うまいストーリー展開、しっかり自己主張するキャラクター、魔法の国におよそ似合わない現実的な中年の男が、ふりかかる様々な苦難と向かい合ううちに、徐々に自分の本質を見つけていく、というある種の自己啓発ストーリー。
最初、藤子不二雄の「中年スーパーマン・佐江内氏」を思い出した…(^^;
魔法の王国にだって様々な現実的な問題が待っている。単なるファンタジーに終わらないシニカルな視点が心地よいです。
しかも最後はウルトラマン的なエンディングが!?
ヘビーなファンタジーファンには物足りないかもしれませんが、僕のような入門者にはちょうどよく楽しい一冊です。ここからハマりました!
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魔法の王国売ります! (ハヤカワ文庫FT―ランドオーヴァー 1) 文庫 – 1989/5/1
- 本の長さ475ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日1989/5/1
- ISBN-104150201242
- ISBN-13978-4150201241
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (1989/5/1)
- 発売日 : 1989/5/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 475ページ
- ISBN-10 : 4150201242
- ISBN-13 : 978-4150201241
- Amazon 売れ筋ランキング: - 529,405位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年9月4日に日本でレビュー済み
「魔法の王国売ります!」タイトルがおもしろくて買ってみました。
主人公の弁護士ベンがクリスマス商戦のデパートのカタログから買ったのが“ランドオーバー”という魔法の王国で、ベンはこの王国の王様になってしまいます。
本格的なファンタジーファンからは、繊細さが無い、奥行きが無い、と批判されちゃいそうな箱庭っぷりですが、こんな小さな王国の中にもドラゴンや魔女、妖精や、妖魔がちゃんといます。
これら“ファンタジー”的な生き物と、現代的な知性の持ち主のベンがやりあう様が楽しい作品です。
主人公の弁護士ベンがクリスマス商戦のデパートのカタログから買ったのが“ランドオーバー”という魔法の王国で、ベンはこの王国の王様になってしまいます。
本格的なファンタジーファンからは、繊細さが無い、奥行きが無い、と批判されちゃいそうな箱庭っぷりですが、こんな小さな王国の中にもドラゴンや魔女、妖精や、妖魔がちゃんといます。
これら“ファンタジー”的な生き物と、現代的な知性の持ち主のベンがやりあう様が楽しい作品です。
2001年6月11日に日本でレビュー済み
最愛の妻を交通事故で亡くしたベン・ホリディは、ある日「魔法の王国」の宣伝を目にし、購入。 しかし、購入した王国はとんだ欠陥商品だった。王国再建を目指してベンの闘いが始まる!
…と、こんなストーリーだけれど、随所に織りこまれているユーモアがいかにもアメリカ的。くつろぐために読む一冊ならとても楽しい。けれど、ル・グィンなみの繊細さを求めてもダメ。
こういうファンタジーはこういうファンタジーで楽しい、といったところの一冊である。(というか、シリーズなので気に入ったらどんどん続きを読めるのは嬉しいかもしれない)
…と、こんなストーリーだけれど、随所に織りこまれているユーモアがいかにもアメリカ的。くつろぐために読む一冊ならとても楽しい。けれど、ル・グィンなみの繊細さを求めてもダメ。
こういうファンタジーはこういうファンタジーで楽しい、といったところの一冊である。(というか、シリーズなので気に入ったらどんどん続きを読めるのは嬉しいかもしれない)
2002年2月7日に日本でレビュー済み
第一巻は正直☆2~3といったところですが、第五巻まで読んだ身からすると、一巻を敬遠されてはもったいないので5をつけておきます。そう、一巻はあくまで「お金持ちが現実逃避するけど逃避先だって甘くない」という、とにかくその妙味を描いたお話でありました。(それでも面白いですよ!)とってつけたようなファンタジー的ギミックは借りてきた猫のよう。しかし二巻、三巻と進むにつれ、もともとの現実世界と逃避先ランドオーヴァーが複雑に絡み合い、物語は素晴らしい緊張感を帯びて輝き始めるのです。同時に、どこか薄っぺらかったランドオーヴァーの質感も、徐々に徐々に、ファンタジーとしてのリアリティを帯びてしっとりしてくるのです。この、物語としての成長が素晴らしい。是非読んで欲しい。!!そして六巻はもう五年くらい待ってるんですけどもう出ないんですか。