1800年代のヨーロッパを舞台に、才能がありながら、若すぎることでオーケストラに受け入れられない青年の苦悩を描いた物語。
だけなら普通なのだが、そこに当時はあり得なかった音響機器が登場したら、それは受け入れられる人とそうでない人に分かれるだろう。受け入れられる人は幸せだ。この独特の世界に思う存分、酔いしれることができる。「魔笛」と呼ばれる麻薬を使って「最高の音楽」を探し続けるフランツ。著者は、人類最大の快楽は音楽であると言ってはばからない。
最後には、機械による音楽とブルックナーのオルガン演奏との対決があり、クラシックファンならずとも手に汗をにぎる。この独特の世界、一度はまると癖になる作家である。
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ムジカ・マキーナ (ハヤカワ文庫JA) 文庫 – 2002/5/10
高野 史緒
(著)
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1870年、理想の音楽を希求するベルンシュタイン公爵は、
訪問先のウィーンで、音楽を絶対的な快楽に変える麻薬“魔笛"の流行を知る。
その背後には、ある画期的な技術を売りにする舞踏場の存在があった。
調査を開始した公爵は、やがて新進音楽家フランツらとともに、〈魔笛〉と〈音楽機械=ムジカ・マキーナ〉をめぐる謀略の渦中へ堕ちていく。
虚実混淆の西欧を舞台に究極の音楽を幻視した江戸川乱歩賞作家のデビュー長編。
訪問先のウィーンで、音楽を絶対的な快楽に変える麻薬“魔笛"の流行を知る。
その背後には、ある画期的な技術を売りにする舞踏場の存在があった。
調査を開始した公爵は、やがて新進音楽家フランツらとともに、〈魔笛〉と〈音楽機械=ムジカ・マキーナ〉をめぐる謀略の渦中へ堕ちていく。
虚実混淆の西欧を舞台に究極の音楽を幻視した江戸川乱歩賞作家のデビュー長編。
- 本の長さ478ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2002/5/10
- ISBN-104150306931
- ISBN-13978-4150306939
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商品の説明
著者について
高野史緒
1966年茨城県生まれ。お茶の水女子大学人文科学研究科修士課程修了。
1995年、第6回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作の『ムジカ・マキーナ』で作家デビュー。
以降、音楽や舞踏などの芸術をテーマに、中世・近代西欧の史実に現代の科学技術を大胆に外挿した歴史改変小説『カント・アンジェリコ』『ヴァスラフ』を発表、
その集大成ともいえる連作長篇『アイオーン』『ラー』『赤い星』(以上3作、ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)などで高い評価を得ている。
2012年、『カラマーゾフの妹』で第58回江戸川乱歩賞を受賞。
1966年茨城県生まれ。お茶の水女子大学人文科学研究科修士課程修了。
1995年、第6回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作の『ムジカ・マキーナ』で作家デビュー。
以降、音楽や舞踏などの芸術をテーマに、中世・近代西欧の史実に現代の科学技術を大胆に外挿した歴史改変小説『カント・アンジェリコ』『ヴァスラフ』を発表、
その集大成ともいえる連作長篇『アイオーン』『ラー』『赤い星』(以上3作、ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)などで高い評価を得ている。
2012年、『カラマーゾフの妹』で第58回江戸川乱歩賞を受賞。
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2002/5/10)
- 発売日 : 2002/5/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 478ページ
- ISBN-10 : 4150306931
- ISBN-13 : 978-4150306939
- Amazon 売れ筋ランキング: - 695,364位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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高野史緒(たかの・ふみお)
1966年茨城県土浦市生まれ。お茶の水女子大学人文科学研究科修士課程終了。
1995年、第6回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作『ムジカ・マキーナ』でデビュー。
2012年、『カラマーゾフの妹』で第58回江戸川乱歩賞を受賞。主な著作に『カント・アンジェリコ』、『赤い星』、『時間は誰も待ってくれない 21世紀東欧SF・ファンタスチカ傑作集』(編纂)、『翼竜館の宝石商人』等がある。Kindle Singles ではジョン・グリビン著『ビッグバンとインフレーション:世界一短い最新宇宙論入門』を翻訳している。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年4月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
クラシックファンにおすすめ、というレビューを読んで購入しましたが期待はずれでした。面白くなかったです。
2009年10月29日に日本でレビュー済み
近代欧州の王宮に支えられたクラシック音楽と
現代テクノロジーに裏付けられたアンビエント音楽を
話の上でも統合させた、近代SFサスペンス小説。
いい意味でも悪い意味でも、最終的な評価は
このアマルガムを受け入れられるかどうか、
という点に尽きる。残念ながら私には難しい。
音楽の知識が詳しいのはわかる。が、例えば
欧州の同時期をよく舞台に設定する佐藤亜紀の小説と
比較しても、時代の描き方が安くて薄いことは否めない。
現代テクノロジーに裏付けられたアンビエント音楽を
話の上でも統合させた、近代SFサスペンス小説。
いい意味でも悪い意味でも、最終的な評価は
このアマルガムを受け入れられるかどうか、
という点に尽きる。残念ながら私には難しい。
音楽の知識が詳しいのはわかる。が、例えば
欧州の同時期をよく舞台に設定する佐藤亜紀の小説と
比較しても、時代の描き方が安くて薄いことは否めない。