1980年代の終わりに書かれたこともあり、吸血鬼 Sonja Blue はジーンズ、革ジャンそしてサングラスというパンキッシュなファッションに身を包んでいる。まるで古城を舞台にした旧作とは一線を画するように。本作はイントロダクション的な位置づけになるため彼女の本格的な活躍は、次作以降になる。
ところで「伝道師(evangelist)」をアメリカの小説、ドラマそして映画でしばしば見かける。そして揃いも揃ってうさんくさい役回りを与えられている気がするのだけれど、現実的にもそうなのだろうか。
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ミッドナイト・ブルー (ハヤカワ文庫 FT コ 3-1) 文庫 – 1997/1/1
- 本の長さ396ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日1997/1/1
- ISBN-10415020229X
- ISBN-13978-4150202293
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (1997/1/1)
- 発売日 : 1997/1/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 396ページ
- ISBN-10 : 415020229X
- ISBN-13 : 978-4150202293
- Amazon 売れ筋ランキング: - 862,235位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年9月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2001年9月18日に日本でレビュー済み
表紙の女性と賞の名前に惹かれて購入したのだけど、あまり面白くなかった。いや、たしかに、謎めいたソーニャが、なかなか魅力的だということは否めない。しかし、この作品はあくまでもシリーズものの一つ目として書かれているので、ヒロインが深く描かれていない。生き生きしていない(まあ、ドラキュラだもんね)。一作目を読んだからといって二作目を読みたくなるかは疑問。とはいえ、新興宗教の教祖のおばちゃんの放蕩ぶりは二重丸。いっそのことシリーズ丸ごと買ってから読むべきなのかも。
2002年10月28日に日本でレビュー済み
血を吸われ、バンパイヤになった女性が、逆にバンパイヤや自分を「はめた」者等を狩っていく物語。「エロい」「グロい」強烈なシーンが多く、途中で、飽きて、投げ出しかけた本です。
が、結局最後まで読んでしまいました。そんな、「惰性で読んでしまう本」でした。
格闘シーンも、多いですが、内容は普通。アクション好きには、物足らないでしょうか。
「バンパイヤの生態」に興味がある人には、魅かれるところも、多々あると思います。
が、結局最後まで読んでしまいました。そんな、「惰性で読んでしまう本」でした。
格闘シーンも、多いですが、内容は普通。アクション好きには、物足らないでしょうか。
「バンパイヤの生態」に興味がある人には、魅かれるところも、多々あると思います。
2014年3月30日に日本でレビュー済み
舞台は現代。
ただのエサとして吸血鬼に犯され殺された少女が、偶然にも日の光にも耐えられる変異吸血鬼として復活。
魔力を付与された(日本で!)銀の飛び出しナイフを武器に、レザーファッションとサングラスに身を包み、世界を舞台にして、吸血鬼と様々な伝承の魔物、超能力者たち相手に復讐と戦いを繰り広げます。
そして最終巻の三巻で、世界と人類の変革に関係した彼女の存在の意味が明らかになっていきます。
暴力描写はそれほどではないですが、性描写はわりと過激ですね。菊池秀行や夢枕獏ほどではありませんが。
展開もヒロイックながらブラックです。
一巻の敵も、テレビで有名な伝道師が超能力者の野心家で、悪徳精神科医と組んでヒロインを精神病院に監禁していたり、2巻目以降も、ヒロインの恋愛も破滅的に終わったり、男性が女性に犯されたり。
アメリカの女性作家の吸血鬼ものだからと言って「インタビューウィズバンパイア」とはまるで違うジャンルなんで
女性向きとは・・・。
個人的に気に入っているのは、
・キリスト教中心の一神教の世界設定ではなく、様々な世界の伝承が入り混じっている世界観。
ユダヤのラビが連れてるボディガードが実はゴーレムだったり、ヒロインの仲間も古代マヤ文明の王の生まれ変わり
だったり、ゴミ漁ってる浮浪者が最下級の天使だったり(一巻で、ヒロインの果たす役割のため命を助けます)と飽きさせませんし、特定の宗教臭さが鼻につかないのもいいです。
・吸血鬼も不老ではなく、世界の生物の連鎖の一部でしかない。
ヒロインを苦しめてきた傲慢な高位吸血鬼が死を迎えた後どうなるのか?ヒロインのセリフ通りに、世の中よく出来たもんです。
・終わりなかったり個人的な復讐ではなく、人類に関わった大きな話に展開していく
ただのエサとして吸血鬼に犯され殺された少女が、偶然にも日の光にも耐えられる変異吸血鬼として復活。
魔力を付与された(日本で!)銀の飛び出しナイフを武器に、レザーファッションとサングラスに身を包み、世界を舞台にして、吸血鬼と様々な伝承の魔物、超能力者たち相手に復讐と戦いを繰り広げます。
そして最終巻の三巻で、世界と人類の変革に関係した彼女の存在の意味が明らかになっていきます。
暴力描写はそれほどではないですが、性描写はわりと過激ですね。菊池秀行や夢枕獏ほどではありませんが。
展開もヒロイックながらブラックです。
一巻の敵も、テレビで有名な伝道師が超能力者の野心家で、悪徳精神科医と組んでヒロインを精神病院に監禁していたり、2巻目以降も、ヒロインの恋愛も破滅的に終わったり、男性が女性に犯されたり。
アメリカの女性作家の吸血鬼ものだからと言って「インタビューウィズバンパイア」とはまるで違うジャンルなんで
女性向きとは・・・。
個人的に気に入っているのは、
・キリスト教中心の一神教の世界設定ではなく、様々な世界の伝承が入り混じっている世界観。
ユダヤのラビが連れてるボディガードが実はゴーレムだったり、ヒロインの仲間も古代マヤ文明の王の生まれ変わり
だったり、ゴミ漁ってる浮浪者が最下級の天使だったり(一巻で、ヒロインの果たす役割のため命を助けます)と飽きさせませんし、特定の宗教臭さが鼻につかないのもいいです。
・吸血鬼も不老ではなく、世界の生物の連鎖の一部でしかない。
ヒロインを苦しめてきた傲慢な高位吸血鬼が死を迎えた後どうなるのか?ヒロインのセリフ通りに、世の中よく出来たもんです。
・終わりなかったり個人的な復讐ではなく、人類に関わった大きな話に展開していく
2003年1月1日に日本でレビュー済み
この小説のあらすじは他のレビューを参考にしていただければ良いので、何故この本、この作家が『お勧め星五つ』か、を説明いたしましょう。
まず、随所にちりばめられたファッション単語や、コミックのような過激な描写(日本の青年コミックの描写に耐えられる方ならば、別に拒絶反応も起きませんぞ)。これらは実に、映画的な演出とマッチしていて、リアルな作品世界を作りだしています。
そしてそのお陰で、これはタダの『パンクスタイルのヴァンパイア姉ちゃんの話』に堕ちていないのです。ありものの耽美小説やハンター対吸血鬼の暴力小説ではない、『ソーニャ・ブルーの世界』を作り上げているところ。
そこが一番、評価できます。
次にあげる魅力は、場面転換のうまさや、語り口の巧妙さ(プロローグの一人語りで、彼女のイメージに魅せられない方はそもそもヴァンパイアモノのお話を読むのに向いていないのではないでしょうか)にあるでしょう。読むほどに引き込まれてしまいます。
アメリカンコミックや、ゲームコミックの原作もやっている作者ですので、そこに語り口のうまさや、ドラマティックな演出のルーツがありそうです。読むにつれて、頭の中で映画が上映されるような感覚を覚えてくることでしょう。
映画やコミックが好きで、さらにそこらのヴァンパイア小説とはひと味違ったものが読みたい方には、是非ご一読をお勧めいたします。この本が気に入ったなら、続編二冊と外伝も絶対楽しめること請け合いです!
まず、随所にちりばめられたファッション単語や、コミックのような過激な描写(日本の青年コミックの描写に耐えられる方ならば、別に拒絶反応も起きませんぞ)。これらは実に、映画的な演出とマッチしていて、リアルな作品世界を作りだしています。
そしてそのお陰で、これはタダの『パンクスタイルのヴァンパイア姉ちゃんの話』に堕ちていないのです。ありものの耽美小説やハンター対吸血鬼の暴力小説ではない、『ソーニャ・ブルーの世界』を作り上げているところ。
そこが一番、評価できます。
次にあげる魅力は、場面転換のうまさや、語り口の巧妙さ(プロローグの一人語りで、彼女のイメージに魅せられない方はそもそもヴァンパイアモノのお話を読むのに向いていないのではないでしょうか)にあるでしょう。読むほどに引き込まれてしまいます。
アメリカンコミックや、ゲームコミックの原作もやっている作者ですので、そこに語り口のうまさや、ドラマティックな演出のルーツがありそうです。読むにつれて、頭の中で映画が上映されるような感覚を覚えてくることでしょう。
映画やコミックが好きで、さらにそこらのヴァンパイア小説とはひと味違ったものが読みたい方には、是非ご一読をお勧めいたします。この本が気に入ったなら、続編二冊と外伝も絶対楽しめること請け合いです!
2003年4月5日に日本でレビュー済み
現代世界を舞台に、吸血鬼ソーニャ・ブルーが繰り広げる闇の世界の闘い。シリーズ物で「ゴースト・トラップ」と続き、「フォーリング・エンジェル」で3部作完結。他に外伝として「ブラック・ローズ」がある。バイオレンスやファンタジーになじみのない人には少し読みにくいか。作中に描かれる吸血鬼像も既存のものと多少異なる。菊池秀行氏の著作が好きな人なら(自分がそう)。ひろき真冬氏のカバーイラストが最高にカッコイイ。キーワードは『銀のナイフ』。
2001年8月20日に日本でレビュー済み
彼女はソーニャ・ブルー。ミステリアスで強くてそしてとても美しい血を吸う女。でも、ただのヴァンパイアではありません。彼女の本当の正体は...と、思わせぶりに書いてしまったけど、とにかくめちゃくちゃ面白い。吸血鬼物は数々あるけれど、このストーリーはひと味違います。シリーズ化されていますが、第一作目のこの本を読み出すと必ず2昨目にも飛び込んでいくでしょう。数ある女主人公の中でもずばぬけてカッコイイ!ほれました。ヴァンパイア好きにはぜひぜひ読んでいただきたい作品です。