天冥シリーズの大ファンとしては、シリーズの各巻を彷彿とさせる著者のエッセンスを感じつつ、この作品だからこその世界観と人々の魅力に深く惚れ込むことができた。
日本的だな、とは感じていたものの、ラストの参考文献リストの数の多さには感服した。これほど明確に史実を題材としながら、まったく別の時間、別の惑星、別の人々の物語として緻密かつ多様な社会を再構築することができるのはこの著者ならではであった。
最高の読み応え、素晴らしい『復興SF』であった。ありがとう。
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復活の地 3 (ハヤカワ文庫 JA オ 6-5) 文庫 – 2004/10/1
小川 一水
(著)
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- 本の長さ479ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2004/10/1
- ISBN-104150307709
- ISBN-13978-4150307707
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2004/10/1)
- 発売日 : 2004/10/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 479ページ
- ISBN-10 : 4150307709
- ISBN-13 : 978-4150307707
- Amazon 売れ筋ランキング: - 918,342位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1975年岐阜県生まれ。1996年、『まずは一報ポプラパレスより』で長篇デビュー(河出智紀名義)。
2003年発表の月面開発SF『第六大陸』が第35回星雲賞日本長編部門を受賞して以降、骨太な本格SFの書き手として活躍を続けている。また、2005年の短篇集『老ヴォールの惑星』で「ベストSF2005」国内篇第1位を獲得、収録作の「漂った男」で第37回星雲賞日本短編部門を受賞した。
他の作品に『復活の地』『天涯の砦』『時砂の王』『フリーランチの時代』(以上、ハヤカワ文庫JA)、『導きの星』など。
ホームページは、小川遊水池 http://homepage1.nifty.com/issui
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年1月31日に日本でレビュー済み
一巻の読み始めとは異なって、しっかりSFとして完結しました
ただの災害もので終わらせない、あるいはただのSFで終わらせない幅広さはさすがだなと感服
ただの災害もので終わらせない、あるいはただのSFで終わらせない幅広さはさすがだなと感服
2004年11月3日に日本でレビュー済み
星雲賞受賞作『第六大陸』に続く読み応えのあるSF秀作でした。折りしも新潟中越震災が発生した頃に3巻が発売されたのは、偶然でしょうが、不思議な気がしました。小川一水さんの『強救戦艦メデューシン』『回転翼の天使』からのテーマである、組織の壁を越えないと対応できないほどの異常自体(災害や戦争)で、中央集権的な硬直した組織が、現場の専門家や人々を無視していくことへの怒りがあります。その課題への答えが、市民の連帯とボランティアを押し出しているところは、少し青臭く理想主義的ですが、結局は市民の自発性がなければ、という結論は、なかなか考えさせられるものがあります。同時に権力が創りだした最強の対処能力を持つ組織である軍隊を描いているところは、よく考えているなぁとも思います。
もともとちょっとかわったライトノベルを中心に描いてきたSF作家だったのですが、『導きの星』『第六大陸』とハードSFといってもいい難しい設定で、にもかかわらずライトノベル出身らしい「軽く」感じさせるキャラクター設定で、とても読みやすい作風です。といっても、小野不由美の『十二国記』もライトノベルだということを考えると、結局はジャンルではなくて、「いいものはいい」ということなのでしょう。
ちなみに、18歳で建国以来最大の危機に際して、レンカの最高権力者に就任したハルハナミア内親王スミルは、健気ですごくかわいかったです。惜しむらくは、彼女とセイオとの淡い恋をもっと掘り下げて欲しかったこと。
もともとちょっとかわったライトノベルを中心に描いてきたSF作家だったのですが、『導きの星』『第六大陸』とハードSFといってもいい難しい設定で、にもかかわらずライトノベル出身らしい「軽く」感じさせるキャラクター設定で、とても読みやすい作風です。といっても、小野不由美の『十二国記』もライトノベルだということを考えると、結局はジャンルではなくて、「いいものはいい」ということなのでしょう。
ちなみに、18歳で建国以来最大の危機に際して、レンカの最高権力者に就任したハルハナミア内親王スミルは、健気ですごくかわいかったです。惜しむらくは、彼女とセイオとの淡い恋をもっと掘り下げて欲しかったこと。
2004年10月30日に日本でレビュー済み
小川 一水さんの作品を初めて読ませていただきました。ストーリーのテンポの良さ。しっかりとした資料に基づく世界観の構成。どれも見事だと思います。地震災害をテーマとしたのもタイムリーでしたね。
これから他の作品を読破しようと思います。
これから他の作品を読破しようと思います。
2013年12月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
終わり方はこれでよかったのだと思う。現実にこの様な危機が起きた時に登場人物のように動く人がその役職にいてくれれば良いが、、
2007年9月8日に日本でレビュー済み
うーん、完結編になったこの本に関しては、評価は上がらないですね。第二次震災がダイジェストみたいに巻き気味で執筆されているし、セイオとスミルの互いの恋愛感情が…小川さんはあまり恋愛小説向きじゃないのかな、ちょっと単純過ぎて作品に影響が出ちゃったかな、という気がします。ただ、このシリーズは、良かったですよ。お薦め出来ます。セイオは興味深い男ですよ。
2018年2月3日に日本でレビュー済み
震災の描き方が、その後の人々の行動を含めてリアルに感じる。
セイオの行動と実際の政府の行動を対比して憤りを覚えた。この作品を最初に読み終えた日が2011年3月10日だった事も影響しているだろうけども、あてにならない政府の酷さを目の当たりにした心境だった。
フィクションとの比較で批判される政府も哀れかもしれないが、阪神淡路震災の経験もこの作品に反映されている様にも思えたので、あながち的外れな批判ではなかろう。
セイオの行動と実際の政府の行動を対比して憤りを覚えた。この作品を最初に読み終えた日が2011年3月10日だった事も影響しているだろうけども、あてにならない政府の酷さを目の当たりにした心境だった。
フィクションとの比較で批判される政府も哀れかもしれないが、阪神淡路震災の経験もこの作品に反映されている様にも思えたので、あながち的外れな批判ではなかろう。