新作ではありません。
以前、出版されていたリフトウォー・サーガの
「魔術師の帝国」「シルバーソーン」「セサノンの暗黒」の
それぞれ上下巻を再編集して新しく出版したものです。
内容は変わっていないので、その面白さには太鼓判を押します。
ただ、少女マンガチックな新しい表紙絵がちょっと・・・
萌え要素なしの、キッチリとした内容の正統派ファンタジーなのに。
非常に残念です。なので★4つ。
男性読者はレジに持って行き辛いですね。
そもそもファンタジーにはこの手の表紙絵が多すぎる!
以下は私が旧「魔術師の帝国」に書いたレビューです。
ご参考にどうぞ。
ミドケニアという中世ヨーロッパに似た世界。
クライディーという辺境に住む2人の少年が
ある日海岸に流れ着いた異国の漂流船を発見する。
しかしそれは異次元世界ケレワンにある強大な「ツラニ帝國」の
侵略の前触れだったのである・・・
まず物語のバックボーンである世界観が秀逸かつ奥深いです。
2つの世界の地図を見ているだけで面白いです。
長いストーリーなので登場人物も多いが、キッチリ描けているので
一人一人が実に魅力的です。
つまらないファンタジーにありがちな、説明のつかない
都合の良い展開は無く、プロットも優れています。
1番素晴らしいのは、これは2人の少年の成長の物語ということです。
幕開けから最後まで、物語の中では10年以上の年月が経過します。
将来どんな大人になるのか、どんな職業に就くのか
前途に対する漠然とした不安や希望、初恋や憧れ・・・
そんな多感な少年時代に大戦争に巻き込まれることによって
2人の運命は大きく変わっていきます。
最後の1ページまで目が離せません。
緊張感を持続させる作者の力量はたいしたもんです。
訳も優れているせいか、長いけれど苦になりません。
逆に終わるのが悲しかったほど。
個人的にファンタジーではベスト3に入る作品です。
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魔術師の帝国 (ハヤカワ文庫 FT フ 2-12 リフトウォー・サーガ 第 1部1) 文庫 – 2007/9/7
レイモンド E.フィースト
(著),
岩原 明子
(翻訳)
- 本の長さ378ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2007/9/7
- ISBN-104150204489
- ISBN-13978-4150204488
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2007/9/7)
- 発売日 : 2007/9/7
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 378ページ
- ISBN-10 : 4150204489
- ISBN-13 : 978-4150204488
- Amazon 売れ筋ランキング: - 911,621位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年8月5日に日本でレビュー済み
元々長い本を2分冊にして、それでも文字がつまりすぎて読みにくかったから3分冊にしたのはいいと思います。
でも、本の中身は重厚なファンタジーなのに、ライトノベルみたいな表紙じゃ、こういうのが読みたい人が買わないで、勘違いした人が買うんじゃないか? それに、復刊するなり絶版という早さもどうなんだ?
他の本もタイトルセンスが今一だし、今回の復刊にどういう意図があったのかがわからない。中身はすごく面白い本だから、ちゃんとした出版の仕方をしてほしい。
でも、本の中身は重厚なファンタジーなのに、ライトノベルみたいな表紙じゃ、こういうのが読みたい人が買わないで、勘違いした人が買うんじゃないか? それに、復刊するなり絶版という早さもどうなんだ?
他の本もタイトルセンスが今一だし、今回の復刊にどういう意図があったのかがわからない。中身はすごく面白い本だから、ちゃんとした出版の仕方をしてほしい。
2022年4月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とてもよい状態で迅速に届けていただけました。有難う御座いました。