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レフト・アローン (ハヤカワ文庫 JA フ 2-3) 文庫 – 2006/2/1
- 本の長さ347ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2006/2/1
- ISBN-104150308381
- ISBN-13978-4150308384
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2006/2/1)
- 発売日 : 2006/2/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 347ページ
- ISBN-10 : 4150308381
- ISBN-13 : 978-4150308384
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,162,177位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1962年、東京都生まれ。埼玉県在住。米メリーランド大学海洋・河口部環境科学専攻修士課程修了。科学雑誌の編集者や記者、映像ソフトのプロデューサー などをするかたわら小説を書き、1999年に『クリスタルサイレンス』(朝日ソノラマ)でデビュー。早川書房「ベストSF1999」国内篇1位となる。現 在はフリーランスの立場で小説のほか科学関係の記事やノンフィクションなどを執筆している。家族は妻と息子およびリクガメ1匹。
スキュー バダイビングを始めたことがきっかけで海にのめりこみ、会社を休職して3年間もアメリカの大学院に留学。東海岸のチェサピーク湾で大学の研究船や漁船に乗 り、網やドレッジで魚や蟹、貝などを獲る日々を送った。それらの獲物はもちろん研究材料だったが、貧乏な留学生の貴重な食糧源にもなった。修論はブルーク ラブという蟹(ガザミの一種)の生態に関する研究である。ブルークラブは「ソフトシェルクラブ」として、日本でも食べられるところは多い。
結 局、研究者の道へは進まずに復職し、真面目な勤め人生活を10年近く続けた後で脱サラした。金はなくなったが時間はできたので、機会をとらえては海洋研究 開発機構の様々な研究船に乗せていただいた。このうち海洋地球研究船「みらい」では1カ月近くも南極海を航海し、また有人潜水調査船「しんかい6500」 では水深1,500mの海底カルデラに潜航した。また広島大学の練習・調査船「豊潮丸」にも何度か同乗させていただいた。これらの体験は『深海のパイロッ ト』『ハイドゥナン』『鯨の王』『深海大戦』『辺境生物探訪記』といった作品に生かされている。今後も海を舞台にしたSFや冒険小説、歴史小説、ノンフィ クションなどを書いていきたいと考えている。
海以外では宇宙や生命科学、脳科学、民俗学などに強い興味を持っている。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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読み進め易かったです。
5つの短編集ですが、どれも面白かったので一番が選べません。
特に「コスモノーティス」は、アフターザ・マンを小説化したような話でとても興味深かったです。
SFというとどうしても敷居が高いというか前提となる知識が必要な話が多かったり
(悪いことでは決してないですが)専門的な話すぎてよくわからなくなることが多いですが
藤崎慎吾さんはわかりやすく、でもSF的な知的な部分は損なわない書き方でとても良かったです。
私的には、この著者デヴュー作たる『クリスタル・サイレンス』より、歯切れがよく、「今にも手が届きそうな未来」を感じさせてくれるいずれも胸躍る短篇集であった。
「星窪」でモチーフの一つとなった異色の日本画家・田中一村の「アダンの実」を、私も回顧展で息をのんで観た。「ハイドゥナン」の表紙の意味がわかってうれしい。
表題作は著者の出世作『クリスタルサイレンス』の前日談である戦闘SF&ラブストーリィ。他の4作は、どれも趣きは異なるが純然たるハードSF。「猫の天使」は近未来猫ハードSF。「星に願いを ピノキオ2076」も『クリスタルサイレンス』後日談。「コスモノーティス」は遠未来ポストヒューマン系宇宙SF。「星窪」は『ハイドゥナン』関連の書き下ろし。著者の幅広いSF的思考が伺える傑作中篇集。