※ネタバレ含みます
もし人類が仮想空間で生きることができることができるのならば、それはきっと素晴らしいことに違いない
その世界の中で生まれた2世、3世はどうなるだろう
仮想空間を構築するシステムに関連した内外から過去現在未来から様々な登場人物の物語が紡がれる
一つのものを多くの視点から見ることで、人間の意識に対する理解が深まっていくだろう
デジタルネイティブ世代と接していると自分たち世代との価値観の違いに驚くこともあるが、おそらくこの作品中に出てくる考えは間違いなく通用する
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小指の先の天使 (ハヤカワ文庫 JA カ 3-34) 文庫 – 2006/3/1
神林 長平
(著)
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- 本の長さ300ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2006/3/1
- ISBN-104150308411
- ISBN-13978-4150308414
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2006/3/1)
- 発売日 : 2006/3/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 300ページ
- ISBN-10 : 4150308411
- ISBN-13 : 978-4150308414
- Amazon 売れ筋ランキング: - 786,816位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1953年新潟県生まれ。1979年、第5回ハヤカワ・SFコンテスト佳作入選作『狐と踊れ』で作家デビュー。
第1長篇『あなたの魂に安らぎあれ』以来、独自の世界観をもとに「言葉」「機械」などのテーマを重層的に絡みあわせた作品を多数発表、SFファンの圧倒的な支持を受けている。『敵は海賊・海賊版』、『グッドラック 戦闘妖精・雪風』などの長短篇で、星雲賞を数多く受賞(以上、早川書房刊)。1995年、『言壺』で第16回日本SF大賞を受賞した。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年5月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
登場人物や物語が、1話ごとに違う短編集。神林作品へは『戦闘妖精・雪風』から入りましたが、短編もまた味があってよかったです。
2021年6月19日に日本でレビュー済み
「連作集」とはいえ、内容が連続しているのは数編のみ。全六編のうち、何と言っても素晴らしいのは「意識は蒸発する」だろう。身体はそのままに、人間の意識を仮想世界へと送り込んだとして――その状態は、VR技術によって五感すべてを再現するということとそれほど違いはないため、必ずしも遠い未来の話ではない――その人の「死」とは、どのようなものであるのだろうか、ということに対する物語的な思考である上に、結末のイメージが鮮やかだからだ。その他読み応えのある短編が並ぶ――のだが、一番の収穫は桜庭一樹による解説である。正直に言うならば、「解説」こそが最も面白い。ただ単に物語のあらすじをなぞって終わり、というおよそ無内容な解説の対極に立つ名作。
2017年5月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分は神林氏の作品に関しては『完璧な涙』か『膚(はだえ)の下』が最高傑作だと思っていましたが、本作もその候補の一つに挙げたくなりました。短編集にもかかわらずテーマと世界観が統一されていて、それでいて「優しい」。自分好みの作品です。
2006年7月10日に日本でレビュー済み
仮想空間で死んだ人間の魂はどこへ行くのか、という煽り文句に惹かれて読んだ。しかし、問題提起の箇所もどういう解答を示しているのかもわからなかった。
面白いは面白い短編集だが、神林長平の作品の半数を占める「私にはよくわからない作品」のリストに加えてしまった。
面白いは面白い短編集だが、神林長平の作品の半数を占める「私にはよくわからない作品」のリストに加えてしまった。
2006年3月11日に日本でレビュー済み
本書は、2003年2月に同じ早川書房より上梓された短編集、四六判ハードカバー本の文庫化である。
文庫化に際して、新たな短篇や大きな加筆修正などは加えられていないようだ。
作者の神林長平は、短編よりも、どちらかといえば、連作長編や普通の長篇の印象の方が強いかもしれない。本書は連作ではないものの、全体になんとなく統一感のある、コンセプト・アルバムのような短編集。執筆順とは異なる配列や、書き下ろし作品「意識は蒸発する」が効いている。ある意味、もっとも神林らしい短編集といえるだろう。
ハードカバー版をお持ちでない神林長平ファンには、文句なしにお勧めできる。
ちなみに、解説は桜庭一樹。最近、ライトノベル以外にも進出している気鋭の作家だが、あちこちで神林ファンであることを公言している人だけに、熱く語っている。桜庭一樹ファンは、解説だけでも立ち読みでいいから目を通しておいた方がよいと思う。
文庫化に際して、新たな短篇や大きな加筆修正などは加えられていないようだ。
作者の神林長平は、短編よりも、どちらかといえば、連作長編や普通の長篇の印象の方が強いかもしれない。本書は連作ではないものの、全体になんとなく統一感のある、コンセプト・アルバムのような短編集。執筆順とは異なる配列や、書き下ろし作品「意識は蒸発する」が効いている。ある意味、もっとも神林らしい短編集といえるだろう。
ハードカバー版をお持ちでない神林長平ファンには、文句なしにお勧めできる。
ちなみに、解説は桜庭一樹。最近、ライトノベル以外にも進出している気鋭の作家だが、あちこちで神林ファンであることを公言している人だけに、熱く語っている。桜庭一樹ファンは、解説だけでも立ち読みでいいから目を通しておいた方がよいと思う。
2007年8月4日に日本でレビュー済み
この本は、今の所(2007年8月1日)自分内での神林長平作品のベストだと言えるものだ。
執筆時期が隔たっている為だろうか、作家・神林長平の幾つもの面が見える短編集だ。世界観の様なものはあるが、各短編はかなりバラバラな印象を受ける。だが、それが結果として他の作品にはない独特な空気を作っている。その初期から円熟期まで、幾つもの「神林長平」が燦然と輝いているようだ。一冊の本とは思えない程、内容が濃い。
いわゆるSFが苦手でも大丈夫。この作品集はハードSF的な読み難さは全く無く、しかし内容的には日本SFの到達点の一つである神林長平イズムを存分に堪能出来る。
SFか、神林長平か、短編小説か、この内の一つが好きな人なら、この本は誰にでもお勧め出来るだろう。ゆっくり味わって欲しい。
執筆時期が隔たっている為だろうか、作家・神林長平の幾つもの面が見える短編集だ。世界観の様なものはあるが、各短編はかなりバラバラな印象を受ける。だが、それが結果として他の作品にはない独特な空気を作っている。その初期から円熟期まで、幾つもの「神林長平」が燦然と輝いているようだ。一冊の本とは思えない程、内容が濃い。
いわゆるSFが苦手でも大丈夫。この作品集はハードSF的な読み難さは全く無く、しかし内容的には日本SFの到達点の一つである神林長平イズムを存分に堪能出来る。
SFか、神林長平か、短編小説か、この内の一つが好きな人なら、この本は誰にでもお勧め出来るだろう。ゆっくり味わって欲しい。
2016年2月4日に日本でレビュー済み
「魂の駆動体」はHIタンクという仮想世界の中へと人々が去っていった後の未来の話ですが、
本書も、HIタンクのような仮想世界に人間の一部が引っ越した後のもう一つの未来を描いています。
「魂の駆動体」より、仮想世界とそれを収容するシステムのリアリティが高めです。
現実世界にメンテナンス機構があったり、破たんしたシステムがあったりします。
HIタンクのような仮想世界を内包するシステムを、完全無欠で未来永劫安定して存在し続けるシステムとはしていません。
肉体を捨てた人間が仮想世界において、どういう形態をとるかについても、面白い設定がされています。
そして仮想世界も、無限の人口(意識)を収容しきれないという課題を提示してもいます。
こうした仮想世界の有様が、物語を読むにつれ、リアルに浮かび上がってきます。
物語は、淡々とした展開なのですが、読むにつれ世界が広がり、未来世界がよりリアルになっていきます。
全話とも面白く読めました
本書も、HIタンクのような仮想世界に人間の一部が引っ越した後のもう一つの未来を描いています。
「魂の駆動体」より、仮想世界とそれを収容するシステムのリアリティが高めです。
現実世界にメンテナンス機構があったり、破たんしたシステムがあったりします。
HIタンクのような仮想世界を内包するシステムを、完全無欠で未来永劫安定して存在し続けるシステムとはしていません。
肉体を捨てた人間が仮想世界において、どういう形態をとるかについても、面白い設定がされています。
そして仮想世界も、無限の人口(意識)を収容しきれないという課題を提示してもいます。
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物語は、淡々とした展開なのですが、読むにつれ世界が広がり、未来世界がよりリアルになっていきます。
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