブ・フィリップ・K・ディック」III・IV
の計四冊がサンリオSF文庫から出版されていました。
サンリオの撤退後早川書房が版権を獲得し ハヤカワSF文庫「ディック傑作集」
1「パーキー・パットの日々」
2「時間飛行士へのささやかな贈り物」
3「ゴールデンマン」
4「まだ人間じゃない」
として長い間ディック短編のバイブルとして親しまれて来ました。
そこに昨今のディック作品の映画化ラッシュ時代が来て早川書房は
「マイノリティ・リポート」映画化の際『少数報告』を改題し同名の短編集を編纂出版します。意欲的な編集で好感の持てるものでした。
しかし「ペイェック―消された記憶―」(『報酬』)映画化の際本国アメリカで(映画化に合わせて)編集された傑作集「ペイェック」をそのまま出版してしまったのです。
これは前述の「ディック傑作集」から美味しい作品ばかり集めた一種「究極のディック短編入門書」です。もちろん全作品重複です。
早川書房も作品が重複した短編集を出している訳にも行かず「ディック傑作集」1・2、映画「NEXT」(『ゴールデンマン』)の後3・4を絶版。
「アジャストメント」(『調整班』)
「トータル・リコール」(『追憶売ります』)
の両映画上映に合わせて同名の新しい「短編傑作選」を編集したのです。
なので以前の短編集を既読の人にとっては"物足りない""新しく買う必要が無い"とまで言われてしまっているのです。
早川書房では今後は重複等無いように留意して短編傑作集を出して行くようです。
しかし浅倉久志氏不在は痛いですね。
「アジャストメント」は映画とは取っ掛かりと基本アイデア以外は随分と違うが、原作には映画とはひと味ちがううま味があって捨てがたい。
いま在るこの現実世界が、神とそのスタッフたち(?)の手によって時々、人類の未来をよりよいものにするという大義のために、必要に応じて調整(アジャストメント)されているという発想自体がとても斬新だ。神のスタッフの一員である"召喚係" (←間抜けな犬!) の凡ミスによって、主人公エド・フレッチャーは、はからずも神のスタッフたちによって現実が"調整"される衝撃的な瞬間を目撃してしまう。それは、太陽がふっと消え、青空も消え、地上に存在するすべてのものが灰色一色となって砂の城のように崩れ去るという恐るべき瞬間だった。生身の人間が、決して見てはいけないものを見てしまったエド・フレッチャーは・・・。現実崩壊というディックお得意のテーマがみごとに表現された逸品。
「にせもの」は、傑作長編「電気羊」や同じく傑作短篇「探検隊はおれたちだ」と非常に似たテーマの作品で、主人公スペンス・オーラムは自分が人間だと信じているのだが、周囲の人々からは疑われ・・・。本物と偽物の境界を問う傑作。
「電気蟻」は、「にせもの」とはひと味違い、自分が偽物であることが判明したあと、それを逆手に取って、有機ロボットである自分の体を材料にして現実と虚構の境界をさぐる実験を行うという異色作。ディック短篇中の最高傑作のひとつ。
「凍った旅」は、十年間の冷凍睡眠で新天地の惑星に行くはずが、宇宙船内システムの手違いで途中で目覚めてしまった男が虚構と現実のあいだを彷徨う物語。
本物と偽物、虚構と現実など、ディックお得意のテーマは、短編にこそ端的に表現されているとはよく言われることだが、これらの短篇によってディックは長編にも増して、自らのテーマを真摯に追求しており、そこが非常に興味の尽きないところである。
元々掲載されていた本も所有しているのですが、久しぶりに読み返したこともあり、結構楽しめました。
内容的にはどれも馴染みのものばかりですので、元の短編集をお持ちの方には必要のない本だと思います。「さよなら、ヴィンセント」は初訳ですが、これを読む為だけに買うにはもったいないというのが率直な感想です(元々は手紙として書かれたものだそうです)。「人間とアンドロイドと機械」は初めて読みましたが、そちらの方が価値がありますね。
あとがきにこの本が刊行されることになった経緯が説明されていますが、都合により増刷できなくなった「パーキー・パットの日々」、「時間飛行士へのささやかな贈物」や、現在では入手困難な短編集から再編成したのだそうで、これからも継続して短編選集を出して行く予定だそうです。
収録作品〈既刊〉
- アジャストメント 〈悪夢機械〉 *改題
- ルーグ 〈パーキー・パットの日々〉
- ウーブ身重く横たわる 〈パーキー・パットの日々〉
- にせもの 〈パーキー・パットの日々〉
- くずれてしまえ 〈悪夢機械〉
- 消耗員 〈パーキー・パットの日々〉
- おお! ブローベルとなりて 〈時間飛行士へのささやかな贈物〉
- ぶざまなオルフェウス 〈模造記憶〉
- 父祖の信仰 〈時間飛行士へのささやかな贈物〉
- 電気蟻 〈時間飛行士へのささやかな贈物〉
- 凍った旅 〈悪夢機械〉
- さよなら、ヴィンセント 〈初訳〉
- 人間とアンドロイドと機械 〈開放されたSF〉 *スピーチ原稿