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勝負の終り - ベルガリアード物語〈5〉 (ハヤカワ文庫FT) 文庫 – 2005/6/23

4.4 5つ星のうち4.4 11個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 早川書房 (2005/6/23)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/6/23
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 589ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4150203911
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4150203917
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 11個の評価

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デイヴィッド・エディングス
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上位レビュー、対象国: 日本

2016年10月3日に日本でレビュー済み
密かに風の島を離れたガリオン、ベルガラス、シルクの三人は、敵地ガール・オブ・ナドラクを抜けて邪神トラクの眠る東の帝国マロリーに向かう。
一方、ガリオンの婚約者として<リヴァの女王>を称するセ・ネドラは西方の諸王とともに連合軍を集結させ、アルダー川を南下してミシュラク・アク・タールに迫り、ガリオン一行のために陽動作戦を敢行する。
表向きは中立の立場を貫いているトルネドラ皇帝ラン・ボルーンは、東方諸国との国交を確保しつつも、それと敵対する立場を取った愛娘セ・ネドラを支援するため、帝国随一の名将であるヴァラナ将軍と彼に仕える士官達に休暇を取らせて「参観」に送り込んだ。
将軍とはいえ、休暇中の一個人が何を「提言」しようと、トルネドラ帝国とは一切関係が無いという狡猾な老皇帝一流の論理なのだ。
しかしながら敵もさるもの、連合軍が陸送して来たチェレクの軍船と共におよそ半数の兵力をようやくマードゥ川の流れに乗せ、手数になったところに大攻勢を仕掛けてきた。
船団を逃がすための必死の戦いが行われる中、大規模な魔術の行使によって意識を失ったポルガラとそれに付添っていたセ・ネドラとダーニクの三人は、マロリー軍の精鋭部隊に拉致されてしまうのだが・・・

同じようにトラクを信奉するアンガラク諸国ではあるが、連合している西の諸国とは様子を異にしており、特にクトル・マーゴス王タウル・ウルガスとマロリー皇帝ザカーズは共に唯一なる<アンガラクの大君主>の地位を求めて敵対している。
数に勝る東軍に対して西軍が有利に立ち回るに際しては、そのあたりの政治的要素も戦略に組み込まれており、逐次盛り込まれる各宮廷の陰謀劇も含めて物語全体に緻密な背景を与えている。
前巻までに<すばしこい盗賊>シルクや<おそろしい熊>バラクなど、予言に記された各人の役割が明らかにされてきたが、唯一人ダーニクだけが、善なる常識人という以上の役割を見せていなかった。
結局のところ<二つの命を持つ男>ダーニクの役割は、この長大な物語の結末と共にあったわけだが、改めて綿密なプロットに驚かされる。
ガリオンとトラクの最終対決は何故か巨大化した状態で行われ、イメージ的なインパクトはあるものの、予言や国家間の関係を緻密に描いてきたにしては安易さが感じられた。
多くの軽妙な会話によってユーモアをたっぷり感じさせてくれた本シリーズだが、最終巻では多くの死があり、望まれていたトラクの死でさえも、父や兄弟にあたる神々による葬送にあたってガリオンも一抹の疑問を持つように描かれている。
ブランドの末子オルバン、ガリオンの幼馴染ドルーン更にアレンディア人の農奴に過ぎないデットンといった特に重要人物ではない人々の死は、予言やストーリーにではなく、読者にのみ影響を与えるもので、彼らの死に様に考えさせられることは多い。
おどけた調子の会話によって軽い印象のあるシリーズだが、多くの犠牲によって最終巻に引き締め効果が出されているようだ。
2014年1月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
早々とお送りしていただき感謝しています、子供からの依頼品だったので内容は知るよしもないけど、。
2012年10月4日に日本でレビュー済み
ベルガリアード物語 全5巻の最終巻です。1〜4巻同様、本作も分厚い本ですが、一気に最後まで読み終えてしまいました。
そしてそれら分厚い各巻を読み終えたご褒美とも言えるラストを味わえるおいしい最終巻となっています。

本作では、諸国を巻き込む大戦争の壮大なスケールの描写を味わいつつ、宿命の戦いに向かうガリオン達の冒険を堪能できます。
そして大団円を迎えたラストシーンでは、これまでの登場人物の結末を丁寧に描き、
最後まで粋な会話のやりとりと相まって、なんとも幸せな(一部ほろ苦い)気持ちにさせてくれます。
これだけの長さの小説であったにもかかわらず、もう終わりなのか、終わらないでほしいと願いながら
最後のページにたどり着くことになるでしょう。

このベルガリアード物語は全体を通して「指輪物語」的な王道ファンタジーと言え、そのストーリーも王道らしい面白さですが、
それを基礎として、やはり登場人物のキャラクター、会話、関係性が大きな魅力になっています。
ファタンタジーという世界観を通して、現代の我々の人間関係をデフォルメしたものとして楽しめる作品です。

また、単なる軽妙な会話にとどまらず「成長」や「変化」を楽しめる作品でもあり、
ガリオンやセ・ネドラといった若者達の成長と絆の深まりのほか、ある人物達のいままでの弱さの克服、
弱さを自覚した上での前進など、いずれも読んでいて小気味よいものでした。
その一方で、どうしても変えることのできない状況におかれた登場人物もおり、
そのことをわかっている大人としての振る舞いからくる「ほろ苦さ」もこの作品のスパイスになっています。

と、人物描写の面白さばかり強調してしまいましたが、ファンタジーという世界観の好きな方はもちろん、
米国製ヒューマンドラマ(ビバリーヒルズ高校白書とかフルハウスのような)が好きな方、
中世ヨーロッパなどの歴史・戦争ものが好きな方など、幅広くオススメできます。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年11月19日に日本でレビュー済み
シリーズ全般で言えることですが、矛盾が非常に多く登場人物達の動機に無理が生じると、起きなければならない出来事で片付けてしまい非常に冷めた気持ちになりました。
主人公は善良な少年として扱われていますが、人格を疑うような言動が見受けられ、全く魅力を感じませんでした。
展開に無駄が多く、特にクライマックス直前の無意味な足止めには、苛立ちを覚えました。
それでも、投げ出さず読んでいましたが、散々期待させたラストバトルはしょぼく、2人の戦いは壮絶なものだったというフォローが痛々しかったです。
魔術についてのルールが曖昧で、実は作者自身全く理解しておらず、わけのわからないことを書いて煙に巻こうとしているように思えました。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年6月24日に日本でレビュー済み
 対決するべき神トラクへの恐怖を胸に、ガリオン、シルク、ベルガラスの一行は眠れる神の待つ、”永遠の夜の都市”へと向かう。ナドラク、そしてモリンドランドを抜ける旅路では三人の個性を遺憾なく発揮して様々な遭遇をクリアしながら一歩一歩ガリオンは自分の運命へと近づいていく。その途中でのガリオンの決意と、その後のベルガラスとのやり取りはこの作品のシリアスとユーモアのコントラストを象徴するようなシーンでもある。
 その一方で、ガリオンとトラクを出会わせるために、様々な人々の運命が交錯する。愛のために犠牲を覚悟して軍を起こしたセ・ネドラもまた戦争の渦の中で様々な経験をし、その渦の中で農奴のラメールとデットンに至る様々な登場人物達がそれぞれの運命と物語を紡ぐ。
 少人数での旅路と大規模な戦争の二部構成は指輪物語を彷彿とさせるが、端役に至るまでの人物描写、敵であるアンガラク側の事情、傍観者であるニーサの動きまで含めて何とも言えず味のある人間模様を繰り広げるのがエディングス流である。人からかけ離れた神話をモチーフとしながらも、これは人々の物語でもある。
 そしてそれはクライマックスにも如実に語られる。神々の力を見せつけながらも、人間のささやかで大事でちょっと滑稽な営みがはぐくんだものの価値が示され、物語はそれぞれの日常に触れて幕を下ろす。
 読み通せば、この作家の虜になること請け合いの傑作である。続編の「マロリオン物語」、そして2005年7月から刊行予定の後日談にして前日談「魔術師ベルガラス」も楽しめる/楽しみな作品であることは間違いない。
 新装版の出版を機会に、是非このファンタジーの大傑作を手にとって欲しい。
31人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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