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スペシャリストの帽子 (ハヤカワ文庫 FT リ 3-1) 文庫 – 2004/2/1

4.4 5つ星のうち4.4 8個の評価

十歳の双子の姉妹が、母親を亡くして初めて迎える夏のこと。屋根裏部屋で、二人は帽子でない帽子〈スペシャリストの帽子〉を手に入れた……世界幻想文学大賞受賞の表題作ほか、既婚者としか関係を持たないルイーズと、チェリストとしか関係を持たないルイーズ・・・二人のルイーズを描くネビュラ賞受賞の「ルイーズのゴースト」など、全11篇。

ゴーストストーリイ、探偵小説、お伽噺など、アメリカ文学界最注目作家が軽妙なユーモアにのせて贈る、第一短篇集。アメリカ文学研究の第一人者、柴田元幸氏も大絶賛する才能が、新しい小説世界を描き出します。
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商品の説明

著者について

1969年フロリダ州マイアミ生まれ。コロンビア大学で学士号を取得し、ノースキャロライナ大学で芸術学修士号を取得。1995年に「黒犬の背に水」でデビュー後、「雪の女王と旅して」でティプトリー記念賞(1997年)、「スペシャリストの帽子」で世界幻想文学大賞(1999年)、「ルイーズのゴースト」でネビュラ賞(2001年)を受賞した。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 早川書房 (2004/2/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2004/2/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 457ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 415020358X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4150203580
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 8個の評価

著者について

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ケリー・リンク
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上位レビュー、対象国: 日本

2006年6月13日に日本でレビュー済み
この短編集はFT文庫に入っていますが、とてもとても最近流行りの「ファンタジー」という言葉ではくくれない画期的な作品だと思います。

例えば「スペシャリストの帽子」、普通に読んでいるうちにだんだんと自分が読んでいる世界が微妙に歪み、変質していきます。あれれ、ちょっとおかしいな、と思っているうちに物語が変転して最後には全く違う姿を見せます。

他の作品もそう。論理がどうとか(論理がないというわけではないですが)、オチがない、とか、普通のエンターテインメント小説を求めている方だとちょっと拍子抜けするかもしれません。でもむしろ、ケリー・リンクの創り出した世界に浸り、流されてみるのがいいと思います。読み終わった後には自分の世界がちょっと違った風に見えるはずです。

ファンタジーではくくれない、純文学とも言い切れない、そんなこの作品が日本で刊行されたことがとても嬉しいです。

ボルヘス、ジャネット・ウィンターソン、ジーン・ウルフ(短編)などが好きな方に特におすすめです。
19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年9月23日に日本でレビュー済み
YESの作品に「不思議なお話を」という曲がありますが、この本はまさにそんな感じです。ファンタジーと言うよりも不思議というイメージです。幻想小説でもなく、恐怖小説でもなく、じわじわと心の中に入り込んでくる作品たちに出会えます。
強いて言えば、大人のファンタジーです。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2004年7月27日に日本でレビュー済み
いわゆる「ファンタジー」というより「不思議な話」といった趣の短編集。
一見普通の世界のような舞台で、読んでいくうちにだんだん現実とのズレが見つかっていく。しかしそのズレ、ブレは物語の中では、ごく当たり前のこととして話は進行する。最後まで読んでも当たり前のズレは当たり前のこととして、唐突にストーリーは終わる。
終わっても、それはわたしの目から見て終わっただけで、物語世界では登場人物がそのまま、不思議な日常を生活してるんだろうな。
そんな不思議な作品ばかりの本。
読後感も物語の不思議世界に浸ります。不思議世界がこっちに染み出してくる感じ。
バカ売れするタイプの本ではないが、おもしろい本なので、ファンタジーファン以外にも読んでほしい。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年9月23日に日本でレビュー済み
本屋のポップにあったハルキズチルドレン、柴田元幸という言葉にそそられて買った1冊。
確かに村上春樹を彷彿とさせる箇所はあるものの、もっとファンタジー色が強く、あまり強くは不条理を感じない。ストーリーは確かに不条理なんだけれど。
「カーネーション、リリー、リリーローズ」のようにちょっと難解な趣のものから「雪の女王と旅して」のような童話風のものまでなかなか楽しめる1冊だと思う。
ただしどの話もちょっとした毒や混沌を含んでいるので、ハッピーエンド、心温まるお話を望む方にはあまりおすすめしない。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年4月15日に日本でレビュー済み
帽子のスペシャリストが、つばの長さのこだわりや材質など
自分の帽子について熱く語る本・・かと思えば、そんなことなく、
不思議な読後の幻想小説。
ボルヘス以降、幻想小説と現代文学って分けること自体、ナンセンスになって
きてますが、この本は、「幻想文学」と呼べるでしょ。
チェリストとしか寝ないルイーズや少女探偵、飛行訓練をする少年、
などなど、イメージ広がりますよね。
久しぶりのよい小説でした。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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