中古品:
¥695 税込
配送料 ¥350 5月26日-27日にお届け(14 時間 16 分以内にご注文の場合)
詳細を見る
コンディション: 中古商品: 良い
コメント: ■通常24時間以内に出荷可能です。■クリーニング済み。■中古品ではございますが、良好なコンディションです。■万が一品質に不備があった場合は返金対応。■防水梱包です。■決済は、クレジットカード、コンビニ決済・ATM・ネットバンキング・Edy払いがご利用可能です。
Kindleアプリのロゴ画像

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません

ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。

携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。

KindleアプリをダウンロードするためのQRコード

何か問題が発生しました。後で再度リクエストしてください。

どーなつ (ハヤカワ文庫 JA Jコレクション) 文庫 – 2005/7/21

4.3 5つ星のうち4.3 23個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 早川書房 (2005/7/21)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/7/21
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 309ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4150308063
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4150308063
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 23個の評価

著者について

著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
北野 勇作
Brief content visible, double tap to read full content.
Full content visible, double tap to read brief content.

1962年生まれ

『昔、火星のあった場所』でデビュー。

SFとか書く。

暗闇で朗読をする。

たまに芝居とかする。

著作

『かめくん』『きつねのつき』『カメリ』

『大怪獣記』『人面町四丁目』

『水から水まで』他

カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ
23グローバルレーティング

この商品をレビュー

他のお客様にも意見を伝えましょう

上位レビュー、対象国: 日本

2005年8月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
相変わらず、読んでいると気持ちがなごんでしまう不思議な文章。
この人の最大の売りはそこでしょうか。
でもそれだけではない事をこの本は証明してます。
読んでいる途中で、これは連作短編集だということに気がつきました。
それぞれの話に微妙な繋がりがあり、次第に物語に舞台となっている世界観に気がつかされます。
もしかしたら、異星人による侵略テーマのSFかなって思います。
曖昧にしか表現できないのは自分が作者の意図にはまった読み方をしているからでしょう。
同じストーリー、アイディアを神林長平が書いたら、ものすごく硬骨な物語になると思います。
そんな想像をしたくなる奥深い物語です。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年8月8日に日本でレビュー済み
短編集のような短編集でないような・・?
最初のお話を読んだときは、星新一さんのショートショート
みたいな感じの本なのかな?と思ったのですが
読み進むにつれて、なんか変だぞこれ?という感じというか
感覚に陥っていきます。
あれ?あ、そうか、いや・・・でも?うーん?と口に出しながら
読みました(笑)
アメフラシが作品の中のイメージのひとつに使われていますが
まるで作品全体がアメフラシのようにぐにゃぐにゃと形がくずれていて
でもアメフラシという存在としてきちんとあるみたいな。
読んでるうちに、自分が存在する現実の感覚までぐにゃぐゃしてくるような・・・
そんな面白い感覚が味わえた本です。お勧めです♪
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年10月4日に日本でレビュー済み
文章は端的。
なおかつ感情を冗長する要素をもたない。
揺さぶられるのは心ではなくあたま。そのためか郷愁とは違う風景。

記録と記憶、目に見えるもの見えないもの。自分のもの他人のもの誰かのもの。
スタンダードでもアンダーグラウンドでもない奇怪な作品。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年7月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
短編連作です。よくわからないままの戦争、曖昧な記憶、アイデンティティー、「ここはどこで自分は、彼は何者か?」。内容はハードなのにどこかのほほんとした語り口で語られる北野勇作さんらしい物語。日常を日常として受け入れながらも孤独感と寂寥感を感じている「おれ」の物語に切なさとどこか郷愁を感じる。自分にある「記憶」が北野さんの描く世界にも漂っているかのよう。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年12月14日に日本でレビュー済み
 40台の中年SFファンです。著者の本は「どーなつ」が初めて。
 逃げていく「脳」や、夜中に勝手に動く「電気熊」、あるいは「海馬」という名の男など、魅力的なエレメンツがちりばめられいるが、手からすり抜けていくような世界観を感じた。
 作中アメフラシが、重要な役回りで登場していたが、中年の私には、物語自体つかみ所が無く、アメフラシのような肌触りの一冊でした。
 坂本 康宏の「シン・マシン」にも同じような感想を抱いたのだけれども、濃密な物語性で読者を引き込む手法は取らず、小説の特異な舞台や道具・アイディアをつなぎ合わせて引き込むタイプの作家なのかな。
 この脱力感って中年には少し味付けが薄いなぁ・・・
 北野さんごめんね。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年8月3日に日本でレビュー済み
何かがぽっかりと欠けているが、補完への渇望や焦燥感は無い。いや無いというよりは、それすらぼやけているのか。考えてみれば思い出ってそういうものだ。
つまり、雨の向こう側に垣間見える思い出についての物語と言える。
ぼんやり美しい。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2002年5月30日に日本でレビュー済み
半径五キロメートルのドーム状の物体『爆心地』。
外部から内部を観測することはできず、内部に入った者は記憶を改変されてしまう。
さらに、人工知熊という作業機械。電機熊の腹に入り、神経を接続して操縦する。 この時、前に乗っていた他人の記憶が移入してしまう。
さらには、逃げ出す脳がでてくる。実は人間そっくりの異星人がいる。生体コンピュータに改造されたアメフラシが出てくる。
と、記憶や人格が曖昧になるギミック満載。
これがP・Kディックや神林長平なら、本当の自分や本当の世界を求めて四苦八苦し、その中で現実だと思っていた悪夢の幻想が崩壊し、さらなる悪夢へと進んでいくだろう。
だが、この「どーなつ」に出てくる登場人物たちは、突き進まない。行動がのほほーんというか、もはやパーソナリティまでのほほーんとしている。 ノスタルジックな世界の中で、曖昧な自己を 曖昧なまま受け入れている。 本当の自分など探さないで癒される奇妙な味の傑作。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年10月7日に日本でレビュー済み
ハヤカワ文庫JA『100文字SF』読んだ流れで。
発表から20余年、
今の北野センセイなら100文字で語りつくせるかも・・・?