UMAにまつわる連絡短編集ですが、個々の作品で真相とされるUMAの正体は、作品の中だけで通じるご愛嬌と割り切ったほうが良いと思います。
個人的には気に入りましたが、誰にでも薦められるかというと、アクの強い主人公、悪趣味な描写、割と簡単に人が死んでしまう展開など、合わない人も多いかもしれません。
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UMAハンター馬子 1 完全版 (ハヤカワ文庫 JA タ 6-3) 文庫 – 2005/1/1
田中 啓文
(著)
- 本の長さ439ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2005/1/1
- ISBN-104150307806
- ISBN-13978-4150307806
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2005/1/1)
- 発売日 : 2005/1/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 439ページ
- ISBN-10 : 4150307806
- ISBN-13 : 978-4150307806
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,174,080位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年6月6日に日本でレビュー済み
「どケチでど派手、傲慢かつ淫乱な”大阪のおばはん”」という女主人公、蘇我家馬子のキャラクターがまずユニーク。こんな人ほんとに知り合いにいたら、マジでえらいメイワク、と思うが、なぜか憎めない感じ。この型破りのヒロインが不老不死伝説のある土地を訪ね歩き、ネッシー、ツチノコといったUMA(ユーマと読むんですね)の謎に挑んでゆくんですが、その謎解きがなかなか新たな視点で面白い。作者のUMAへの愛が感じられる「UMA豆知識」は勉強(?)になりますよ。駄洒落も満載なのでアホになって楽しみましょう。
2008年1月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2002年に学研M文庫から出たものの復刊。
UMAと民俗学と駄洒落を混ぜ合わせたような小説。読む人を選ぶタイプの本で、下品な描写や下らないオチに耐えられない人は手を出さない方が無難だろう。
メインテーマはUMA。1巻に出てくるのは、ネッシー、ツチノコ、キツネ。UMAの基本をたどりつつ、ひねりを加えている点が面白い。
もうひとつの特徴は人情味である。下品・我がままのなかに、人間の温かみが混ぜ込まれている。それが作品の奥行きを広げている。ちょっとあざといような気がしないでもないけど。
あらゆる意味で大阪っぽい一冊。
UMAと民俗学と駄洒落を混ぜ合わせたような小説。読む人を選ぶタイプの本で、下品な描写や下らないオチに耐えられない人は手を出さない方が無難だろう。
メインテーマはUMA。1巻に出てくるのは、ネッシー、ツチノコ、キツネ。UMAの基本をたどりつつ、ひねりを加えている点が面白い。
もうひとつの特徴は人情味である。下品・我がままのなかに、人間の温かみが混ぜ込まれている。それが作品の奥行きを広げている。ちょっとあざといような気がしないでもないけど。
あらゆる意味で大阪っぽい一冊。
2022年7月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
着眼点に期待して読んだけど、漫画。
中学生とかなら喜んで読むかなあ。
軽すぎて、読書した気にもなれない。
続編は読みません。
中学生とかなら喜んで読むかなあ。
軽すぎて、読書した気にもなれない。
続編は読みません。
2005年1月31日に日本でレビュー済み
文庫と新書とばらばらに発表された馬子シリーズが、書下ろしを加えて全2巻の完全版で再登場しました!けなげな少女イルカと、どぎつくすけべえな大阪のおばさん風の謎の女、馬子が、不老不死の秘密をさがす旅の途上で次々と出くわすUMA(未確認生物)の正体を明かしていくという内容で、オカルトというよりはSFミステリーになるでしょう。この巻では例えばツチノコの正体を結構論理的に解き明かしていて、ダジャレ好きの作者が単なるダジャレ好きではないことを再認識させてくれます。
2012年12月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
希書と言えるでしょう。アクが強いので、評価は分かれるでしょうが。
2005年6月28日に日本でレビュー済み
学研からシリーズ2冊が出版されて、その後中断したまま(どうやら出版社の都合だったよう)、どうなるのかとても気になっていた『UMAハンター馬子』が、この度出版社を替えて無事完結。まずはめでたい。
UMAとは、ネッシーや雪男(イエティ)、ツチノコなど目撃情報や足跡などは見つかるが、その存在が確認されていない生物のこと。伝統芸能である「おんびき祭文」の語り手である蘇我家馬子が、祭りやイベントで訪れる日本各地でUMAと遭遇、不思議な事件に巻き込まれるといったストーリー。なぜ馬子がUMA情報のある土地を選んで出向くのかも、シリーズを通した大きな謎になっています。
さてこの馬子という人が、なんとももの凄い。芸の腕は超一流なのだが、その性格といったら・・・。派手でわがまま、下品で図々しく大食い。どケチでどすけべえと、もうどうしようもない。こんな最悪なおばさんをはじめ、その芸にあこがれて弟子入りしたまだ未成年の少女イルカ、二人の前に姿を見せる全身黒ずくめの服装の謎の男などなど、キャラが立ちまくりの登場人物に、意外性と笑いにあふれたストーリー、スーッと力が抜けていくようなダジャレ等々、SFファン伝奇ミステリファンならずともじゅうぶんに満腹満足するてんこ盛りな内容です。読んで驚き笑うべし。
UMAとは、ネッシーや雪男(イエティ)、ツチノコなど目撃情報や足跡などは見つかるが、その存在が確認されていない生物のこと。伝統芸能である「おんびき祭文」の語り手である蘇我家馬子が、祭りやイベントで訪れる日本各地でUMAと遭遇、不思議な事件に巻き込まれるといったストーリー。なぜ馬子がUMA情報のある土地を選んで出向くのかも、シリーズを通した大きな謎になっています。
さてこの馬子という人が、なんとももの凄い。芸の腕は超一流なのだが、その性格といったら・・・。派手でわがまま、下品で図々しく大食い。どケチでどすけべえと、もうどうしようもない。こんな最悪なおばさんをはじめ、その芸にあこがれて弟子入りしたまだ未成年の少女イルカ、二人の前に姿を見せる全身黒ずくめの服装の謎の男などなど、キャラが立ちまくりの登場人物に、意外性と笑いにあふれたストーリー、スーッと力が抜けていくようなダジャレ等々、SFファン伝奇ミステリファンならずともじゅうぶんに満腹満足するてんこ盛りな内容です。読んで驚き笑うべし。
2006年1月30日に日本でレビュー済み
UMA(未確認生物)の薀蓄がすごいのと、斬新な解釈(とくにツチノコね)に免じて、かろうじて星2つ。
とにかく主役の馬子が不快極まりなく、とても笑うどころではない。
この巻では、とくに四話がひどい。
弟子のイルカに八つ当たりする馬子。
自分の失敗をイルカのせいにする馬子。
イルカにデコピンする馬子。
イルカにビンタする馬子。
イルカを張り倒す馬子。
たこ焼きの材料を買うために、イルカに山道を三往復させる馬子。
・・・といったものが見物できる。これ、笑う所なんですかねえ。
とにかく主役の馬子が不快極まりなく、とても笑うどころではない。
この巻では、とくに四話がひどい。
弟子のイルカに八つ当たりする馬子。
自分の失敗をイルカのせいにする馬子。
イルカにデコピンする馬子。
イルカにビンタする馬子。
イルカを張り倒す馬子。
たこ焼きの材料を買うために、イルカに山道を三往復させる馬子。
・・・といったものが見物できる。これ、笑う所なんですかねえ。