引用
「君はずっと魔性の源を探し求めていたようだが、いいかよく聞くんだ、解凍された前世紀の冷凍人……そんなものはありゃしないんだ。君の好奇心を満足させてやろう。いいか、そんなものは存在しないのだ、わかったか? われわれがこの文明に麻酔をかけたのだ。さもないともちこたえられないんだ。だから、覚醒させるわけにはいかない。君にそこへ戻ってもらわなきゃならないのもそういうわけだ。なにもこわがることはない──痛みがないどころか楽しいくらいだ。それにひきかえこちらははるかに辛い立場だ。万人の幸せのために正気でいなくちゃならないんだ」
ーーーーーーーーー
知らない方が幸せなことってあるけど、実際この本に書かれていることはユーモアとして、知らない方が幸せな未来が描かれている。
個人的には、幸せな未来を目指すならある程度知らない(わすれる?)勇気っていうのも必要なんじゃないかなって思う。
まあ、そんなこと言っても差し迫った問題はどうするんだっていう警告もあるかも知れないけど、みんなが真面目に考えろっていうのはなんだか個人的に無理だと思うので、ゆるく社会を良くする方法を考えないといけないって思う。みんな薬漬けにするのはあれだけど、たとえばゲーミフィケーション(死語)とかナッジ的なものとかね。
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泰平ヨンの未来学会議〔改訳版〕 (ハヤカワ文庫SF) 文庫 – 2015/5/22
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地球の人口問題解決の討議のため開催される国際未来学会議に出席せんと、コスタリカを訪れた泰平ヨン。ところが、会議の最中にテロ事件が勃発。ヨンたちは、鎮圧のために軍が投下した爆弾の幻覚薬物を吸ってしまう。かくしてヨンは奇妙な未来世界へと紛れ込む……。レムがブラックな笑いでドラッグに満ちた世界を描きだす、異色のユートピアSF。アリ・フォルマン監督により映画化!(映画化名『コングレス未来学会議』6月20日(土)全国公開)
- 本の長さ238ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2015/5/22
- ISBN-104150120099
- ISBN-13978-4150120092
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2015/5/22)
- 発売日 : 2015/5/22
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 238ページ
- ISBN-10 : 4150120099
- ISBN-13 : 978-4150120092
- Amazon 売れ筋ランキング: - 201,967位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 351位ハヤカワ文庫 SF
- - 1,086位SF・ホラー・ファンタジー (本)
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2015年7月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
深見弾の旧訳を、大野典宏が改訳したのが本書なわけですが。
ネットにPDFが残っている旧訳( 深見弾単独訳)と、今回の「改訳版」(大野典宏共訳名義)とを、冒頭部分を比較するだけでも、相当の量の修正が入っていることがわかります。
たとえば、会議のパンフに旧訳では「切り離し無効」と印刷されていたことになっているが。改訳版では「交尾一回」と印刷と。
こういうレベルの「誤訳」が、たくさんあったのでしょうか
大野氏の、他の作品での深見訳改訳は、どれも相当に手が入っているようで。どなたか、ポーランド語がきちんとわかる方に、きちんと確認・検証していただきたいです。
(2015年7月29日追記)
訳者の大野典宏氏自身に、このレビューへのコメントをいただきました。
旧訳の「切り離し無効」という表現は、現在、入手可能な原本からはありえない訳なので。そのようにレムが修正したバージョンがあったのではないか、ということでした。
一箇所の訳し方の違いのみで、旧訳を「誤訳」と決めつけた、当方が、軽率でした、申し訳ありませんでした。
>>ポーランド語がきちんとわかる方に、きちんと確認・検証していただきたいです
>深見さんと大野に対して「能力不足」とおっしゃっているように思えるのですが、この理解で正しいですか?
説明不足で、申し訳ありませんでした。大野氏の、深見訳をリスペクトした上の、これまでの「改訳」のお仕事ですがAmazonにも、評価しないレビューが見受けられます。
「新訳」ではなく「改訳」であり、どこまでが深見先生の訳で、どこが大野氏の訳か、わからないのが、悪評の原因にもなっている可能性があると考えました。
悪評を払拭するためにも、改訳の実態をあきらかにすべきではと考え、上記のレビューを記述しましたが、浅墓でした。
深見弾先生、大野典宏氏に、非常に失礼なレビューで、申し訳ありませんでした。
最後に大野氏の訳者後書きから引用します。
「今回、確かに大野が手を入れたのだが、ドラッグの名称など、考え抜かれた訳語に対しては、まったく歯がたたなかった。故・深見弾先生の苦労と実力を前に平伏するしかなかった」
「なお、本書の中において誤訳、解釈の間違いがあった場合、その責はすべて大野典宏にあると明記しておく」
ネットにPDFが残っている旧訳( 深見弾単独訳)と、今回の「改訳版」(大野典宏共訳名義)とを、冒頭部分を比較するだけでも、相当の量の修正が入っていることがわかります。
たとえば、会議のパンフに旧訳では「切り離し無効」と印刷されていたことになっているが。改訳版では「交尾一回」と印刷と。
こういうレベルの「誤訳」が、たくさんあったのでしょうか
大野氏の、他の作品での深見訳改訳は、どれも相当に手が入っているようで。どなたか、ポーランド語がきちんとわかる方に、きちんと確認・検証していただきたいです。
(2015年7月29日追記)
訳者の大野典宏氏自身に、このレビューへのコメントをいただきました。
旧訳の「切り離し無効」という表現は、現在、入手可能な原本からはありえない訳なので。そのようにレムが修正したバージョンがあったのではないか、ということでした。
一箇所の訳し方の違いのみで、旧訳を「誤訳」と決めつけた、当方が、軽率でした、申し訳ありませんでした。
>>ポーランド語がきちんとわかる方に、きちんと確認・検証していただきたいです
>深見さんと大野に対して「能力不足」とおっしゃっているように思えるのですが、この理解で正しいですか?
説明不足で、申し訳ありませんでした。大野氏の、深見訳をリスペクトした上の、これまでの「改訳」のお仕事ですがAmazonにも、評価しないレビューが見受けられます。
「新訳」ではなく「改訳」であり、どこまでが深見先生の訳で、どこが大野氏の訳か、わからないのが、悪評の原因にもなっている可能性があると考えました。
悪評を払拭するためにも、改訳の実態をあきらかにすべきではと考え、上記のレビューを記述しましたが、浅墓でした。
深見弾先生、大野典宏氏に、非常に失礼なレビューで、申し訳ありませんでした。
最後に大野氏の訳者後書きから引用します。
「今回、確かに大野が手を入れたのだが、ドラッグの名称など、考え抜かれた訳語に対しては、まったく歯がたたなかった。故・深見弾先生の苦労と実力を前に平伏するしかなかった」
「なお、本書の中において誤訳、解釈の間違いがあった場合、その責はすべて大野典宏にあると明記しておく」
2015年12月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昔のドラッグ・カルチャー批判でしょ。
しかし、世の中、薬物依存症患者ばかりになるとすごいことになるね。
映画は見てませんが。
しかし、世の中、薬物依存症患者ばかりになるとすごいことになるね。
映画は見てませんが。
2015年5月29日に日本でレビュー済み
1984年6月に集英社のワールドSFのシリーズで出版されて以来、長らく品切れ状態であった『泰平ヨンの未来学会議が改訳版で登場です。
前訳を読んだときに、その先見性に呆気にとられた覚えがあります。2015年になっても、全く色あせていないです。
映画『コングレス未来学会議』を観る前に読んでも、まったく損しません、
前訳を読んだときに、その先見性に呆気にとられた覚えがあります。2015年になっても、全く色あせていないです。
映画『コングレス未来学会議』を観る前に読んでも、まったく損しません、
2018年5月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
レムのSFは難解と言う印象があって、確かに本書も分かり易くは無いのだがノリが軽く、深夜ドラマみたいで良い。
だ終盤に差し掛かってにどーんと恐るべき種明かしがあって、これが重いんだけど、非常に面白かった。良く出来たミステリでも読んだみたいな、「やられた!」って感じでよかた。SFの感想としてはなんじゃそりゃって感想ですが。
確かに言われてみればそうだなあと思う一方背筋が凍るような話。流石知の巨人。よくこんな話考えたな、と思いました。
だが・・。
問題はラスト。うーん、そういうラストにしちゃいます?
ディックの傑作「ユービック」の時にも似た感想を抱いた。
二転三転するのは良いのだが、二転三転辺りのアイディアは全く予想できなかった展開で好きなのだが、話がもう一回転して結局予想していたラストに落ちたという感じ。寧ろこの展開だとあのラストはお約束と言ってもいいし、壮大で絶望的なSFかと驚いていたら結局昭和喜劇で終わった感じ。
まあ、楽しんだし面白かったですけど。
映画は全然違いましたがそりゃそうだ。映画でこのラスト見せられたら観客が「なんじゃそりゃ?」ってずっこけますね。
だ終盤に差し掛かってにどーんと恐るべき種明かしがあって、これが重いんだけど、非常に面白かった。良く出来たミステリでも読んだみたいな、「やられた!」って感じでよかた。SFの感想としてはなんじゃそりゃって感想ですが。
確かに言われてみればそうだなあと思う一方背筋が凍るような話。流石知の巨人。よくこんな話考えたな、と思いました。
だが・・。
問題はラスト。うーん、そういうラストにしちゃいます?
ディックの傑作「ユービック」の時にも似た感想を抱いた。
二転三転するのは良いのだが、二転三転辺りのアイディアは全く予想できなかった展開で好きなのだが、話がもう一回転して結局予想していたラストに落ちたという感じ。寧ろこの展開だとあのラストはお約束と言ってもいいし、壮大で絶望的なSFかと驚いていたら結局昭和喜劇で終わった感じ。
まあ、楽しんだし面白かったですけど。
映画は全然違いましたがそりゃそうだ。映画でこのラスト見せられたら観客が「なんじゃそりゃ?」ってずっこけますね。
2015年5月31日に日本でレビュー済み
泰平ヨンシリーズを読んだ人ならわかると思いますが、奇妙な世界に紛れ込むんじゃなくて、最初から狂った世界であり、さらに奇妙な世界に入ってしまう物語です。徹頭徹尾シュール・ナンセンス・ブラックユーモアが入っており、それがないページは主人公が死?あるいは無?を体験する数ページくらいです。200ページしかないのに一気読みするとすごい疲労感を感じ、ある種の高揚感?を覚え、ドラッグの話ですがこれ自体がドラッグな感じです。その感覚が気に入るかどうかは読み手次第だと思いますが。現実に退屈している人はぜひ読んでください。