合金術という体内に入れた金属を燃焼させることで様々な能力を発揮できる、異能力バトルを中心とした物語をいまかいまかと持ち臨んできました。
某錬金術のような単なる魔法とは違い、飲む金属により、相反する能力である”押し”と”引き”、また”内向き”と”外向き”に発揮されるものがそれぞれあり、これにより、戦闘はロジック的で且つ常に制限がついてまわるので緊張感があります。
第一部の最終巻となるこの巻の見どころは、主人公ヴィンとシャン・エラリエルでヴィンの成長具合が見て取れ、ケルシャーと尋問官の戦いは圧巻で、金属を身につけた雑魚兵士がホイホイと道具の用に扱われていたのは笑ってしまいました。
ある人物についての結末は一巻から薄々気づいていましたが、それでも熱い物語を繰り広げてくれました。
支配王を倒す鍵となる”11番目の金属”の効果については案外拍子抜けでしたが、そこから倒すヒントとなるので納得できました。
話では、まだ未知の金属があるのではないかという感じだったので、これは、完結といわないで是非3部作の完結まで刊行して欲しいです。
一連を読んで思ったのですが、自分には翻訳の難しさはわかりませんが、どうも文章が少し回りくどく、直訳でもしたのか?っていうくらいの不満がちょいちょいありました。とても読みやすく、且つ読ませてくれる物語なので、もう少しライトノベルタッチにした方が良いと思います。

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
ミストボーン―霧の落とし子〈3〉白き海の踊り手 (ハヤカワ文庫FT) 文庫 – 2009/9/18
白き海の踊り手
- 本の長さ415ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2009/9/18
- ISBN-104150205027
- ISBN-13978-4150205027
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2009/9/18)
- 発売日 : 2009/9/18
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 415ページ
- ISBN-10 : 4150205027
- ISBN-13 : 978-4150205027
- Amazon 売れ筋ランキング: - 433,783位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 86位ハヤカワ文庫 FT
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2009年9月23日に日本でレビュー済み
2010年7月8日に日本でレビュー済み
3巻全部5つ星です。中身の濃い大人のファンタジーを久しぶりに読みました。金属を体内で燃やす合金使いという発想がおもしろい。それぞれの金属の効果や霧の使いの呼び名、キャラクター設定もよく書き込まれていて、ストーリーも飽きさせず、申し分ない。ヴィンがヴァレット嬢の姿に慣れていく細かい部分とかも無理がなく、手抜きを感じない。
2009年11月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
思わず買った花いちもんめ なのだった これはこれでそこそこだった が 座り込んで反芻するほどでもないか・・・ ストーリーの解説は重ねることも無かろうが たしかに「合金術」というアイデアは面白い 結果 なんだろこの既視感? と 思い当たった 台湾チャンバラだっ のどかなりしじっそー君の吊り(あー あさりよしとおがはいってしもた)じゃなくて これはもう びゅんびゅんの台湾チャンバラワイヤーアクションですよ
虐げられた下層民を蜂起させて異能者集団が立ち向かう相手は 千年の齢を保つ超異能者 もはや絶望的な土壇場でで真の覚醒に至るヒロイン 真面目に地道に王様業に就く貴公子 多彩なキャラも揃ってます
でも まさかこれで完結 じゃないだろう と思う このままおっぽり出されたら気分悪いじゃないか
何やら変動があって失われた豊かな自然 そもそも千年の支配者が出現する原因となった脅威ってなに? 奇っ怪な霧の生き物ってどうやって発生したの? そいつらはどうやら知性を持ってしかもなかなか金銭感覚もしっかりしているらしい 「霧」の正体って何? 答えられていない謎が残った きっと来週に続く・・・だよ
虐げられた下層民を蜂起させて異能者集団が立ち向かう相手は 千年の齢を保つ超異能者 もはや絶望的な土壇場でで真の覚醒に至るヒロイン 真面目に地道に王様業に就く貴公子 多彩なキャラも揃ってます
でも まさかこれで完結 じゃないだろう と思う このままおっぽり出されたら気分悪いじゃないか
何やら変動があって失われた豊かな自然 そもそも千年の支配者が出現する原因となった脅威ってなに? 奇っ怪な霧の生き物ってどうやって発生したの? そいつらはどうやら知性を持ってしかもなかなか金銭感覚もしっかりしているらしい 「霧」の正体って何? 答えられていない謎が残った きっと来週に続く・・・だよ
2009年11月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マジで面白いと思います。ミストボーンを探し当てるくらいの人なら、まず損はしないでしょう。スッと読んでいける不思議な読みやすさがあると思いました。内容も満足出来るボリュームでしたし、漫画にもなりそうな設定に親近感を感じることも。主人公の心情変化も無理のないもので個人的には星5つです。が、惜しむらくはカバーイラスト。自分には合わないなぁ、ということで星1つ引いてます。