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星界の断章 <1> (ハヤカワ文庫 JA モ 1-9) 文庫 – 2005/7/8

4.4 5つ星のうち4.4 55個の評価

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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 早川書房 (2005/7/8)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/7/8
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 368ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4150308020
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4150308025
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.6 x 1.5 x 15.2 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 55個の評価

著者について

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森岡 浩之
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カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
5つのうち4.4つ
55グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2005年8月5日に日本でレビュー済み
星5つには、条件がありまして、すでに星界の~シリーズをある程度読んでいて、作品世界を理解し、好意的に見ている人むけです。短編だから読みやすいだろう、と、本シリーズの最初にこの本に手をつける事は勧められません。本シリーズは、アニメ化、ゲーム化されたことや、赤井孝美のかわいいイラストもあって、一般的な認知度は高いと思いますが、もともと、比較的しっかりした設定のSFとして始まりました。(出版社が、ライトノベル系ではなく、ハヤカワ文庫である事も)が、本作は本筋とは離れた、どちらかというと、お遊び系の話が多く入っているので、息抜きに読んでください。PlayStation用のゲーム向けに(おそらく、説明書に掲載されたのでしょうか?)書き下ろされた小品など、お遊びが過ぎて、同人作家の作品では?と、おもってしまう感もありますが、本シリーズのファンには楽しめると思います。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年7月22日に日本でレビュー済み
壮大な世界観を頭に画いたまま読むと、混乱をきたす話と、より深く知る事ができる話が半々。
私は笑ってしまいましたが、これ「星界」の世界として、飲み込んでいいのか、冗談として受け取れば良いのか困惑してます。
同人誌なら、笑っておしまいなのですが、著者ご本人が書かれたものなので・・・
もし、飲み込んでしまえば、本当にアーブはけったいな生き物で、不可思議な文化を構築したものだと、作中の地上人の気持ちが理解できます。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年7月9日に日本でレビュー済み
ゲームやら雑誌やらで掲載されてた物の短編集ですので、見逃してたり、手に入れにくいもの、また、ゲームには興味ないけど読みたい。こういった要望に答えてくれた一冊だと思います。
ちょっと残念なのはゲームの短編収録時には書き下ろしの絵があったのですが、それが省かれた点。
折角だったので、モノクロでいいので収録して欲しかったな~と。
妄想が得意な人向けです。挿絵が全く無いので。その辺私の脳みそは完璧。
森岡さんのオタクな一面が存分に描かれてる…とか思いました。
星界シリーズを呼んだことあるなら間違いなくお勧め。
いろんな理由で☆五つです。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年8月21日に日本でレビュー済み
星界シリーズ初の短編集です。
全12話から構築されてますが、12話「原罪」を除く偶数話が明らかに作品の雰囲気とかけ離れています。
むしろ破壊しかねない勢いです(笑)
評価的には全体平均2.5で切上げ3といったところでしょうか。
各エピソードについて簡単に説明したいと思います。
購入の参考にしてください。なお番号は掲載順です
「1.創生」 アーヴの始祖の誕生と、母都市との決別を描いたエピソード
「2.饗宴」 ジント、コミケ会場(?)にてラフィールと遭遇
「3.蒐集」 始祖の交易の様子を描いたエピソード
「4.哺啜」 若かりし日のサムソンVS突然変異した肉食白菜
「5.君臨」 ぺネージュ大公爵の16歳の誕生日を描いたエピソード
「6.秘蹟」 ジント、ギャルゲー(?)をプレイ
「7.夜想」 ソバーシュの交易の様子を綴ったエピソード
「8.戦慄」 ソバーシュ、オタク(?)に囲まれ『萌え』について考える
「9.誕生」 ドゥビュースとプラキアの蜜月旅行とラフィールの誕生を描いたエピソード。OVA「星界の断章 -誕生-」の原作かノベライス
「10.暴君」 クファデス、姉の同人誌(?)作成を強制される
「11.接触」 アーヴがハイド星系を発見した際のエピソード
「12.原罪」 アーヴが母都市を滅ぼした際の話をラフィールに語るドゥビュース
23人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年7月12日に日本でレビュー済み
いや、出ました。出ないほうにかけていたのですが…
これほど面白い作品を書く人が近年では大変な寡作の人になっているこの現実を受け止めているのが辛くて仕方がありませんでした。
それでもほかの人の新刊を買うよりはゆっくり、じっくりと読み直すことに喜びを見出していましたが。
少しでも内容を書くとネタバレになってしまうのでもうこれ以上中身には立ち入りませんが、星界ファンなら買わなければいけません。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年6月13日に日本でレビュー済み
星界の断章、第一巻です。

この巻は、星界シリーズの外伝、穴埋めの話で構成され
ており、大変、勉強になります。しかし、著者の遊びの
要素が強く、星界シリーズの外伝というよりタイトル通
り断章と捉えて読んだ方が拒否感も喪失感もあまり感じ
ず、楽しんで読めると思いますよ。それに有意義な話が
あるのも確かなので星界ファンにとっては無視できない、
なかったことにできないであろう一冊です。

掲載作品

 『創世』・・・アーヴが作業生体の頃の話で、母都市と
       の決別、葛藤を描いた話。

 『饗宴』・・・帝国で年に2度開かれる饗宴「ソビーク」
       にてジントが思わぬ人に出会う話。

 『蒐集』・・・ヘルー・ネブー星系の宇宙船「マアト・
       カー・ラー」とアーヴの宇宙船「アブリ
       アル」との出会い、交渉話。

 『哺啜』・・・ある若き日のサムソンが、ミッドグラッ
       ド大地で自らが大人になったことを証明
       するために、ある料理を作りにクレンメ
       ン山へ向かう話。

 『君臨』・・・レトパーニュ大公爵ペネージュが大公爵
       公女だった頃、自身の誕生日に母から頂
       いた誕生日プレゼント――課題の話。

 『秘蹟』・・・主計修技館に入学した頃のジントとそこ
       で出会った委員長と呼ばれるアーヴとの
       交友を描いた話。

 『夜想』・・・交易に出ていた頃のソバーシュが、交易
       のために立ち寄ったフェゼール伯国惑星ガ
       ーフェウでの人探し話。

 『戦慄』・・・またソバーシュが中心人物として活躍する話。
       ワローシュ人と呼ばれるひどく厄介な人たち
       が出てきます(笑)

 『誕生』・・・ドゥビュースとレクシュ(プラキア)の蜜月旅行
       で思いがけない出会いを体験し思慮する話。

 『暴君』・・・クファディスが主役の話で今は亡き姉との思
       い出を回想する話、ソビークについても触れます。

 『接触』・・・探査屋によってハイド星系が発見されてしまう話。

 『原罪』・・・ラフィールの修技館入学前の饗宴の日、父ドゥビュ
       ースから「アーヴの原罪」の話を聴く話。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年12月21日に日本でレビュー済み
星界の紋章3冊と、戦記4冊を読んだことを前提に書かれている短編集です。

これら7冊の後に読まないと、何のことだか分からないと思います。

たくさんの時代と世界を題材にしているので、本編に比べて話の作りも雑です。

本編の登場人物の設定を、走り書きで描いた絵コンテのような雑さです。

映画のDVDに初回限定でついてくる特典ディスクに収録されて特典映像のような内容です。

見ても本編ほど面白くないし、見なくても問題ないけれど、マニアなら見るといったところでしょうか。

内容は全て「星界の戦記4巻」以前の話ですので、ストーリーは先に進んでいません。

の本を読まなくても、ストーリーが分からなくなることはありません。

続きが発刊されるまでの暇つぶしですね。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年7月20日に日本でレビュー済み
これまでの短編と書き下ろしをまとめて収録した事は、読み逃した方には朗報といえるかも知れない。
それぞれの短編の文体にはバラつきがあり、本シリーズ自体の歳月を感じさせるが、それはご愛嬌。
問題なのは、この作家が遅筆で本編が一向に進展しない為に、読者の期待がふくらみ、その期待度故に、いわゆる読者サービスに流されてきている点だろう。本編がなかばラブコメと化してしまっている現状は、好みはあるだろうが残念だ。本書の『原罪』に於いても軽快すぎるタッチで書き連ね、過去の作品と比較してもそれが顕著に出てしまっている。
個人的には、そろそろハードな展開に方向修正が必要と思う。
スニーカー文庫ならば別だろうが…。71点。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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