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SFマガジン700【海外篇】 (ハヤカワ文庫 SF エ 6-1) 文庫 – 2014/5/23

4.3 5つ星のうち4.3 24個の評価

創刊時掲載の巨匠から現代SFの最先端まで、オール短篇集初収録作12篇で構成する傑作選。

1959年の創刊から、つねにSF界を牽引してきた〈SFマガジン〉の創刊700号を記念する集大成的アンソロジー【海外篇】。
黎明期の誌面を飾ったクラーク、シェクリイら巨匠。
ティプトリー、ル・グィン、マーティン、ウィリスら各年代を代表する作家たち。
そして、現在SFの最先端であるイーガン、チャン、バチガルピまで。
SF史を語る上で欠くことのできない作家12人の短篇を収録。オール短篇集初収録作品で贈る傑作選。

【収録作一覧】
「遭難者」 アーサー・C・クラーク
「危険の報酬」 ロバート・シェクリイ
「夜明けとともに霧は沈み」 ジョージ・R・R・マーティン
「ホール・マン」 ラリイ・ニーヴン
「江戸の花」 ブルース・スターリング
「いっしょに生きよう」 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
「耳を澄まして」 イアン・マクドナルド
「対称(シンメトリー)」 グレッグ・イーガン
「孤独」 アーシュラ・K・ル・グィン
「ポータルズ・ノンストップ」 コニー・ウィリス
「小さき供物」 パオロ・バチガルピ
「息吹」 テッド・チャン
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 早川書房 (2014/5/23)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2014/5/23
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 418ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4150119600
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4150119607
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 24個の評価

著者について

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大森 望
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SF翻訳家、書評家、アンソロジスト。

1961年2月2日、高知県高知市生まれ。高知市立追手前小学校、土佐中・高等学校を経て、京都大学文学部文学研究科卒(英語アメリカ文学専攻)。

 1986年、マリオン・ジマー・ブラッドリー『惑星救出計画』でSF翻訳者デビュー。訳書は、バリントン・J・ベイリー『時間衝突』『ロボットの魂』(以上、創元SF文庫)、P・K・ディック『ザップ・ガン』、コニー・ウィリス『ドゥームズデイ・ブック』『航路』など約100冊。共訳書に劉慈欣『三体』三部作、『円』『球状閃電』『超新星紀元』、『カート・ヴォネガット全短篇』全4巻(以上、早川書房)など。

 編訳書に、シオドア・スタージョン『不思議のひと触れ』『輝く断片』(河出文庫)、コニー・ウィリス『最後のウィネベーゴ』(河出書房新社)、『マーブル・アーチの風』、(早川書房)など。

 スタージョン「ニュースの時間です」、テッド・チャン「商人と錬金術師の門」、劉慈欣「流浪地球」(共訳)の翻訳により、第36回、第40回、第54回星雲賞海外短編部門を受賞。ベイリー『時間衝突』、劉慈欣『三体』『三体Ⅱ 黒暗森林』で星雲賞海外長編部門受賞。

〈小説奇想天外〉の翻訳SF時評「海外SF問題相談室」を皮切りに、各紙誌にコラム・書評を連載。〈本の雑誌〉新刊SF時評は1990年から(二度の中断をはさみ)継続中。

 2004年3月に豊崎由美との共著『文学賞メッタ斬り!』を刊行。

 2008年からアンソロジストとしても活動。創元SF文庫『年刊日本SF傑作選』(日下三蔵と共編)とその後継の『ベストSF』(竹書房文庫)、『不思議の扉』(角川文庫)の各シリーズや、『ゼロ年代日本SFベスト集成』全2巻、『時間SF傑作選 ここがウィネトカなら、きみはジュディ』などのSFアンソロジーを編纂。責任編集の河出文庫『NOVA 書き下ろし日本SFコレクション』全10巻で、第34回日本SF大賞特別賞、第45回星雲賞自由部門受賞。

 著書に『20世紀SF1000』、『新編 SF翻訳講座』、『50代からのアイドル入門』、『現代SF観光局』など。

 1995年4月に開設したウェブサイト(http://www.asahi-net.or.jp/~KX3M-AB/)の日記は、その一部が、『狂乱西葛西日記20世紀remix SF&ミステリ業界ワルモノ交遊録』にまとめられている。

 ツイッターのアカウント(@nzm)は、http://twitter.com/nzm/

 日本推理作家協会、本格ミステリ作家クラブ、日本SF作家クラブ会員。「ゲンロン 大森望 SF創作講座」主任講師。

カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ
24グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2021年8月1日に日本でレビュー済み
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ティプトリーのファンで、版を変え数度「いっしょに生きよう」を読み返したが、他種族に好意的な人類、自己犠牲も厭わない女性の強さ、凄さを感じ、肯定的になれる最高の作品です。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年5月19日に日本でレビュー済み
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代表的な作家がそろっているので、全体として水準は高いですが、それほどピンとこない作品もあり、まあまあです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年11月24日に日本でレビュー済み
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SF小説ファンには堪らない作家達の厳選集。粒揃いの短編集だが初心者にも敷居は高くない。是非とも手に取って読んで欲しい。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年2月15日に日本でレビュー済み
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きょうから寝るまえの読書は、『SFマガジン700』【海外篇】だ。クラークからテッド・チャンまで、新旧入り混じっての作者たちのアンソロジーだ。楽しみ。

1作目は、アーサー・C・クラークの「遭難者」飛行機から見えたなにものかの話。ただそれだけ。

2作目は、ロバート・シェクリイの「危険の報酬」命を狙われるテレビ番組。20万ドルの報奨金付き。男は殺し屋連中に1週間、命を狙われる。一般人はそのあいだ、男を助けてもいいことになっている。この作品は既読だった。べつのアンソロジーでも読んだことがあった。訳が新しくなっているそうだ。ちなみに、べつのアンソロジーってなにか調べたら、創元SF文庫の『SFベスト・オブ・ザ・ベスト』上巻だった。世界SF全集の第32巻『世界のSF(短篇集)現代篇』にも載っている。持ってるけれど、まだページを開けていない本の一冊だ。

3作目は、ジョージ・R・R・マーティンの「夜明けとともに霧は沈み」霧に包まれた惑星に、伝説の生き物がいるのかどうか、調査隊がやってきた。詳細に調べられた結果、そんなものはいなかったとわかる。伝説は伝説でなくなり、植民されて、地酒の「霧のワイン」が発売されているという話。

4作目は、ラリイ・ニーヴンの「ホール・マン」火星に異星人のいた痕跡が見つかった。彼らは、量子ブラックホールをつくりだしていた。それが隊員のひとりの身体を通貫して火星の中心に落ちていった。

5作目は、ブルース・スターリングの「江戸の花」火事のことである。文明開化のころの東京の話。列車の電線に棲んでいる化け物が出てくるが、絵師にしかしゃべりかけない。

6作目は、ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの「いっしょに生きよう」事故で命を失った宇宙飛行士が、植物の共生生物のおかげで生き返った。妻も事故で亡くなったのだが、冷凍保存してあって、共生生物のおかげで甦った。いま、記憶を失くした共生生物の故郷を探しているところだ。

7作目は、グレッグ・イーガンの「対称(シンンメトリー)」「四等価次元空間」とか出てくる。意味がわからず、また小説としても楽しめなかった。

8作目は、アーシュラ・K・ル・グインの「孤独」ソロ十一惑星における男女の暮らしが描かれている。男はペアで活動し、女は男探しをする。主人公の女は、娘と息子を産むが、孤独だ。

9作目は、コニー・ウィリスの「ポータルズ・ノンストップ」話と関係ないけれど、ひさびさに出合った言葉。「きみの名前は?」(コニー・ウィリス『ポータブル・ノンストップ』大森 望訳)ウィリス自体の作品は、ジャック・ウィリアムスンというSF作家の書いたSF小説の通りに世界がなっていて、ウィリアムスンの執筆していた邸を観光バスが訪れているという、なんか、パラレル・ワールドものっぽいものだった。

10作目は、パオロ・バチガルビの「小さき供物」体内に化学汚染物質を溜め込んでいる人類の話。さいしょの分娩の結果は、汚染物質の塊。

さいごの11作目は、テッド・チャンの「息吹」機械仕掛けのものが、自分たちが、空気の流れで思考し活動していることを自己解剖と観察と考察によって突き止めた、という話である。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年5月3日に日本でレビュー済み
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普段本は、良く読むほうだと思いますがSFはあまり馴染みがなく距離を置いていました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年8月21日に日本でレビュー済み
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 1959年の創刊の「SFマガジン」、私も学生時代にずいぶん愛読していました。社会人になってからはとんとご無沙汰していましたが。ついに創刊700号に達したそうで、それを記念する集大成的アンソロジー「SF700」の海外篇と日本篇が編まれました。まず海外篇を読んでみました。なんとオール初収録で12編。編者は山岸真氏。彼の手腕が光るチョイスのうちから以下いくつか寸評を。

「遭難者」 アーサー・C・クラーク
  太陽に生息する希薄で巨大な生命体が黒点爆発で吹き飛ばされ、弱りつつ地球の大西洋に落ちてしまう。その生命体のはかなくも悲しい最期と、それを偶然見届ける二人の人間の驚き。いかにもクラークらしい、豊かな科学的知識と想像力が融合した、1947年という発表年度が信じられないハイレベルな佳作。

「危険の報酬」 ロバート・シェクリイ
  「人間の手がまだ触れない」でファンを魅了したシェクリィが、見事な手際でマスコミと視聴者の堕落を予見した社会風刺SF。志願制自殺法が施行されたことに端を発するTV局の暴走番組。一定時間ひたすら逃げ続けないと殺される企画に応募出場した男が知ったその内実と視聴者の本心は。。。殺されることはないにせよ、今こういう風な番組ってありますよね。1958年に予見したシェクリィの慧眼に脱帽。そしてこの作品を発掘した山岸真に拍手。

「夜明けとともに霧は沈み」 ジョージ・R・R・マーティン
  ある惑星。地球とは比べ物にならない壮大な霧海。朝は降霧、夕は昇霧が目を楽しませる。そんな光景に魅せられたサンダースという男が霧中楼閣ホテルを経営している。しかし、観光客のお目当てはその霧ではなく伝説の霧魑魅(きりすだま)と呼ばれる魔物。それを迷信だと証明するための調査団が訪れて。。。拍子抜けするくらい静かな物語なのですが、深い余韻を残します。作者のことはほとんど知りませんでしたがこういう作風は好みです。

「ホール・マン」 ラリイ・ニーヴン
  火星探検隊が見つけた異星人の残した基地。そこにある謎の通信機の解明に熱中する天才科学者は、偶然か故意かそこに埋め込まれた「量子ブラックホール」をこぼしてしまう。それは十のマイナス六乗オングストロームの直径しか持たないが、対立していた船長を貫いていともた易く殺してしまった。そしてさらに恐ろしい科学者の予言とは。。。SFファンなら誰もがご存知、あの「リングワールド」のラリイ・ニーブン、さすがと唸らされる短編です。

「江戸の花」 ブルース・スターリング
  ウィリアム・ギブスンと並ぶサイバーパンクの雄スターリング。ギブスンも親日家でしたが、この作品も日本を題材とし、しかも1986年SFマガジンが初出と言うから驚き。「江戸の花」とは火事とけんかですが、本編は前者を素材にしており、明治初期の東京をきわめて精密に描写しています。訳者小川隆がある程度情報を提供したのかもしれませんが、それを吸収し「電線」をSFに仕立て上げてしまうお手並みは見事。

 まだまだ続きますが、長くなるのでこの辺にしておきます。
 「たったひとつの冴えたやり方」で有名だけど真の素顔が一番インパクトがあったというジェイムズ・ティプトリー・ジュニア、かの有名な「ゲド戦記」のアーシュラ・K・ル・グィン等々の有名どころから若手まで、よくこれだけの佳作が埋もれていたな、と感心するアンソロジー集です。その中でも全く知らなかったテッド・チャンの「息吹」という作品は絶対に一読の価値ありです。
22人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年1月7日に日本でレビュー済み
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漠然とSFが読みたいが何を読んでいいかわからず迷っていたところ、こちらを見つけて購入。
新旧の傑作短編集とあって、面白さと短さが初心者に調度よくとても読みやすい。
話題のテッド・チャン『息吹』も読めてお得だなと思いました。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年9月20日に日本でレビュー済み
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SF好きなら是非、初心者でも読めなくはない チョイスが中々に玄人である Kルグィンの孤独という短編が凄い好き、個人的にはルグィンの作品で一番好きかも テッドチャンも良いし、バチガルピも楽しめた 読み終わると面白いの多かったような印象 SF初心者、玄人共に買って損は無し 最新系と古典系が混ざってるのも良かった
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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