グイーン グイーン この人にはなまえがふたーつ~
グイーン グイーン 中島にーはー批評が多数~
★★中断★★
ところでこれだけ長く書いている人のファン層とはどんなものなのか。
SF大会やイベントに出て来るような三次元を侵食するような体格のひとなのだろうか。
それとも夢見がちな少女の心を持ったひとなのか。
興味は尽きない。
だが私が思うのは、これだけの水準でよくもここまで書けるということだ。これはまるで、バッハやヘンデルのような職業音楽家のようではないか。バロックという響きもこの方の作風に合っているような気がする。
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火の山 グイン・サーガ(102) (ハヤカワ文庫JA) 文庫 – 2005/6/9
栗本 薫
(著)
- 本の長さ317ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2005/6/9
- ISBN-104150307997
- ISBN-13978-4150307998
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2005/6/9)
- 発売日 : 2005/6/9
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 317ページ
- ISBN-10 : 4150307997
- ISBN-13 : 978-4150307998
- Amazon 売れ筋ランキング: - 534,834位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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別名に中島梓。東京生まれ。
早稲田大学文学部卒。1977年中島梓名義の「文学の輪郭」で群像新人賞評論部門を受賞。
1978年『ぼくらの時代』で江戸川乱歩賞受賞。以後、作家・栗本薫、評論家・中島梓を使い分けて多彩な文筆活動を展開する。
小説作品は、ミステリ、SF、時代小説、耽美小説と多岐にわたる。1979年よりスタートした、ライフワークともいうべき一大長篇ロマン「グイン・サーガ」は、2005年に100巻を達成したが、2009年著者病没により130巻が最終巻となった。著書は『弦の聖域』、『魔界水滸伝』、『真夜中の天使』など、400冊を超える。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年5月15日に日本でレビュー済み
本書では山火事に追われるように山道を登ってゆくグインとスカール軍に関する描写と、グインの刃に貫かれて瀕死の傷を負ったイシュトヴァーンの夢うつつの回想の二面から構成される。イシュトヴァーンの回想はいわば「これまでのおさらい」であるだけに、そこから新たな展開が拓けてくるわけではない。一方グインとスカール軍の道行きは山火事の炎に追い立てられる強行軍と化す。その強行軍はいよいよ山頂に辿り着き、炎に取り囲まれてどこにも逃げ場がなくなったとき、いささか唐突に決着がもたらされる。一方イシュトヴァーンはといえば、回想が尽き果て、意識を取り戻すまでが描かれている。
2005年6月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
グインがノスフェラスから中原に戻り、イシュトヴァーンの捕囚となってからの混沌がやっと一段落を迎えます。今回は『男気』がテーマですね。今や生まれた時からの予言通り、ゴーラの王となったイシュトヴァーン。名声も権力も手にした彼が本当に欲しているものは何なのか。火に囲まれ万事休すのグインとスカール。その時彼らが下した結論とは。前巻ではグインが自分の弱みをスカールに吐露。そして、今巻ではスカールが。このシリーズの中でずばぬけて気丈夫だった二人。彼らが本気で心をわって話し合える仲になってゆく過程がみごとです。そして、表紙に描かれているグラチー。闇の司祭『グラチウス』ではなく、あえてグラチーといわせてもらいます。今までにいっぱい悪いことをしてきた人ですが、なぜか憎めないのは今巻の話を読めばよくわかります。作者栗本薫氏によると、現段階で6合目だそうです。そして、外伝「七人の魔道師」まであと20巻必要だとか。『グインとイシュトヴァーンの子供が対決する後伝』も考えているとのこと。あと何年続くのか、ヤーンのみぞ知るですね。
2005年6月21日に日本でレビュー済み
グインに刺された傷がもとで死の淵を彷徨うイシュト。彼を待つのは怨念にまみれた悲惨な死か、それとも・・・
一方、山を覆い尽くす山火事の炎に焼き尽くされようとしているグインとスカール。いかなる奇跡が彼らを救うことができるのか。
ストーリー展開はかなりご都合主義といえば確かにそうなんですが、「イシュトもこれで少しはダークな世界から抜け出してまっとうな道へと歩きはじめられるのかも・・・」と思えるのはなんだかほっとするような気持ちです。ただ、過去のお話はもうよいので適当に切り上げて話を進めて欲しいです。
一方、炎に巻かれるグインとスカールのやりとりが非常にクサい。なんかこう青春ドラマを見ているような感じです。どんどんおしゃべりになるスカールが気になります。ただ、2人ともかっこいいのは間違いないですが。
更なるストーリー展開のスピードアップを望みます。とはいいつつも、本巻は、新たな展開を感じさせてくれる満足な一冊でした。次の巻こそスピードアップを是非。
一方、山を覆い尽くす山火事の炎に焼き尽くされようとしているグインとスカール。いかなる奇跡が彼らを救うことができるのか。
ストーリー展開はかなりご都合主義といえば確かにそうなんですが、「イシュトもこれで少しはダークな世界から抜け出してまっとうな道へと歩きはじめられるのかも・・・」と思えるのはなんだかほっとするような気持ちです。ただ、過去のお話はもうよいので適当に切り上げて話を進めて欲しいです。
一方、炎に巻かれるグインとスカールのやりとりが非常にクサい。なんかこう青春ドラマを見ているような感じです。どんどんおしゃべりになるスカールが気になります。ただ、2人ともかっこいいのは間違いないですが。
更なるストーリー展開のスピードアップを望みます。とはいいつつも、本巻は、新たな展開を感じさせてくれる満足な一冊でした。次の巻こそスピードアップを是非。
2005年6月17日に日本でレビュー済み
記憶喪失のグインが、今なおルードの森近辺でうろうろしている(!?)この数巻。やっと今巻でストーリーが少し動きます。
100巻を超えて、やっと出会った、グインとスカールですが、グインが記憶喪失のためか、スカールが病癒えていないためか、私たち読者が期待していたような展開が起こっていない前巻からの状態に、イライラしていたのですが、そんな事はどーでもいい!
ずっと、血みどろの道を歩み、精神的にどんどん壊れていっているイシュトヴァーンに、少し希望の明かりが灯ったような気がするこの巻。
○○も、黄泉の国から登場しますし、久々に少し『グインサーガ』の流れを感じることができたような気がします。
それにしても、もう少し、物語の流れを通常の速さに戻して欲しいと願っているのは、私だけでは、ありますまい。
100巻を超えて、やっと出会った、グインとスカールですが、グインが記憶喪失のためか、スカールが病癒えていないためか、私たち読者が期待していたような展開が起こっていない前巻からの状態に、イライラしていたのですが、そんな事はどーでもいい!
ずっと、血みどろの道を歩み、精神的にどんどん壊れていっているイシュトヴァーンに、少し希望の明かりが灯ったような気がするこの巻。
○○も、黄泉の国から登場しますし、久々に少し『グインサーガ』の流れを感じることができたような気がします。
それにしても、もう少し、物語の流れを通常の速さに戻して欲しいと願っているのは、私だけでは、ありますまい。