無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
目を擦る女 (ハヤカワ文庫 JA コ 3-1) 文庫 – 2003/9/1
小林 泰三
(著)
- 本の長さ287ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2003/9/1
- ISBN-104150307369
- ISBN-13978-4150307363
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2003/9/1)
- 発売日 : 2003/9/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 287ページ
- ISBN-10 : 4150307369
- ISBN-13 : 978-4150307363
- Amazon 売れ筋ランキング: - 789,108位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
昭和37年 京都にて誕生。
平成7年 「玩具修理者」にて第2回日本ホラー小説大賞短編賞受賞
平成10年 「海を見る人」にて第10回 S-F マガジン読者賞国内部門受賞
平成14年 「玩具修理者」映画化 (製作総指揮: 奥山和由、監督: はくぶん、主演: 田中麗奈)
平成18年 日本 SF 新人賞最終選考委員(~平成20年)
平成24年 『天獄と地国』にて第43回星雲賞日本長編部門受賞
平成26年 『アリス殺し』にて2014年啓文堂書店文芸書大賞受賞
平成29年 『ウルトラマンF』にて第48回星雲賞日本長編部門受賞
現在に至る。
社団法人 日本推理作家協会会員
宇宙作家クラブ会員
好きな言葉: 一石二鳥、棚から牡丹餅
嫌いな言葉: 努力、やる気
ホームページ: 小林泰三の不確定領域
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/kbys_ysm/
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年7月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
やっぱり小林泰三先生のホラー小説にハズレはないですね!タイムマシンのやつだけちょっとオチが弱いかなって思ったけど。だけどやっぱり面白い!
2018年6月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
覚醒するにつれて夢の中の世界が消えていくのときの喪失感を思い出し、現実だと思っているこの世界も、いつかそのように失われてしまうのではないかと怖くなる。
『刻印』には、個人的に好みなシーンがあった。ネタバレになってしまうのであまり言えない。
『刻印』には、個人的に好みなシーンがあった。ネタバレになってしまうのであまり言えない。
2014年5月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ここまでレベルの高い短編を連作できる作家はそうはいません。
『目を擦る女』
おそらく、表紙に持ってくると一番ホラー感がでるので採用されたであろう短編。描写自体や2つの異なる現実の描写に過去作品(奇憶など)と似たような小林泰三ワールドが垣間見える。小林泰三作品を最初に読む人にはややハードルが高め。そこまで落差の激しいオチではないのでピンとこないかもしれないが、雰囲気はバツグン。
『超限探偵Σ』(【注意!】ネタバレ書いてます)
モザイク事件簿に繋がる話になっている。小林ファンにはおなじみの「ドクターマル……」との関連性が?? 超絶な論理力によって、凡その名探偵では解決できないような難事件(超事件?)をバカミス風にアレンジしてあります。SFチックなのも特徴でしょう。個人的に1、2位で気に入っています。
『脳喰い』
小林泰三作品を読んだことが無いなら、この作品から読むべきでしょう。星新一さんや阿刀田さん的なショートショートに慣れた方では無いと落ちの予想が難しいと思います。おそらく落ちで驚きがあるはずです。ややグロでしょうか。
『空からの風が止む時』
落ちが読めるのはよっぽど物理やSFに長けた方のみでしょう。言っている内容が分からないこともあるかもしれません。通称「ファーストコンタクト」ものにジャンル分けされる本作ですが、例えば漫画ハンターハンターのように、通常の「ファーストコンタクト」的な落ちより斜め上の落ちに驚かされるはずです。
ファーストコンタクトとは、人類と異星人の初接触に注目した作品のことで、ETなどのことです。本作はハードSFタッチ(もしくはハードSFストライク)です。
『刻印』
ゲームの「蚊」のメディアミックス戦略上での作品です。小林泰三先生は、ネスレ(キットカット)のおまけ用に小説を書いたり、QRコードを実験的に取り入れた作品をお書きになります。そんなキャンペーンの乗りで読むと面白いかもしれません。個人的な評価は今作の中では低めです。吸血鬼ものならば、「ネフィリム」がオススメです。是非、レビューや意見などを検索してみてください。
『未公開実験』
「試作品三号」が好きな方は、おそらく好めるでしょう。例のマッドサイエンティストがタイムマシンを作ります。人造救世主のグリゴリの透明化能力といい、血沼領域(非物理的なタイムスリップ、収録作は「玩具修理者」の「酸歩」と「超時間の闇」収録の「大いなる種族」です)といい、普通の小説家が想像しないような手法を編み出させたら日本随一でしょう。落ちもさることながら、タイムマシンの原理にSF的好奇心が満たされるはずです。
『予め決定されている明日』
ハードSFの展開をホラーで落とすという見事にまとまった展開に驚かされるはずです。オメガ次元人のケムロが言う「光なんて都合のいいもの……」の下りは実にハードSF的な台詞です。SFの知識が無い方でも、ファンタジーとホラーのミックスとして楽しめるはずです。
星5つ以外はありえません。日本で得られる最高レベルの短編集の一つです。私は、この著者の作品ならば、1万円は毎回支払っても良いと考えています。
『目を擦る女』
おそらく、表紙に持ってくると一番ホラー感がでるので採用されたであろう短編。描写自体や2つの異なる現実の描写に過去作品(奇憶など)と似たような小林泰三ワールドが垣間見える。小林泰三作品を最初に読む人にはややハードルが高め。そこまで落差の激しいオチではないのでピンとこないかもしれないが、雰囲気はバツグン。
『超限探偵Σ』(【注意!】ネタバレ書いてます)
モザイク事件簿に繋がる話になっている。小林ファンにはおなじみの「ドクターマル……」との関連性が?? 超絶な論理力によって、凡その名探偵では解決できないような難事件(超事件?)をバカミス風にアレンジしてあります。SFチックなのも特徴でしょう。個人的に1、2位で気に入っています。
『脳喰い』
小林泰三作品を読んだことが無いなら、この作品から読むべきでしょう。星新一さんや阿刀田さん的なショートショートに慣れた方では無いと落ちの予想が難しいと思います。おそらく落ちで驚きがあるはずです。ややグロでしょうか。
『空からの風が止む時』
落ちが読めるのはよっぽど物理やSFに長けた方のみでしょう。言っている内容が分からないこともあるかもしれません。通称「ファーストコンタクト」ものにジャンル分けされる本作ですが、例えば漫画ハンターハンターのように、通常の「ファーストコンタクト」的な落ちより斜め上の落ちに驚かされるはずです。
ファーストコンタクトとは、人類と異星人の初接触に注目した作品のことで、ETなどのことです。本作はハードSFタッチ(もしくはハードSFストライク)です。
『刻印』
ゲームの「蚊」のメディアミックス戦略上での作品です。小林泰三先生は、ネスレ(キットカット)のおまけ用に小説を書いたり、QRコードを実験的に取り入れた作品をお書きになります。そんなキャンペーンの乗りで読むと面白いかもしれません。個人的な評価は今作の中では低めです。吸血鬼ものならば、「ネフィリム」がオススメです。是非、レビューや意見などを検索してみてください。
『未公開実験』
「試作品三号」が好きな方は、おそらく好めるでしょう。例のマッドサイエンティストがタイムマシンを作ります。人造救世主のグリゴリの透明化能力といい、血沼領域(非物理的なタイムスリップ、収録作は「玩具修理者」の「酸歩」と「超時間の闇」収録の「大いなる種族」です)といい、普通の小説家が想像しないような手法を編み出させたら日本随一でしょう。落ちもさることながら、タイムマシンの原理にSF的好奇心が満たされるはずです。
『予め決定されている明日』
ハードSFの展開をホラーで落とすという見事にまとまった展開に驚かされるはずです。オメガ次元人のケムロが言う「光なんて都合のいいもの……」の下りは実にハードSF的な台詞です。SFの知識が無い方でも、ファンタジーとホラーのミックスとして楽しめるはずです。
星5つ以外はありえません。日本で得られる最高レベルの短編集の一つです。私は、この著者の作品ならば、1万円は毎回支払っても良いと考えています。
2013年12月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
流石小林さんの小説面白い。
小林ワールド全開。
お勧め。。。。;。7
小林ワールド全開。
お勧め。。。。;。7
2021年12月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
からなのか、SFチックだったからなのか、
ファンタジーっぽかったからなのか、
もうちょっとホラーして欲しかったのか、
彼の他の作品ほどは楽しめなかったです。
読解力のなさから、オチがわからなかったりしたのも
原因でしょう。
ファンタジーっぽかったからなのか、
もうちょっとホラーして欲しかったのか、
彼の他の作品ほどは楽しめなかったです。
読解力のなさから、オチがわからなかったりしたのも
原因でしょう。
2004年8月30日に日本でレビュー済み
表題作を描いた恐いカバーイラストの絵に喩えて言えば、目ん玉がぐるりと廻って、裏側にある世界を垣間見せてくれるような……そんな味わいのあるSF短編集である。軽いタッチの作品からハードなものまで、ヴァラエティに富んだ短篇が7つ。「仮想現実」をテーマに、「伸身の新月面」のようなひねりを効かせた短篇がいくつもあって、かなり楽しめた。
マイ・フェイバリット短篇ベスト3は、「目を擦る女」「未公開実験」「予め決定されている明日」。
「目を擦る女」――どっちが現実でどっちが夢なのか、だんだん分からなくなってくる不気味な話の展開に、ぞくぞくさせられた。
「未公開実験」――話が噛み合わない登場人物たちのコミカルな会話がおかしかった。
「予め決定されている明日」――そろばんの計算があることを決めているという話の設定が面白かったのと、幻想領域にのめり込んでいくエピローグの恐さ。そして最後に置かれたこの短篇と冒頭の「目を擦る女」がどこかで繋がっているような、作品配置の妙も感じた。
マイ・フェイバリット短篇ベスト3は、「目を擦る女」「未公開実験」「予め決定されている明日」。
「目を擦る女」――どっちが現実でどっちが夢なのか、だんだん分からなくなってくる不気味な話の展開に、ぞくぞくさせられた。
「未公開実験」――話が噛み合わない登場人物たちのコミカルな会話がおかしかった。
「予め決定されている明日」――そろばんの計算があることを決めているという話の設定が面白かったのと、幻想領域にのめり込んでいくエピローグの恐さ。そして最後に置かれたこの短篇と冒頭の「目を擦る女」がどこかで繋がっているような、作品配置の妙も感じた。
2006年7月18日に日本でレビュー済み
ネタがほとんどかぶってる。この短編のほとんどはヴァーチャルリアリティ、仮想現実、夢、という現実じゃないところに取り込まれた人間の話を書いている。
しかも、そんな同じネタをやりながらもそれぞれの短編にどくとくの凄みがあって、飽きることもなく読める。SFとホラーに片足を突っ込んだへんなものが読みたい人におすすめ。
個人的に、この人と乙一が今の短編作家の中でつきぬけていると思うんだが。
しかも、そんな同じネタをやりながらもそれぞれの短編にどくとくの凄みがあって、飽きることもなく読める。SFとホラーに片足を突っ込んだへんなものが読みたい人におすすめ。
個人的に、この人と乙一が今の短編作家の中でつきぬけていると思うんだが。