中学生の子どもにどうかと手に取りましたが、自分もSFが好きだった学生時代に戻って楽しんでいます。
理科が化学分野に入ったら勧めようと思います。
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火星の人〔新版〕(下) (ハヤカワ文庫SF) 文庫 – 2015/12/8
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映画「オデッセイ」原作。 火星に一人取り残されたマーク・ワトニーは、すぐさま生きのびる手立てを考え始めた。居住施設や探査車は無事だが、残された食料では次の探査隊が到着する4年後まで生き延びることは不可能だ。彼は不毛の地で食物を栽培すべく対策を編みだしていく。一方、マークの生存を確認したNASAは国家を挙げてのプロジェクトを発動させた。様々な試行錯誤の末、NASAが編み出した方策とは? 宇宙開発新時代の傑作サバイバルSF。
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2015/12/8
- 寸法10.6 x 1.2 x 15.7 cm
- ISBN-104150120447
- ISBN-13978-4150120443
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プロジェクト・ヘイル・メアリー 上 | 火星の人〔新版〕 上 | アルテミス 上 | |
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『火星の人』で火星の、『アルテミス』で月での絶望的状況でのサバイバルをリアルに描いた著者が、人類滅亡の危機に立ち向かう男を描いた極限のエンターテインメント。 | 映画「オデッセイ」原作。有人火星探査が開始されて3度目のミッションは、猛烈な砂嵐によりわずか6日目にして中止を余儀なくされた。だが、不運はそれだけで終わらない。火星を離脱する寸前、折れたアンテナがクルーのマーク・ワトニーを直撃、彼は砂嵐のなかへと姿を消した。ところが―。奇跡的にマークは生きていた!?不毛の惑星に一人残された彼は限られた食料・物資、自らの技術・知識を駆使して生き延びていく。 | 人類初の月面都市アルテミス―直径500メートルのスペースに建造された5つのドームに2000人の住民が生活するこの都市で、合法/非合法の品物を運ぶポーターとして暮らす女性ジャズ・バシャラは、大物実業家のトロンドから謎の仕事の依頼を受ける。それは都市の未来を左右する陰謀へと繋がっていた…。『火星の人』で極限状態のサバイバルを描いた作者が、舞台を月に移してハリウッド映画さながらの展開で描く第二作。 |
商品の説明
著者について
アンディ・ウィアーは1972年6月16日、カリフォルニアに素粒子物理学者でエンジニアの息子として生まれた。15歳で国の研究所に雇われ、現在までプログラマーとして働いている。科学、とくに宇宙開発に強い関心を寄せ、作家志望だったウィアーが初めて発表した小説が本書『火星の人』である。『火星の人』は、まず自らのウェブサイトに公開され、その後キンドル版を発売。発売後3カ月で、35000ダウンロードを記録した。その後、2014年に紙書籍版を発売され、世界的なベストセラーとなった。20世紀フォックスによって映画化され、世界中で大ヒットを記録している(映画化名「オデッセイ」)。
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2015/12/8)
- 発売日 : 2015/12/8
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 320ページ
- ISBN-10 : 4150120447
- ISBN-13 : 978-4150120443
- 寸法 : 10.6 x 1.2 x 15.7 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 25,166位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 50位ハヤカワ文庫 SF
- - 158位SF・ホラー・ファンタジー (本)
- - 2,428位文芸作品
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年3月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
次から次にピンチが押し寄せるのに、常にポジティブシンキングで乗り切る主人公「ワトニー」の姿が痛快な傑作SF。「ワトニー」の手記を中心に構成されているが、その独白がユーモラスで時に毒を含み、とても楽しい。彼を助けるためあらゆる手をつくす周りの人間たちの姿も熱い。「プロジェクト・ヘイルメアリー」の評価が高いが、こちらも負けていない。
2024年5月8日に日本でレビュー済み
アンディ・ウィアー(1972年~)氏は、米カリフォルニア州生まれ、幼少期よりSF好きで、15歳の頃からプログラマーとして働き、その後カリフォルニア大学サンディエゴ校でコンピュータ・サイエンスを学んで、様々なソフトウェア会社で働く。
ウィアーはもともと作家志望で、2009年から「火星の人」を自身のウェブサイトで1章ずつ無償で公開していたが、読者からまとめて読みたいとの声が寄せられるようになり、2011年にkindle版で最低価格の99セントで出版したところ、発売3ヶ月で35,000ダウンロードを記録し、SF部門のトップ5となった。その後、大手出版社と契約を結び、2014年に刊行されたハードカバーは、新人のデビュー作では異例のニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー12位に入り、2015年には『オデッセイ』(原題は小説と同じ『The Martian』)として映画化もされた。
私はSFファンということではないが(以前に読んだのは『2001年宇宙の旅』くらいか。。。)、先日手にした『星を継ぐもの』がなかなか面白く、同じ宇宙物のハードSFで、評判も高い本書を読んでみた。
ストーリーはシンプルで、有人火星探査中の不慮の事故で火星に一人置き去りにされた主人公マーク・ワトニーの18ヶ月に及ぶサバイバルと生還を描いており、その内容から、SF評論家・中村融氏の解説によれば、「火星のロビンソン・クルーソー」或いは「『アポロ13号』+『キャスト・アウェイ』」と呼ばれているという。また、火星にとり残された人間のサバイバルを描いた作品は、これまでにも多数あったものの、本作品が大ヒットした理由は、シンプルに(ミッションを妨害しようとする陰謀やら火星の生命の発見やらのサブ・ストーリーを加えずに)、火星で生き延びるための苦闘と、救出作戦の立案実行に焦点を絞り、科学的かつ緻密に描いたことにあるという。
確かに、どのようにして、長期に亘り食物を確保するか、地球との通信手段を回復するか、救出のために火星に戻ってきた探査船にコンタクトするか等々、難題には事欠かず、それらを、植物学者とメカニカル・エンジニアとしての知見を総動員して、一つずつ乗り越えていくプロセスは究極のハードSFで、ノンフィクション好みの私も、十分に楽しむことができた。また、絶体絶命とも言えそうな環境でも、マークが常にポジティブで、ほどよいユーモアを持って対処していく点も、アメリカ的・ハリウッド好みと言えるかも知れない。(その点は、アポロ13号の事故と生還を描いたものとは異なる)
機会があれば、映画『オデッセイ』も見てみたいものである。
(2024年5月了)
ウィアーはもともと作家志望で、2009年から「火星の人」を自身のウェブサイトで1章ずつ無償で公開していたが、読者からまとめて読みたいとの声が寄せられるようになり、2011年にkindle版で最低価格の99セントで出版したところ、発売3ヶ月で35,000ダウンロードを記録し、SF部門のトップ5となった。その後、大手出版社と契約を結び、2014年に刊行されたハードカバーは、新人のデビュー作では異例のニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー12位に入り、2015年には『オデッセイ』(原題は小説と同じ『The Martian』)として映画化もされた。
私はSFファンということではないが(以前に読んだのは『2001年宇宙の旅』くらいか。。。)、先日手にした『星を継ぐもの』がなかなか面白く、同じ宇宙物のハードSFで、評判も高い本書を読んでみた。
ストーリーはシンプルで、有人火星探査中の不慮の事故で火星に一人置き去りにされた主人公マーク・ワトニーの18ヶ月に及ぶサバイバルと生還を描いており、その内容から、SF評論家・中村融氏の解説によれば、「火星のロビンソン・クルーソー」或いは「『アポロ13号』+『キャスト・アウェイ』」と呼ばれているという。また、火星にとり残された人間のサバイバルを描いた作品は、これまでにも多数あったものの、本作品が大ヒットした理由は、シンプルに(ミッションを妨害しようとする陰謀やら火星の生命の発見やらのサブ・ストーリーを加えずに)、火星で生き延びるための苦闘と、救出作戦の立案実行に焦点を絞り、科学的かつ緻密に描いたことにあるという。
確かに、どのようにして、長期に亘り食物を確保するか、地球との通信手段を回復するか、救出のために火星に戻ってきた探査船にコンタクトするか等々、難題には事欠かず、それらを、植物学者とメカニカル・エンジニアとしての知見を総動員して、一つずつ乗り越えていくプロセスは究極のハードSFで、ノンフィクション好みの私も、十分に楽しむことができた。また、絶体絶命とも言えそうな環境でも、マークが常にポジティブで、ほどよいユーモアを持って対処していく点も、アメリカ的・ハリウッド好みと言えるかも知れない。(その点は、アポロ13号の事故と生還を描いたものとは異なる)
機会があれば、映画『オデッセイ』も見てみたいものである。
(2024年5月了)
2023年7月31日に日本でレビュー済み
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黙って読め・・・ということです
2023年7月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ロビンソンクルーソーと十五少年漂流記のようでありながらそれらをはるかにる凌駕するワクワクドキドキを感じました。
2023年6月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
難しい話はよくわからなかったけど、とにかく、主人公の明るさと何事にもめげないハートの強さが最高❗
2023年3月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あのプロジェクトヘイルメアリーの作者の作品だから、面白くないわけがない。面白かった。メアリーには相棒がいるが、火星には誰もいない。〔1人〕だけの救出劇かと思いきや、
様々なトラブルを乗り越えて、
最後に主人公が感じた圧倒的多数の人間性。
それさえあれば、この不透明な時代をまだ信じて生きて行ける気がする。
様々なトラブルを乗り越えて、
最後に主人公が感じた圧倒的多数の人間性。
それさえあれば、この不透明な時代をまだ信じて生きて行ける気がする。